<「目標達成できた」「みんなで一緒に」>

―水泳まとめの会(8月25日(火))―

コロナ禍の中でも、町の方々のお支えをいただき、本年度のプール学習もいつもの通りに「まとめの会」を行うことができました。

一人ひとりが最初に立てた目標をもとにエントリー種目を決め、自分で挑戦していきました。時間の関係で友だちの泳ぎを全員で見て応援することは難しかったのですが、来てくださった保護者の方、そして先生方で応援をしつつ、目標達成のために頑張ることができました。終わった後も「目標達成できた」(5年生)と話していました。これが一番ですね。

全員が一斉スタートだったのですが、時間をかけ最後まで泳ぎ切ろうとした2年生、3年生に、プールの向こうの端から誰とはなしに「頑張れ〇〇君」「〇〇さんもう少し」という仲間の大きな声が聞こえてきました。一緒に泳いでも心がつながっている和合の子どもたちの温かさを感じざるを得ませんでした。

<目標を伝える>

<みんなで一斉にスタート>

<目標に向かって>

また、まとめの会の時に、校長が、「コロナが流行している中で、このプールの方がみなさんの見えない所だけど、どんなことをしてくださったか考えられますか」と聞いた時に、本当にたくさんの「目には見えない」プールの職員の方々の姿を語ってくれました。「見えないものを見ようとしている」子どもたちの姿にも心が温かくなりました。最後にプールから出るときに、お礼をしましょうと言わなくても、子どもたちが職員の方々に話す言葉に感謝の気持ちが伝わっていた気がするのは、気のせいでしょうか。

<支えてくだった方々の見えない姿を考えてみる>

 

―4年生主催のなかよし集会(8月28日(金))―

4年生がなかよし集会を企画してくれました。「お祭りの縁日をイメージしたんだ」(4年生)と話してくれたその内容は、一人ひとりが出店のように「ヨーヨーつり」「射的」「スリッパ飛ばし」の3つのブースを作って、全校の仲間・先生がまわるという企画でした。

説明・運営する方も楽しそうに説明してくれて、みんなも楽しみになりスタートしました。

<楽しそうに説明>

<ヨーヨーつり>

<射的>

<スリッパ飛ばし 先生も夢中になって>

<思い切りみんなが楽しめる企画をありがとう>

子どもたちは、「お祭りみたいで、思い切りみんなが楽しめる企画を本当にありがとう」(6年生)「本当の縁日みたいで楽しかった」(5年生)などと話していました。

私たち大人も「あー昔やったな」という気持ちになりました。和合夏祭りのように、みんなが集まってやることがなかなかできないこの頃ですが、「もっといろんな所で、いろんな人向けにやったら楽しいだろうな」とつぶやいたら、「あ、それいいね」(4年生)と嬉しそうに話している4年生の笑顔がとても印象的でした。

<4年生への感謝の言葉をみんなで書きました>

 

<みんなで自然を味わって>―川遊び(8月20日(木))―

コロナウィルス感染防止や1学期の長雨でまったくできないでいた、和知野川での川遊びが、ようやく実現しました。青いエメラルドのような水に、思い切ってからだを解放し、浸りきって遊びました。ライフジャケットを着ていたので、川でぷかぷかする心地よさに浸ったり、高いところからジャンプしたり、大量に水をかけ合ったりと夢中で遊びました。そのあと「あの石の上でばたって寝たいな(休憩したいな)」(4年生)石の上に行き、つられるように、他の子どもたちも動いていきました。興味もあったでしょう、また、あれだけ夢中になった水遊びを自らいったん止めて動いた子どもいました。こちらは「休憩」とも何も言わなかったのですが・・・。

石の上に座ったり寝転んだりして、日光の暖かさを吸収した石の温もりを気持ちよさそうにみんなが感じていました。子どもたちは、学校のこと、夏休みのことなどを温かい石の上で語り出しました。石の温かさが子どもたちの心を開いたのではないかなと感じました。かなりの時間石の上で過ごした後、そろそろかなと思い、「さあ、じゃあ戻ろうか」と言いましたが、「え?どうしてどうして」と何度も聞く子がいました。「うーんそろそろ時間なんだけどさ」と話すと、石の下に降りて、おたまじゃくしがかなりいた所でひとしきりふれて遊びました。その後、すーっと始めの集合場所にいきました。

