毎日の積み重ねと本物にふれていくこと -学習発表会(2月12日(金))―

今回は、感染対策を考え保護者の方のみの参観としました。でも、結論から言うと、たくさんの地域の方に、子どもたちの、毎日の学習で積み上げた表現の豊さを見ていただきたかったなという気持ちになりました。1~3年生が音楽や国語の時間で学んできた自分たちの表現、4年生が、昨年叶わなかった高齢医者施設の方に見ていただきたいと取り組んだ劇、そして、5、6年生が総合的な学習の時間でずっと取り組んできた落語。何か特別なことでなく、毎日の授業の積み上げだからこそ、子どもたちは見てもらいたいだろうし、思い切った表現になっていた気がします。

<みんなで児童会活動の振り返り>

<新児童会長の来年度への決意発表>

<堂々と歌う>

<下級生の演奏をテンポをつけて見守る>

<音読表現を工夫したスイミー>

<その人になりきって「劇『寿限無』」>

<どれだけその時代の表現を面白おかしくできるか挑戦 落語『時そば』>

そして、その積み重ねの中には、お仕事体験会でお世話になった女優さん、そして落語を広げるお仕事をしている方に、自分たちでアドバイスを求めて何度か見ていただいたということもありました。本物にふれていくことの大切さを子どもたちも感じていました。

<プロの方に話を聞いたり、ご指導いただいたりする>

子どもたちは、ふり返って「だんだん学期ができるようになってきたのがうれしかった。高学年の落語のオチがすごくおもしろかった」(1年女子)「計画をたてるのがすごく楽しかった。だからもっと発表の時間がほしかった」(2年女子)「練習でなかなかできなかったところも、本番ではとても意識してできました。笑ってほしいところで笑ってくれたのがよかったです」(4年女子)「演劇のプロの方が、ぼくたちの『寿限無』のためだけに来てくれました。教えてもらったとおりにやるだけで、すごく劇がよくなりました。教えてもらっていなかったら、今頃どうなったのだろうと思いました」(4年男子)「うまくいかないところや、行動も修正してくれて、自分にとって納得いく劇にすることができました」(4年男子)、「プロの方に見ていただいて、気をつけるところがよくわかり、けっこういい感じにできて、とても楽しかった」(5年女子)と語っていました。いよいよ学年のまとめです。最後まで続く普通の日々をより大事にしてほしいと思っています。

 

5,6年生を中心に焼いた炭を出しました。じっくりと温度が下がるのを待っていたので、今までになくいい質のものができ、子どもたちもとても喜んでいました。教えていただいた地域の方にも、大急ぎで報告にいきました。

遊びの中で子どもが育つ-1、2、3年生冬の遊び会(1月15日(金)~1月29日(金))―

1、2、3年生の子どもたちが、自分たちがひたりこんだ、だるまおとし、羽根つき、たこあげ、すごろくを一緒に楽しんでほしいと、休み時間に全校で行う「遊び会」を考えてくれました。

最初にやり方を説明して、あとは思い切り遊ぶというやり方を考え、ポスターをつくってみんなに呼びかけたり、進行したりしてくれました。高学年だけでなく、職員も夢中になって遊びました。

だるまおとしに高学年が夢中

雪の中を風を受けられるように走る走る

先生には負けない

うわー負けたあ

遊びに参加した高学年からは、「たこは上げるのに、疲れるまで思い切り走った。でもまた風のある時にやってみたいと思えた」と話していました。それを聞いた企画してくれた低学年の子どもたちは、「楽しんでもらえてよかった」と語っていました。

長野県では、生活科の教科書を県独自につくったものを使っています。その中には、遊びも子どもの学びとして見るという考え方があります。また、本県の学校教育の理念は「子どもの内なる力を伸ばす」です。「やりたい遊びに思い切り取り組む」「その遊びのことを知っていく」「そのよさを自分やみんなで味わう」などの中で子どもの体がひらかれていくことが大事にされています。

1、2、3年生の子どもたちが、こうして遊びに浸り込み、全校の仲間と職員と遊びを一緒に楽しむ。この中にある「自ずから学ぶ」姿を私たち大人がどれだけ大切にしていくかが問われているように思います。

 

なかよしの木が、葉っぱでいっぱいになりました。葉っぱを見た子どもたちは、「ちょっとしたことでも、友だちがちゃんと見ていてくれたことが分かってうれしかった」(4年男子)、「気づかないところで、いろいろなことを優しくしてくれていたことに気づけた」(4年男子)などと語っていました。そう感じられる毎日をこれから過ごしていいなと思いました。

<葉っぱを見合って語る。「自然にやったこと、やってもらったことがいっぱいあってよかった(4年女子)>