進級を祝う会

児童会が中心となり、子どもたちみんなで話し合って、今日の「進級を祝う会」の内容が決まりました。自分たちで作ったお米と炭で五平餅を作ろう、会食をしながら1年間の児童会活動を振り返ろう、です。
昨日子どもたちが協力して飾り付けたランチルームで、朝からご飯を炊く準備に入りました。1升炊きの炊飯器3つで炊きます。お米を量る子、量ったお米を洗う子、水加減をする子…子どもたちは手際よく準備を進めました。1年生は串を数えて3グループ分に分けました。出来る子が出来ることをやりながら協力するのが和合小流儀です。
   
1.2時間目各クラスでちゃんと国語と算数の学習をしている間に、うまい具合にご飯が炊きあがりました。3.4時間目が五平餅作りと進級を祝う会です。身支度をして、子どもたちがランチルームに集まってきました。しきり役の5年生は、事前に家庭科で五平餅作りの練習を済ませてくれており、的確な指示を出してくれました。まずはご飯を潰して、大きなお団子状に丸めて、次に串に刺しました。ここが上手にいかないと、焼いたときに串から落ちてしまいます。慎重に形を整えていました。
     
五平餅の形がだんだん出来てくると、2手に分かれ、外では炭への火起こし、中では胡桃味噌だれ作り、と作業は順調に進んでいきました。
  
炭にしっかり火が付き、熾きが出来たのを確かめて焼きに入りました。下焼きをして、とても美味しい胡桃味噌だれをつけてもう一度焼きました。炭のいい匂い、香ばしく甘い美味しそうな匂いが立ちこめていました。
  
みんなの協力で、予定通り4時間目中頃には五平餅が焼き上がり、会場にセッティングされました。
5年生が司会進行をしてくれ、焼きたてあつあつの五平餅をいただきながら「進級を祝う会」が始まりました。写真で児童会活動が映し出され、「あんなことあったなあ。」「こんなことしたなあ。」「たのしかったなあ。」など口々に感想をしゃべりなら…。
 
さて、あつあつの五平餅のお味は?
みんなの顔が全てを物語っていました。
 
何をするにも全員で心と力を合わせて、楽しい児童会活動ができた一年間でした。児童会目標の『みんなで協力 明るく 元気で 仲が良い和合小』達成!!
全員自信を持ち、胸を張って進級します。

 

明日は「進級を祝う会」

本校は今年度6年生がいないので卒業式がありません。14日には3学期終業式を行い一年間が終わります。よその学校は今の時期「6年生を送る会」を盛大に行い卒業式へと気分が盛り上がるのですが・・・。そこで、本校は今年「進級を祝う会」を盛大にやろう、と子どもたちが中心になって話し合ってきました。
いよいよ明日が「進級を祝う会」。
職員会を行っていると、明日の会場ランチルームでは子どもたち全員が集まって、何やらガサガサゴソゴソと行っている様子。職員会の途中で下校時刻になると、子どもたちが職員室に「さようなら。」と挨拶をして帰って行きます。その時「先生たち、ランチルーム見ちゃダメだよ。」「絶対に入らないでね。」と言っていたので、職員会終了後ランチルームの前まで行ってみました。
 
入り口2カ所はステキに飾り付けられていました。「みんなで力を合わせてやっていたんだな。」と分かり、とても嬉しくなりました。中はどんな様子なのでしょう。子どもたちが言っていたので明日まで入りません。
明日がとても楽しみです。

おやき作り(1.2年生)

地区のおばあちゃんたちの味を若いご婦人たちへ伝承しようとする『和合あとつぎ倶楽部』が活動しています。今回はおやき作りの活動へ、1.2年生が参加させていただき、一緒におやき作りを体験しました。
初めに参加者の一員として、おやき作りの説明を聞きました。そしていよいよおやき作り。皮と餡(かぼちゃ・野沢菜・切り干し大根)は準備してくださってあったので、子どもたちは包んでフライパンで焼いて蒸して、出来上がりを美味しくいただく部分に参加しました。(一番楽しくておいしいところ・・・です)子どもたちは、毎日粘土で腕を鍛えているので、皮を伸ばしたり包んだりするのは得意中の得意。初めてでも、結構上手に形作ることが出来ました。
   
