<みんなが集まるのがいいな>―念仏踊りの練習(7月16日(木))―

今年も和合の念仏踊りの時期がやってきました。今年はコロナウィルス感染防止の観点から、和合地域の人々だけで行うことになりました。「みんなが集まってくるのが楽しみ」(4年生)と言っていた子どもたちにとっては、ほんの少しだけさみしい部分もあるかなと思いますが、それでも江戸時代頃(諸説あり)から行われ、ずっと続いてきた念仏踊りに参加することは、子どもたちにとっては当たり前のことのようです。

毎年、念仏踊りに関するお話を地域の方からいただいています。今年は仕度や食べ物、お盆に飾るナスやキュウリの馬の意味についてのお話をいただきました。本当に毎年毎年繰り返して行うことの大切さを感じます。

<たいこがどのようにできているか教えてくださいました>

その後は、実際に横笛で、「ひっちきびょうし」という曲をみんなで実際に吹いてみました。初めて吹く子もいて、全員が音を出すところまではできましたが、曲となると、くり返しやっている5、6年生は当たり前のように吹ける感じでした。さすがです。

<こうやって吹けば、音が出るよ>

<地域の方に教わったり、地域の方とともに演奏してみたりしました>

<お互いに教え合いながら>

<最後はみんなで一緒に>

また、実際に太鼓を叩いて踊ってみたり、「ひっちき」という人と人が激しくぶつかる踊りもさせていただいたりしました。初めての経験で、戸惑っていましたが、「緊張した」(4年生)と言いながらも、体験してみました。

また、踊りの後に行われる盆踊りもみんなでやってみました。

子どもたちは、「毎年やって、毎年忘れちゃうけど、またここで思い出してのくり返しだけど、覚えてみたい」(4年生)などと話していました。実は、この練習前に、全校道徳で、教頭先生が「祭りダイコ」という道徳の資料を取り上げて、授業をして下さっていました。

その時に「花もち(大きな花をつけた棒)をやるのは、すごく大きいし重いので、ずっと立っていていやだけど、でもそれを歩いて持って回ったり、参加すると名前が載ったりするのがいい」(2年生)、「ひっちきとか太鼓をしている高校生は、本気で熱い」(4年生)などと、祭りへのあこがれや楽しみを話していたのです。こういったあこがれや楽しみを大切にみんなで、「また思い出して」自然につなげていく・・・それがもしかしたら、念仏踊りをつなげていく、そして地域にいるよさなのかもしれません。

<地域の方々に支えられて>ー田の草取り、七夕集会、水泳学習開始ー

1 田の草取り(6月29日(月))

今年は、梅雨に入って連日の雨。予定していた日をずらして、梅雨の晴れ間に田の草取りです。地域の方と日程が合わず、今回は自分たちで草取りをしました。何度も繰り返しているので、自分たちで進めていきます。

しかし、すべてが自分たちでできているわけではありません。草取りしやすいように、空いている日に田んぼの先生が畦の草刈りをして下さってありました。そういう見えない部分を感じ、「地域の方々に支えていただいている」ことを実感することも大事だなと感じています。

<飯田の短大の方も取材に来てくれました>

<自分たちで草を残さぬよう>

<八反取りも自分たちで使いこなして>

<やっぱりイモリはかまいたいよね>

<きれいになりました>

<「自分たちで全部できた」(2年生)>

また、これだけ続けてきた子どもたちですので、前にも言いましたが、もっと大きな田んぼにチャレンジしてもいいのかなとも思います。そのことで地域の方とのさらに深い関わりが起きてくる気がします。

 

2 七夕集会(7月7日(火))

例年なら、地域の方に笹をいただいてきて、七夕飾りをつくるのですが、大雨でかなり危険だったので、みんなで工夫して、昇降口に飾りを作りました。

集会ではみんなで七夕の歌を大きな声で歌ったり、「かさなりおに」(ハンカチ落としを鬼ごっこ形式で)と「あっちいけほい」(体育館にあるものを陣地に入れて得点を競う)の2つのゲームをしたりしました。2つのゲームとも、とにかくみんなが楽しめて、大人もかなりの体力を使うゲームでしたが、本気になって思い切りみんなでやって、笑顔になっている姿が印象的でした。「みんなが本気になってやっていたから、すごく楽しい集会になった」(4年生)の言葉通りの集会でした。5・6年生企画推進ありがとう。

<笹がなくてもみんなで工夫した七夕飾り>

<みんなで七夕の歌>

<みんなで本気になってゲーム>

<5・6年生が一生懸命運営してくれました>

<みんなで感想を交わし合いました>

 

3 B&Gでのプール泳ぎ初め(7月7日(火))

大雨で大変な中で、町で密を避けるために、極小規模の本校にマイクロを出して下さったり、プールの準備をしてくださったりして、本日の泳ぎ初めを迎えることができました。

「見えない所で、支えて下さる方がいることをいつも頭に置いて、安全で楽しく水泳をしてほしい。このことは学校の授業でもどんな仕事でも同じです」という校長の話を聞いたり、みんなでプールに安全を誓いながら「お願いします」の挨拶をしたりしてから、泳ぎ初めをしました。

<一人ひとりの目標>

<みんなで安全を確認しながら>

<ひやー 冷たーい>

今日はまだまだ水温も冷たかったのですが、さっそく自分の目標に向かって練習を始めました。

<プールサイドでフォーム確認>

<手でかく数へったよ>

「平泳ぎをきれいにしたい」と目標を持った4年生は、ゆっくり伸びを意識し、ストローク数を減らせるように数えながら早速泳ぎ込みをしました。「25mをクロールで泳げるようになりたい」と考えた2年生は、先生と基本をくり返し練習しました。最後にはお楽しみの時間を設け、思い切り楽しみました。

<やっぱり水泳って楽しいな>

いよいよみんなで安全に最大限配慮しつつ、地域の方の支えを大事に、自分の目標に向かってがんばる夏が来ました。