表現するということ、仲間とつくるということ ―運動会練習・音楽発表会練習(9月24日(火))―

いよいよ実りの秋。運動会や音楽発表会の練習を毎日積み重ねています。

今年も1年生から6年生まで全員が一輪車に乗れます。昼休みや朝の全校運動で、遊びながらも、一輪車に親しんできたからでしょうか。5月に転入してきた6年生も、転びながらも何度も挑戦しているので、うまくなってきました。例年よりも難度を上げた集団演技に挑戦中です。

難易度が上がっているので、うまくいかないことも起こります。しかし、6年生を中心に、「もっと早くこいでみて」「まだ、〇〇君が追いついていないから、慌てないで」と全体を見ながら声がかかります。

こぐスピードが違っていて、一緒になるところで追いつかなくても、その場で止まって待っている姿もあります。また、休み時間に自分たちで練習を重ねる姿があります。表現を一緒につくることが当たり前に、子どもたちの中で受け継がれていく。こうして「ともにつくる」ことを子どもたちは、自ら学んでいくのですね。

<休み時間や放課後も自分たちで>

同時進行で、音楽発表会の練習も始まっています。本年度は伴奏をできる職員がおらず、外部の方に依頼しました。先日初めてご来校いただき、実際に伴奏を弾いていただき、練習しました。「やっぱり本物の音はいいなあ」と6年生。すばらしい伴奏にのって、のびのび歌ったり演奏したりすることができました。いい表情です。「大きい声でいいですね。本番が楽しみです」と伴奏の方にも励ましていただきました。積み重ねた音を、おうちの方、地域の方、そして下伊那郡の小学生にも伝えられたらと思います。

大切にしたい「和合ならでは」 ―クラブ活動(川上り)(8月27日(火))、学校公開・PTA作業(9月7日(土))― 

ここ和合ならではの行事や出来事です。

クラブ活動では、学校の前を流れる和知野川を、川下から川上に向かって歩いて行きました。子どもたちにとっては、よく遊ぶ川ですが、実際に川上りをしたのはあまりないのではないでしょうか。

<川の周りの木や石を越えながら川上へ>

 

<川へダイブ!>

子どもたちも何度か行っているので、どこが危ないのか、どこが遊ぶのに適しているのかを感じ取っています。そして、全員分のライフジャケットがある幸せ。思い切って川へジャンプ。和合だからこそ、言葉ではない、自然が子どもたちの体をひらいていくことを感じられるのだと思います。

また、学校公開の授業参観日では、地域の方が子どもに寄り添って一緒に授業をしている場面に出会いました。子どもたちも地域の方もそれが自然なんですね。

そして、PTA作業も学校に子どもがいなくても、みんながPTA。たくさんの地域の方が、子どもたちと作業をしてくださいました。それがこの学校、この子たちの自然なんですね。その自然な感じが「和合ならでは」だと感じています。大切にそして甘え過ぎずにしていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

自分たちで考え、自分たちで行う ―鈴ヶ沢なすの収穫とその後・防災訓練―

(1)伝統野菜 鈴ヶ沢なすの収穫とその後(8月29日(木)、9月2日(月))

以前に定植させていただいた、鈴ヶ沢なすの収穫に、1~4年生が行ってきました。

畑に入ってびっくり、とにかく大きい。種や苗を大事に育て、作り続けてきた伝統の野菜です。和合元気なむらづくり協議会の方に、出荷できる長さや重さ、形状を教わり、いよいよ収穫です。まずは自分の植えた苗から。そして、だんだん広げていきました。

収穫したなすを集めて、阿南町の給食に出していただけるように並べたり、実際に道の駅などで販売できるような袋詰めにさせていただいたりしました。

「大きくてびっくり」「表面がつるつるしていた」「60年も前からできているんだ」とたくさんの感動をいただきました。いつも支えていただき、ご指導いただいた協議会の方に感謝です。

子どもたちは、さらに、夏休み明けにテレビ放映された鈴ヶ沢在住のおばあちゃんが、火にこのなすを入れて焼き、おいしそうに食べるのを見て、自分たちもやってみたいと考えました。

月曜日に、和合元気なむらづくり協議会の方も来てくださり、自分たちで火をたいて、焼きなすに挑戦です。

焼けたのを切ってみると・・・。「とろとろだあ」「焼き芋みたいだ」と声があがりました。しょうゆや塩をつけて食べていると、5、6年生もやってきて、いつの間にやら全校試食会です。みんなで味わっていただきました。子どもたちは、「なすが焼けていくごとに柔らかくなった」「種が1000個くらいあって驚いた」「焼き芋みたいなにおいがした」と感想を

書いていました。さらに、「違う食べ方したいな」「フライをやってみたい」「どのくらい焼くのがおいしいのかな」など疑問がいっぱいです。どんどん自分たちで考えて、やってみる活動が広がってきそうです。

 

(2)防災訓練(9月2日(月))

9月1日の防災の日に合わせて、本校でも防災訓練です。震度5強の地震が休み時間に来て、自分たちで放送を聞いて避難するところから始まりました。

無事全員が素早く避難した後に、阿南消防署の方のご指導のもと、消火器を使った消火訓練を全員体験させていただきました。

訓練も無事終了したその後でした。子どもたちが、体育館や廊下などで「消火器はどこ?」と自分たちで点検し出しました。今までは先生が「確認するよ」と言って行っていたのですが、いくつかの場所に子どもたちが自分で行って「あ、ここの下にある」など確認をしていました。自分事として、自分が確かめようとするその姿が、とてもうれしい訓練でした。