フライパンで焼くと、とてもいい匂いがしてきました。
焼いて蒸し上がった後は、あつあつほかほかの出来たておやきを皆さんと一緒にいただきました。
  
今年県外から転入してきた子は「おやきなんて見たことも聞いたこともなかったけど、作って食べてみたらとても美味しかった。」と話してくれました。また「自分で作って食べるととても美味しい。」「おばあちゃんやおばちゃんたちと一緒に作って、コツを教えてもらったから上手に出来た。」「楽しかった。」など口々に感想を話してくれました。
地域の皆様に大切に育てていただいている和合っ子たちです。地域の味も確実に受け継いでいきたいと思います。
『和合あとつぎ倶楽部』のみな様、ありがとうございました。

お掃除の姿とおまけ…

1学期の頃は「遊んでないで、ちゃんとお掃除やろうよ。」「はい、口より手を動かして。」なんて声が聞こえていたなあ、と思い出しながら「あれあれ、そういえばいつの間にか一人ひとりがしっかりおそうじ出来てるじゃん。」と、その姿が当たり前になっていました。改めてそうっとお掃除の様子をのぞいてみると…
   
男子トイレを一人で、女子トイレも一人で、5年教室も一人で、それぞれ黙々とお掃除していました。1.2年教室は担任が箒で掃いた後、膝をついてぞうきんで磨き上げている子どもたち。成長したなあ、と嬉しくなりました。

がんばっているのは子どもたちだけではありません。今年から教科となった「道徳」をこの小さな学校でどのように学んでいけば子どもたちの心が育つのか、教師としてどのよう授業を組み立てればよいか、を職員全員で実践しながら研究してきました。その実践を教頭先生がレポートにまとめ、公益財団法人日本教育公務員弘済会の教育研究助成事業へ応募したところ、A判定をいただくことができました。

がんばっていることを認めてもらえるのは、とても嬉しいし次への意欲がわいてくる、と実感できました。これからも子どもと共に成長し子どもたちの良いところやがんばっている姿をしっかり認めて褒めていける教師集団でありたいと思いました。

和合小学校 なかよし宣言

4月、新しい友だちを迎え“みんなが仲良く楽しい学校にしたい”という児童会長の願いから、『みんなで協力・元気で明るく仲のよい和合小』というスローガンを掲げ、いろいろな活動をしてきた子どもたちです。一年間の反省を全員で(だって全校7人全員が児童会委員の和合小ですから)行うなかで「今年一年だけじゃなくて、来年もその次もずっと仲よしの学校がいい。」「毎日早く学校に行きたい、と思える今の雰囲気がいい。」という意見が子どもたちから出されました。
そして、このままみんなで続けていきたいこと、仲よしをずっと続けるために心がけることを『宣言』しようと、みんなで考えました。

和合小学校は、これからもずっと「なかよし」の友だち、仲間、学校です。

全校道徳「和合小ふゆめがっしょうだん」(自然愛護・生命の尊さ)

学校図書館に、福音館書店出版の「ふゆめがっしょうだん」というステキな科学絵本があります。
 ちょうど今の季節、植物の芽吹きに目を向けた科学絵本です。今日は全校道徳で教材として使い「和合小ふゆめがっしょうだんをさがそう」という授業を仕組みました。
子どもたちは学校周辺で「ふゆめがっしょうだん」を見つけました。
 かもしか  かお
 2匹のさる
 ふくろう
 サンタさん
和合小ふゆめがっしょうだんも、たくさん見つけることが出来ました。
教室で、まとめをする中で1.2.3年生は「木も冬の間はねむってるんだ。枯れてるように見えるけど、生きているんだね。」「寒さに負けずにがんばっているんだね。」という感想を持つことが出来ました。
5年生は「いつも見ている自然だけれど、いつもと違う見方をして探してみると、いろいろな発見がある。」「いつも自然の草花に興味を持って、季節の変化も感じながら生きていたい。」「木もぼくも苦しいときがある。そして楽しい時がある。だからいつも前向きに進んでいきたい。」という感想を持つことが出来ました。
 恵まれた自然に囲まれて生活している和合小の子どもたち。自然の素晴らしさや偉大さに触れながら、自分の生き方とも重ね大きくたくましく成長できるように、職員もより良い授業を心がけ精進します。

 

