暖かさも感じる秋晴れと深い紅葉の山々を見ながら、1・2・3年生が乗り物遠足に飯田まで行ってきました。子どもたちは、「私たちが考えた遠足だから」(2年生女子)と、自分たちが決めたことを大切に、遠足の時間をつくってきました。職員が「連れて行ってもらう」遠足にできたらいいなと思っていました。
<初めての飯田線、切符を自分で買ったよ>
<山の紅葉がきれい。自分で写真撮ったよ>
<押していいですか?>
電車を降り、元善光寺に向かいます。途中大きな学校の子どもたちが先に元善光寺に入るので、先にお土産のまんじゅうの購入です。自分の分そしてお家の人の分も買いました。
<蒸したてってこんなにおいしいんだ>
元善光寺でお参りし、お戒壇巡りです。暗い中で、全員が幸せになる鍵にさわることができました。外の公園で遊具で遊ぶ時間もできました。他校や保育園の子どもたちもいましたが、遊具を譲るときに、他の子どもたちがすぐに遊べるよう乗りやすい位置にして遊具を止めたり、「どうぞ」と自ら声をかけて渡したりする姿が見られました。大人は見ているだけでしたが、他の人に声を自らかけ、相手にも配慮する力が自然に身についていることに感心しました。
<元善光寺で集合写真>
<みんなでこんなこともやったよ>
竹田扇之助人形館では、操り人形の実演を見たり、実際に操り人形を動かしたりする体験もさせていただきました。少人数だからということで、ご配意いただきました。めったにない体験でした。
<操り人形を間近で見ることができたよ>
<実際にやらせてもらえたよ。歩かせることもできたよ>
お昼を食べて、エスバードに移動して水引体験です。基本の「淡路結び」を習ってうまくいくともう後は夢中になりました。自分の気に入った色を選択した水引に挑戦したり、帰りの電車の中でも作り続けたりしていました。
この行程も、目的地も子どもたちが決めてやってきました。「ここからどうするの」という質問は始めだけわずかに見られましたが、その後は、「私たちの遠足だよ」(2年生女子)「遠足は家につくまでちゃんとやらなきゃ」(3年生男子)と自らしおりを見ながら行程を確認していました。何よりもお互いに「こうしよう」と声をかけ合って行動していたのが印象的でした。こんな笑顔がたくさんあった遠足でした。