自分たちで考え、自分たちで行う ―鈴ヶ沢なすの収穫とその後・防災訓練―

(1)伝統野菜 鈴ヶ沢なすの収穫とその後(8月29日(木)、9月2日(月))

以前に定植させていただいた、鈴ヶ沢なすの収穫に、1~4年生が行ってきました。

畑に入ってびっくり、とにかく大きい。種や苗を大事に育て、作り続けてきた伝統の野菜です。和合元気なむらづくり協議会の方に、出荷できる長さや重さ、形状を教わり、いよいよ収穫です。まずは自分の植えた苗から。そして、だんだん広げていきました。

収穫したなすを集めて、阿南町の給食に出していただけるように並べたり、実際に道の駅などで販売できるような袋詰めにさせていただいたりしました。

「大きくてびっくり」「表面がつるつるしていた」「60年も前からできているんだ」とたくさんの感動をいただきました。いつも支えていただき、ご指導いただいた協議会の方に感謝です。

子どもたちは、さらに、夏休み明けにテレビ放映された鈴ヶ沢在住のおばあちゃんが、火にこのなすを入れて焼き、おいしそうに食べるのを見て、自分たちもやってみたいと考えました。

月曜日に、和合元気なむらづくり協議会の方も来てくださり、自分たちで火をたいて、焼きなすに挑戦です。

焼けたのを切ってみると・・・。「とろとろだあ」「焼き芋みたいだ」と声があがりました。しょうゆや塩をつけて食べていると、5、6年生もやってきて、いつの間にやら全校試食会です。みんなで味わっていただきました。子どもたちは、「なすが焼けていくごとに柔らかくなった」「種が1000個くらいあって驚いた」「焼き芋みたいなにおいがした」と感想を

書いていました。さらに、「違う食べ方したいな」「フライをやってみたい」「どのくらい焼くのがおいしいのかな」など疑問がいっぱいです。どんどん自分たちで考えて、やってみる活動が広がってきそうです。

 

(2)防災訓練(9月2日(月))

9月1日の防災の日に合わせて、本校でも防災訓練です。震度5強の地震が休み時間に来て、自分たちで放送を聞いて避難するところから始まりました。

無事全員が素早く避難した後に、阿南消防署の方のご指導のもと、消火器を使った消火訓練を全員体験させていただきました。

訓練も無事終了したその後でした。子どもたちが、体育館や廊下などで「消火器はどこ?」と自分たちで点検し出しました。今までは先生が「確認するよ」と言って行っていたのですが、いくつかの場所に子どもたちが自分で行って「あ、ここの下にある」など確認をしていました。自分事として、自分が確かめようとするその姿が、とてもうれしい訓練でした。