炭焼きにチャレンジ6・いよいよ炭出し

土日を含め、窯の火を止めてから5日間が過ぎました。「上手に焼けてるかなあ。」「中はどうなっているのかな?。」など、子どもたちの期待が膨らみました。朝、全児童と職員が集合。ご指導いただいた地域の炭焼き名人さんも駆けつけてくださった中、5年生がシャベルでドラム缶窯を埋めた土を取り除いていきました。ドラム缶の形が現れ、蓋が外せるようになり、全員で「3・2・1、オープン」のかけ声をかけました。
 
ドキドキしながらのぞき込んだ中は・・・、いっぱいに詰め込んであったナラの木の姿はありません。これはやはり燃え尽きてしまったのか、とよくよく見てみると、下1/2位に白い灰が付いた黒い木が! 炭が!!
「やったー。」「できたー。」「炭があるよ。」「よかったー。」
全員が関わり、リレー方式で取り出しました。
 
初めての炭焼きにしては大成功。
炭の量と焼け具合を見ながら、地域の炭焼き名人お二人が「もっと収量を上げるには、ここをこうして・・・。」と改善点を思案中。子どもたちも「もっとやってみたい。」「焼いた炭で○○したい。」と、ますます気持ちが高まってきた様子でした。和合小炭焼き活動は、来年度へも続いていきそうです。

今回焼いた炭を使って、自分たちで収穫した「こだわりの和合小米」で五平餅を作り『進級を祝う会』をしたい、と子どもたちの「やりたい・挑戦したい」気持ちは大きく広がっています。炭焼きが出来るようになったことで、また、いろいろな活動への原動力が生まれました。

 

先生大好き

今日は大下条小学校との今年最後の一日交流で、子どもたちと担任は留守をしており、学校内はシーンと静まりかえっています。
しかし、昨日の今頃は廊下から何やら楽しげな?大きな声が聞こえていました。思わず職員室から顔を出すと、1.2年生が野外観察から帰ってきて上履きを履いた後、担任の先生にまとわりついている姿。担任も「重いよ-、歩けないよー。」と言いながらちょっと嬉しそう。なんともほほえましい風景でした。その後の休み時間は、1年生が職員室へ来て仕事をしている担任の隣にべったりくっついている姿。これまた「担任に信頼を寄せているなあ。」と感じられました。
 
給食の後は、歯磨きをしながらごく自然に教頭先生と腕を組んでいる子ども。養護教諭と向き合って一緒に歯磨きしている子どもたち。
 
和合小学校では日常のあちこちで、このようなホンワカした姿が見られます♡。

それにしても子どもが留守の学校、子どもの声がしない学校はさみしいものです…。

炭焼きにチャレンジ・番外編

今回炭焼きに使った木は講師が準備してくださった木を使っていますが「何の木?」「どんな木?」という5年生二人の疑問を解決するために、今日は講師の用務員さんの山へ連れて行っていただき、木の種類を教えていただいたり、間伐を考えながら炭焼きにちょうどいい太さのどの木を切ったら良いかを教えていただいたりしました。そして実際に子どもたちがのこぎりを使って木を切りました。山なのでもちろん足場が悪く(坂)、足の太さの木を一本切るのに1時間くらいかかり「山の仕事は大変なんだ。」ということを実感しました。今はチェンソーを使い、木の伐採も少しは楽になってきていますが「炭焼きの里、和合の昔の人たちは大変なお仕事をしていたんだなあ。」ということも分かりました。仕上げに、自分たちが切った2本の木や以前に間伐されていた木を軽トラックに積み、ロープのかけ方や緩まない縛り方の手ほどきも受けました。
   
「大変だけど、山の仕事も楽しそう♡」ととても前向きな感想を持った5年生でした。

炭焼きにチャレンジ5

昨夜、暗いところで空気遮断作業をしたので、5年生二人は朝から手直し作業をしました。炭焼きにとって空気の管理はとても大事なようです。
 
二人で完璧に仕上げ、これで大丈夫。(なハズ)
 
煙突から木酢液が出ていることも確認できました。
5年生二人は、窯を埋めてある土に手をあてて「やっぱりまだあったかい。」「土がこんなに暖かいんだから、中の窯はすごい熱いよね。」と話していました。
どうぞ、いい炭が出来ていますように…。