全校遠足(社会見学)へ行ってきました。今年のメインは三遠南信自動車道の天竜峡大橋工事現場の見学です。大きな橋が架けられる工事現場など、なかなか見学の機会があるわけではなく、今年はちょうど橋を支えるアーチの部分が完成し橋としての概要が見て分かるちょうど良い時期となっていたので、絶好の勉強の機会と捉えました。合わせて名勝天竜峡を散策したり、天竜川総合学習館「かわらんべ」で葉脈のしおり作りを体験させていただいたり、ライン下りをしながら天竜川の自然を満喫したりと、盛りだくさんな内容で1日しっかり学習をしながら楽しんできました。 まずは、普段なかなか使わない飯田線電車に乗り温田駅から天竜峡へ出ました。雨が降っていましたが、雨にも負けない元気で出発。でも、雨が上がるといいなあと願いつつ…。
天竜峡駅で下車し、天竜峡大橋の工事現場へ。最初に天竜峡大橋の完成したイメージ図を見せていただいたり、大きな橋のかけ方を説明していただいたりしました。その後、工事をしている場所へ行き、目の前で工事現場を見せていただきながら今の様子やこれからの予定を教えていただきました。子ども達は「造っている橋の様子は初めて見た。すごい。」と感想を話してくれました。
天竜峡大橋を見学している頃には雨が少しずつ止み始め、傘をさしたりささなかったりという具合になってきました。日頃の行いがいいのかも…。(^_^)v
ここからは“名勝天竜峡”を散策です。1周約2㎞の遊歩道を時間の関係でちょっと早足で歩きました。「天竜峡十勝」と呼ばれる岩を捜しながら眺めたり、展望台に上ったりしました。途中の吊り橋ではゆらゆらする感覚を楽しみました。高い場所で揺れることが苦手な先生がおよそ1人いましたが子ども達はへっちゃら。
次は天竜川総合学習館「かわらんべ」でお弁当を食べ、『葉の葉脈のしおり作り』を体験しました。「かわらんべ」の先生に教えていただきながら、葉の葉脈が上手に取り出せることに驚き、マジックで色を付けラミネーターで仕上げたしおりの出来上がりに大満足。「学校でも、もう一度やってみたーい。」というリクエストもでました。
「かわらんべ」を出発する頃は雨はすっかり上がり、遠くに青空まで見えるまでに天気は回復。帰路は天竜峡から唐笠までは「天竜ライン下り」です。途中では船頭さんやガイドさんが景色の様子や歴史に関わることを分かりやすくお話してくれました。天竜川沿岸では養蚕が盛んで舟で桑を運んだこと、今は使われていない秋葉街道のなごり、トンビの巣など川を下りながら舟の中でしか見られない様子を見て、とても勉強になりました。また、投網で魚を捕ってくれ、その魚をトンビに放り投げてトンビが見事にキャッチする、などのなかなか見られない人と野鳥の連係プレー?も披露してくださり50分の舟の旅はあっという間でした。晴れて良かった(^o^)。
和合から一歩外へ出た下伊那を知る良い1日となりました。