私たちの言う「そろそろ時間なんだけど」は子どもたちにとって「そろそろの時間」ではなかったのだなと思いました。おたまじゃくしのあとの時間が「そろそろ時間」だったのですね。思い切りからだを開いて遊び活動した子どもたちは、自分たちで浸りこみきってその幕も閉じていくのですね。この和合の自然の中で、私たち大人も思いきりからだを開いて遊び活動して、子どもたちとともに浸りこみきって「私が楽しい」と思う時間を共にすごし、子どもたちが自ら閉じる幕を一緒に感じること・・・こういうことが和合だからこそできるのではないかと思いました。

<「自分から」「友だちに呼びかけて」「もっと難しいことを」>―2学期始業式(8月19日(水))―

長い梅雨が終わったとたんに、猛暑の夏休みでした。2学期の始業式を行い、87日間の2学期のスタートを切りました。子どもたちの目標の中に多かったのは、「時間を意識して自分で考えて行動し、自分だけでなく友だちにも呼びかけていきたい」(4年生)、「もっと一輪車など高い技術のものを学びたい」(4年生)、「自主学習をして、自分の苦手なことに自分で取り組む」(5年生)など、自ら取り組んだり、それを友だちに広げたりすることでした。今までの「〇〇ができなかったのでがんばりたい」などの目標に加え、そのために何を大事なのかを考え出しているなと思いました。校長の話では、今のように「自分たちが」とか「よびかけて」ということがとても大事であること、「人は変わることができる」ということを話しました。全員の目標を書いて、2学期末に達成した所を色替えしていくことにしました。こつこつと努力をしていってほしいと願っっています。

<目標を校長室前に掲示して、自分でできたと思った目標を色替えしていきます>

<休校とか乗り越えてやりこなした>―1学期終業式(7月31日(金))―

長い梅雨の雨が明け、1学期の終業式を迎えました。子どもたちは、「自分で音読の声を変えて読むことができた」(2年生)、「児童集会でみんなが自分たちの説明したゲームを楽しんでくれてうれしかった。自分も分かりやすい説明ができた」(3年生)、「『毎日丁寧な言葉遣いをする』『分からない言葉は自分で辞書などで調べる』『連絡帳を習った漢字を使って書く』ことを毎日意識した」(4年生)「嬉しいこといっぱいの1学期だった。特に他の学校に友だちができたり、自分のクラスに新しい友だちが来てくれたりしたことが本当に嬉しかった」(4年生)、「『忘れ物をしない』とか『身体を動かす』とか『自主学習する』って目標を立てたのに、どれも忘れてしまっていた。でも、意識して整理整頓をしたり、難しい本を1日15分くらい毎日読んだりすることができた」(5年生)など自分の姿をじっくりふり返って、成長や課題を見いだしていました。

また、5年生は、最後に「休校とか多かったけど、それを乗り越えてやるべきことをやりこなせた」(5年生)と話してくれました。できないことはいっぱいあったとは思いますが、こうやって、当たり前の毎日のくらしや授業を充実させていこうとする気持ちが感じられた終業式でした。

<休み前には、みんなでじゃがいもの収穫をしました>

<2、3年生は自分たちでお楽しみ会をしました>

<一人ひとりが1学期をふり返りました>

<距離を取ってマスク越しに校歌を歌いました>

18日間の短い休みです。また、2学期もすぐにやってきます。休みもそして2学期も自分の目標を決め、目標達成のために何をするか決め、実行し、ふり返って伸びたことや課題を見つけて、また目標を立てながら、深まる。(難しく言うとPDCAでしょうか)そんな毎日になったらいいなと学校長より話をしました。平凡な毎日ほど、工夫し鍛える。私たち職員、子どもたちとそんな毎日を過ごしていきたいと思っています。