早いもので5月も終わります。5月31日(火)の各学年の授業の様子を紹介します。
1・2年教室では、2年生が算数の「時刻と時間」の内容を復習しながら教え合っていました。
4・5年教室では、水槽内で産卵されためだかの卵を顕微鏡で観察していました。直径が1mmほどの卵の中でも、しっかり心臓が動いていることに驚きの声が聞こえてきました。
6年教室では国語の単元「私たちにできること」の学習の中で、疑問に感じていることを伝え合う姿が見られました。
「ひと足ひと足、山をも坂をも踏み越えよ」~西尾 實先生の母校~
5月18日(水)の朝の活動の時間は校長講話でした。読書旬間にちなんで、『桃太郎は盗人なのか?ー「桃太郎」から考える鬼の正体ー』(倉持よつば著)の紹介をしました。
この本は、2018年度「図書館を使った調べる学習コンクール」で文部科学大臣賞を受賞した倉持よつばさん(当時小学5年)の研究が書籍化されたものです。
よつばさんは、ある本で福沢諭吉や芥川龍之介といった著名人が「『桃太郎』は盗人である」と述べていることを知り、「正義の味方の桃太郎のことをそんなふうに言うなんて…」と疑問を持ちます。
疑問を解決するために、学校の図書館だけではなく、地域の図書館にも出向き、図書館司書の方々にも紹介していただきながら「桃太郎」の本をたくさん読みまとめていくよつばさん。1つの疑問を解決すると、そこから新たな疑問がわき、さらにそのことを追究していきます。
自分の好きな本を読む読書も素敵ですが、疑問に思ったことや気になることをとことん調べる読書にも興味を持ってもらえればと思います。