第2回 和合小学校のこれからを考える会

5月27日(木)に、第2回『和合小学校のこれからを考える会』を開催しました(1回目の会は、3月8日に実施)。夜の会合にも関わらず、30余名の方々にご参加いただきました。

今回は、前回の会で方向付けられた【地域の学校を守る】と【和合の子どもが増える】の2点をテーマに絞り、[地域][学校][町・行政]でできることやそれぞれに期待することを、小グループになってざっくばらんに出していただきました。

各グループ、付箋を貼りながら、考えを出し合いました。

会が終わっても引き続き討議を続けるグループもあり、学校に寄せてくださる熱い思いが伝わってきました。

今後は、出された意見を整理し、各関係機関と連携をとっていきたいと考えています。詳細を知りたい方は学校へお問い合わせください。

 

阿南町図書館司書さんによる読み聞かせ

読書旬間中の5月21日(金)の朝の活動の時間に、阿南町図書館の司書さん方による読み聞かせを行いました。

読んでいただいた本は『たまごとにわとり』『ぐりとぐら』『たまごをうって こぶたをかって』の3冊で、どれも「たまご」が関係してくるお話でした。家でにわとりを飼っている家庭もあり、より親近感を持って話に引き込まれていました。

 

春の読書旬間

今週17日(月)から「春の読書旬間」が始まりました。本をたくさん読む和合小の子どもたちにとって楽しみにしているイベントの一つです。

各自が目当てをもって旬間を迎えました。

この期間中は、通常の全校読書に加え、職員やボランティアの方々による読み聞かせや、全校での本の紹介等の企画が計画されています。

初日となる17日(月)には、職員による本の読み聞かせがありました。

20日(木)は児童と職員がお互いに本の紹介をし合いました。

紹介された本は、5・6年生が廊下に見やすく並べてくれました。

さっそく休み時間に興味を持って本を手に取る児童たち。今まで読んだことのないジャンルの本にも触れ、ますます本に親しんでいく姿が見られそうで楽しみです。

 

 

シャクナゲが満開です!

校舎周りに植えてあるシャクナゲが満開です。

阿南町の町花でもあるシャクナゲ。毎年、入学式の際に新入生に苗木が贈られますが、かつて予備でいただいて校舎周りに植え続けてきたものがここまで大きくなりました。

桜が散った後の学校を明るくしてくれています。

こいのぼり集会

GW明けの5月6日(木)の朝の活動の時間に「こいのぼり集会」を行いました。計画は3・4年生が立てました。(左側の付箋は、集会後の子どもたちが貼った感想です)

会の始めに、みんなで「こいのぼり」の歌を2曲歌い、中国の故事『鯉の滝登り』にも触れながら、昔の人がこいのぼりに寄せた思いを共有しました。

[ゲーム①「元大中小」]

[ゲーム②「手つなぎ鬼」]

どちらのゲームも、児童と職員が一緒になって楽しむことができました。

集会の後、みんなで協力して校庭にこいのぼりを飾りました。滝を登り切った鯉の姿と重ね合わせ、少しの困難にもめげない和合っ子をめざします。

田起こし

4月13日(火)の「もみまき」に続いて、田植えに向けた「田起こし」作業を4月23日(金)に行いました。学校から少し離れた場所にお借りしている田んぼへ、全校児童と職員が向かいました。

最初に地域の方からやり方を説明いただきました。田んぼは、昨年度の稲刈り後、手は入っていません。田植えの季節を伝えるために、土を起こしてあげるのです。

横に一列に並んで、土起こしのスタート!

てこの原理を使えば、そんなに力を入れなくても耕せることがつかめてきました。

どの子も真剣に取り組んでいます。

だんだんとゴールが近づいてきました。

小一時間で一面をやりきることができました。

作業後のふり返りでは、「疲れたけど、楽しかった!」の声が聞かれました。天候にも恵まれ、みんな充実の笑顔です。

1年生を迎える会

4月22日(木)の児童会の時間に「1年生を迎える会」を行いました。5・6年生が計画を立て、職員を含めた全校で楽しい時間を過ごしました。

進行やゲームの説明を、子どもたちで進めました。

【ゲーム① バースデーチェーン】

声を出さずに、4月から誕生日順に1つの円をつくるゲームです。全員で協力して1分30秒でクリアできました!

