1、2、3年生の子どもたちが、自分たちがひたりこんだ、だるまおとし、羽根つき、たこあげ、すごろくを一緒に楽しんでほしいと、休み時間に全校で行う「遊び会」を考えてくれました。
最初にやり方を説明して、あとは思い切り遊ぶというやり方を考え、ポスターをつくってみんなに呼びかけたり、進行したりしてくれました。高学年だけでなく、職員も夢中になって遊びました。
だるまおとしに高学年が夢中
雪の中を風を受けられるように走る走る
先生には負けない
うわー負けたあ
遊びに参加した高学年からは、「たこは上げるのに、疲れるまで思い切り走った。でもまた風のある時にやってみたいと思えた」と話していました。それを聞いた企画してくれた低学年の子どもたちは、「楽しんでもらえてよかった」と語っていました。
長野県では、生活科の教科書を県独自につくったものを使っています。その中には、遊びも子どもの学びとして見るという考え方があります。また、本県の学校教育の理念は「子どもの内なる力を伸ばす」です。「やりたい遊びに思い切り取り組む」「その遊びのことを知っていく」「そのよさを自分やみんなで味わう」などの中で子どもの体がひらかれていくことが大事にされています。
1、2、3年生の子どもたちが、こうして遊びに浸り込み、全校の仲間と職員と遊びを一緒に楽しむ。この中にある「自ずから学ぶ」姿を私たち大人がどれだけ大切にしていくかが問われているように思います。
なかよしの木が、葉っぱでいっぱいになりました。葉っぱを見た子どもたちは、「ちょっとしたことでも、友だちがちゃんと見ていてくれたことが分かってうれしかった」(4年男子)、「気づかないところで、いろいろなことを優しくしてくれていたことに気づけた」(4年男子)などと語っていました。そう感じられる毎日をこれから過ごしていいなと思いました。
<葉っぱを見合って語る。「自然にやったこと、やってもらったことがいっぱいあってよかった(4年女子)>