<もう一度見直す。新しく出会う> ―登校指導、英語専科の先生との出会い(4月7日(火))避難訓練(4月9日(木))―

(1)登校指導、避難訓練

本校は落石等が多く、道も狭かったり、災害が起きても緊急車両の到着に時間がかかったりする地域にあります。毎年のことですが、毎年のことだからこそ、くり返し安全について学び、自分たちで危機を回避する必要があります。

そこで、登校指導や避難訓練も、自分で危険を避けることが学べるように、くり返しくり返し行っています。

登校指導では、右左でなく、常に山側を歩くことはもう子どもたちも分かっています。それに加えて「ヘルメット新しくしたから、ちゃんとかぶるよ」と話してくれたように、自分で気をつけることを考えているようです。

また、9日(木)には、避難訓練を行いました。今回は全員が確実に安全に避難することが目的ですので、出火場所だけ昨年と変えて行ってみました。子どもたちは「自分のこと(自分のことを自分で守る)はできたけど、『おはしもて』の「て」、低学年優先を考えなかったなあ」(4年生)と自分の訓練をしっかりとふり返っていました。

最後の校長の話では、1つ目に、自分一人になった場合どうしますか?という問題が提起されました。トイレに入っている時、たまたま校舎に一人でいる時・・・一人ひとりに聞いてみました。今年はこのような想定も考えた訓練を繰り返したいと思っています。

2つ目には、昨年度の3学期の終業式で話した、東日本大震災直後の福島県の中学校卒業式での答辞についてふれました。しっかり訓練していても命の危機や友との悲しい別れが訪れたことから、自分事として自分で自分を、自分たちをどう守るか考えられるとよいと思います。

<終了後、全員で学校中の避難経路を確かめる>

 

(2)英語の専科の先生の授業

本年度から、英語の専科の先生に週1回来ていただけることになりました。早速お互いを紹介し合い、授業をしていただきました。

2~4年の子どもたちは、まずは、先生の好きな物あてクイズに挑戦です。先生がしてくれた鳥の鳴きまねがあまりにうまくて「えー!」とびっくり。そして、英語の面白さはもちろんですが、子ども一人ひとりの今の様子と英語をうまく結びつけてくれるような、ちょっとした解説が入るなど、子どもたちがとても喜んで楽しそうにしていました。見ていた私たち職員も思わず学びたいと思える授業でした。子どもとともに学べたらいいなと思いました。

<令和2年度が始まりました> ―それぞれの決意が示された始業式(4月6日(月))―

本年度は、入学児童がいないため、1学期の始業式で、決意を述べ合ったり、本年度の目標をみんなで聞き合ったりしました。

まず、式に先立って、4月から本校に4年生が転入してきてくれたことを紹介しました。すでに2回体験入学にきてくれていたり、一緒に遊んだりしているので、子どもたちは、もういつもの仲間として、受け入れてくれそうです。2年生1名、3年生1名、4年生3名、5年生1名、6年生1名の7名でスタートです。

新しく見えられた3名の先生方との出会いをし、みんなで「よろしくお願いします」と大きな声で挨拶を交わしました。

この後、2年生から6年生が、それぞれの新年度の決意を、力強く発表してくれました。一人ひとりが、去年の自分をふり返り、そこから「今年は一輪車のアイドリングができるようになりたい」「かけ算をしっかり言えるように。割り算もがんばってできるようになりたい」等をみんなの前で述べてくれました。

最上級生となった6年生は、「私は地域の人としっかり挨拶ができるようになりたい。他の人と仲良くできるきっかけになるし、気持ちよくわかり合えるからです」と述べてくれました。お互いをわかり合おうとすることが、本校にとってどれだけ大切かを感じさせてくれた言葉でした。その力強さと決意に、職員も心を新たに出発しようと思える素晴らしい始業式でした。

今年も長野県一笑顔があふれ、幸せな学校に、さらに一人ひとりが自ら学んでいく力を発揮できる学校にするために、みんなで力を合わせて頑張っていきます。ご支援よろしくお願いいたします。