地域の方とともに、季節を味わう ―クリスマスツリーの飾り付けとやすづくり―

(1)クリスマスツリーの飾り付け(12月9日(月)~)

今年も、昨年度まで用務員だった方に、大きなもみの木を山から切り出していただき、その先端をツリーとしていただくことができました。高学年も子どもたちも、木炭にする木を取りに行くついでに立ち会いました。「これが先端?」とみんながびっくりするほど大きな大きなもみの木です。本物を味わえるなんてなんて素敵でしょう。いつも、こうやって陰に陽に心をかけてくださる方がいて、私たちはクリスマスを味わえることを実感しました。この木に、子どもたちが、学校にある飾り物で、どんどん自分たちのクリスマスツリーにしていきました。

思わずサンタさんも振り返るような、立派なツリーになりました。さあ、もうすぐクリスマスです。

<地域の方に「ありがとうございました」>

<立派なもみの木>

(2)やすづくり(12月19日(木))

子どもたちが、正月飾りの意味を見直しながら飾りを作っていく「やすづくり」。今年も2名の地域の方をお迎えして、全校児童と職員で教えていただきました。また、保護者の方からわらをいただいたり、本年度講師に来ることができなかった方から素晴らしい松をいただいたりしました。

まず、講師の方から「やす」は山から降りてきた年神様にごちそうを供える器であることや、この地域でつくる正月料理(もちの種類、年取りの料理)などを教わりました。どんな魚を食べるか一つとっても、この地域と全く違っている地域のあることも教わりました。この日の前には、別の地域の方に本の読み聞かせで、正月料理を扱っていただいていて、子どもたちの間で、何をどう入れるかで、自分の保護者の郷里との違いなどがたくさん話題になっていました。

その後、「やす」と「しめ縄」を作りました。昨年初めてやすをつくった子どもたちも、もう手慣れたものです。中には5個の「やす」を作ってしまう6年生や、小さく締まった「やす」やしめ縄に挑戦する5年生もいました。講師の先生とともにつくっている子どもの姿がたくさん見られました。

<手慣れたものです>

<お互いに教え合いながら>

<講師の先生と一緒に>

<ALTの先生も一緒に>

<できたよ>

<いよいよお正月>

子どもたちは、1~2本ずつできあがった松飾りを持ち帰り、玄関に飾ることになりました。子どもたちが正月の伝統行事を、家族の一員として行っていることがたくさん感じられる瞬間でした。学校の玄関にも職員が松飾りを作り、いよいよ年神様が降りてきて、和合小にもお正月がせまってきました。