<一人ひとりがごまかしの効かないステージで、心から歌や演奏を伝える> ―音楽発表会・収穫発表(11月19日(木))―

子どもたちと先生方で、自ずから練習し、声を響かせ、楽器を奏で、他の人の演奏を聴き、音楽会をつくってきました。会場の一つ一つも子どもたち・先生方みんなでつくり、この日を迎えました。

<和合の紅葉を思わせる高音響く「もみじ」>

<リコーダーのみで奏でる「もののけ姫」>

<難しいリズムを、2年生が1年生のペースに合わせて調整しながら

ー「おどるポンポコリン」―>

<声を精一杯出して楽しく―「小さな世界」―>

<高学年らしい響きー「野に咲く花のように」―>

<全員思わず手拍子―「ルパン3世のテーマ」―>

<息の合った全校合奏―「さんぽ」―>

<前に進んでいこうという気持ちを二部のハーモニーに乗せてー「ゆうき」―>

<太鼓も披露しました>

<会場作りも全員で>

一人ひとりがごまかしの効かないステージで、心から歌や演奏を伝えることができたのではないかと思います。

子どもたちは、「失敗はあっても、成功したことが多くてよかった」(4年生女子)、「自分の力で発表できたのがよかった」(4年生男子)、「みんなの声がすごく通っていてよかった」(3年生男子)、「(みんなと)一緒にやったら、うまくなった」(1年生女子)と、毎日積み上げたこと、仲間と一生懸命取り組んだことに充実感を感じていました。

これは、和合小だからこそできることであると同時に、これから大きくなっていろいろな場所に行っても、きっと大切になることではないかとつくづく感じる一日でした。

<疲れたけど楽しかった> ―マラソン大会(11月13日(金))―

本年度は、町の駅伝大会や和合大運動会の種目「マラソン」もなく、子どもたちの走る機会も少ない年度でした。しかし、子どもたちは、朝の時間の10分間で何周走ることができるかの目標を立てて、少しずつマラソン大会に向けて練習してきました。

秋晴れの中、自分の目標に向けて子どもたちはスタートしました。保護者の方も応援のメッセージを道路端に書いたり、応援の声をかけたりしてくださいました。その数が今年は特に多かったと思います。本当にありがたいことです。その声援の中、子どもたちは必死で走りました。

<2年生が頑張っている1年生を迎えに>

<笑顔でゴール>

振り返りでは、「試走よりかなり速くなってよかった。」(4年生女子)「11分台が出て良かった。」(4年生男子)「最後まで歩かずに走り切れて良かった。」(2年生女子)「つかれたけど楽しかった。」(1年生女子)と自分の目標を達成したよろこびを語っていました。自然に2年生が1年生を迎えに行く姿に心が温かくなりました。また、「次は10分台をねらいたい。」(4年生男子)など次の目標も語られました。苦しさを乗り越え、目標を達成した子どもたちの笑顔はいいなと思いました。

 

 

今年獲れたお米を、袋わけして、お世話になった方々へお礼の意味を込め、心を込めて渡します。

<実りの秋> ―脱穀、ハロウィン集会(10月30日(金))―

たくさん獲れた稲の脱穀の時期になりました。子どもたちは、田んぼの先生にご指導いただきながら、自分たちで唐箕や足踏み脱穀機を使って全員で取り組みました。

<今年もいっぱい収穫できました>

<田んぼの先生にお話しいただいて>

<自分たちでどんどんと>

<生まれて初めてやってみる人も、自分から>

<まだ学校の木製脱穀機も現役です>

<こんなに獲れました>

<最後まで>

子どもたちは、「最後まで脱穀するのが大変だった」(5年女子)など農家が仕事として最後までやり切る難しさも体験できました。何でも「よかった」だけでなく、難しさを感じることも、体験の中で大事にしていくことではないかと感じました。

脱穀が終わった後、今度はお楽しみのハロウィン集会でした。子どもたちは、思い思いの仮装をずいぶん前からつくっていて、本当に楽しみにしている様子でした。

<ハッピーハロウィン>

<スタンプラリーをしながら>

5、6年生が中心になって、スタンプラリーで回るゲーム形式の集会を考えてくれました。最終のゴールは校長室。「トリック・ア・トリート」と大きな声で言ってプレゼントをもらってゴールになりました。

<こんなおばけもプレゼントをもらいに来ました>

<振り返りー話も聞こうね>

振り返りでは、楽しかったことに加えて、「ゲームが考えたようにいかないこともあった。もう少し話も聞こうね」(5年生女子)と課題をしっかり伝える場面がありました。みんなでよかったこと、そして次への課題を共有できる大事な振り返りになりました。

 

<私たちが決めたから> ―1・2・3年乗り物遠足(10月29日(木))―

暖かさも感じる秋晴れと深い紅葉の山々を見ながら、1・2・3年生が乗り物遠足に飯田まで行ってきました。子どもたちは、「私たちが考えた遠足だから」(2年生女子)と、自分たちが決めたことを大切に、遠足の時間をつくってきました。職員が「連れて行ってもらう」遠足にできたらいいなと思っていました。

<初めての飯田線、切符を自分で買ったよ>

<山の紅葉がきれい。自分で写真撮ったよ>

<押していいですか?>

電車を降り、元善光寺に向かいます。途中大きな学校の子どもたちが先に元善光寺に入るので、先にお土産のまんじゅうの購入です。自分の分そしてお家の人の分も買いました。

<蒸したてってこんなにおいしいんだ>

元善光寺でお参りし、お戒壇巡りです。暗い中で、全員が幸せになる鍵にさわることができました。外の公園で遊具で遊ぶ時間もできました。他校や保育園の子どもたちもいましたが、遊具を譲るときに、他の子どもたちがすぐに遊べるよう乗りやすい位置にして遊具を止めたり、「どうぞ」と自ら声をかけて渡したりする姿が見られました。大人は見ているだけでしたが、他の人に声を自らかけ、相手にも配慮する力が自然に身についていることに感心しました。

<元善光寺で集合写真>

<みんなでこんなこともやったよ>

竹田扇之助人形館では、操り人形の実演を見たり、実際に操り人形を動かしたりする体験もさせていただきました。少人数だからということで、ご配意いただきました。めったにない体験でした。

<操り人形を間近で見ることができたよ>

<実際にやらせてもらえたよ。歩かせることもできたよ>

お昼を食べて、エスバードに移動して水引体験です。基本の「淡路結び」を習ってうまくいくともう後は夢中になりました。自分の気に入った色を選択した水引に挑戦したり、帰りの電車の中でも作り続けたりしていました。

この行程も、目的地も子どもたちが決めてやってきました。「ここからどうするの」という質問は始めだけわずかに見られましたが、その後は、「私たちの遠足だよ」(2年生女子)「遠足は家につくまでちゃんとやらなきゃ」(3年生男子)と自らしおりを見ながら行程を確認していました。何よりもお互いに「こうしよう」と声をかけ合って行動していたのが印象的でした。こんな笑顔がたくさんあった遠足でした。