【ゲーム② カモーン】

3チームに分かれ、「関所」の人とジャンケンをし、勝ったら次の人と交代、負けたら、「カモン!」と言ってチームのみんなを呼び、全員で関所の人を周りをまわってスタートラインに戻り、また繰り返すゲームです。関所の人になかなか勝てず、「カモン!」の呼び声が何回も聞こえ、大接戦でした。結果発表では、思わず「バンザイ\(^o^)/」

【ゲーム③ パイプライン】

半分に割った竹をチームでつなげながら、ピンポン玉(4個)をゴールにあるバケツまで運ぶ速さを競うゲームです。途中で落としたらはじめからやり直し。慌てすぎて、バケツに入れる所で外れてしまうことも多く、歓声が沸きました。

会の最後の振り返りでは、会を進めた児童から、「準備とか大変だったけど、みんな楽しそうにやってくれたので、嬉しかったです」という感想が発表されました。周りの人が喜んでくれていることを自分の喜びとして感じられる子どもたちの心の育ちを頼もしく感じます。

親子山村留学学校見学・体験等の一時停止期間について

現在、本県においても、まだまだコロナウィルス感染防止が十分ではない状況です。そこで、現在一旦停止している親子山村留学に関する見学希望や、体験等の停止期間をは、5月いっぱいまでといたします。ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。

なお、学校の様子についての電話でのお問い合わせは、引き続き行っております。

阿南町立和合小学校

<成長を感じ、目標をもって次へ> -3学期終業式(3月17日(水))卒業証書授与式(3月18日(木))――

47日間の3学期が終わりました。子どもたちは、自分をふり返って、成長や課題をしっかり考えたり、次への目標をしっかり考えたりして、終業式で語ってくれました。

「目標にしたことは少しずつできてきたけど、もっと、自分が見本になれるように来年度頑張りたい」(1年女子)、「一人でも、もっといろいろなことができるようになりたい」(2年女子)、「まとめや復習がしっかりできた」(4年女子)、「漢字を連絡帳などで(普段)使って、目標の点以上を初めてとれた」(4年男子)、「自分で漢字など習ったことをたくさん使おうと努力できた」(4年男子)と積み上げた自分の成長やなりたい自分を語ってくれました。

さらに、来年度の児童会長(5年女子)は、通学路が変わって遠くなり、朝から多くの人が働いている様子を見ながら通うようになった。その中で地域の人に挨拶を自分からした時の気持ちよさを味わったことから、「児童会長として、みんなが挨拶を通して気持ちよくなる、そして地域の人とつながっていく、明るい和合小をつくっていきたい」と決意表明をしてくれました。とても頼もしさを感じました。

最後に6年生が、自分がいなくて、自分の代わりにたくさん支えてもらったことをたくさんあげて、「支えてくれて本当にありがとうございました」と感謝を述べていました。

子どもたちの語りが非常に温かく、感動的でした。また、一つステップを刻んでみんなで考え、強くなっていく和合小学校になってほしいなと思います。

 

そして翌日は卒業式。いよいよ6年生1名の旅立ちの時になりました。晴れの卒業式でしたので、授与の部分と、歌唱の部分のみマスクをとって、距離を取って行いました。

<卒業証書を受け取り、みんなへの感謝とこれからの決意を述べる>

<在校生の歌声から、和合小の伝統を受け継ごうという心意気を感じました>

<たくさんの人に見送られて>

8名の子どもたちと、8名の職員で、日々を大切にして充実した1年を過ごすことができました。本日、6年生1名はこの学校を立派に巣立っていきました。そして在校生7名全員が胸を張って進級します。保護者の方々、地域の方々にお支えいただき、子どもたちも、私たちも多くのことを学ぶことができました。

『邂逅』という言葉があります。「偶然の出会いを本物の出会いに」という意味だと教わりました。この子どもたちや皆様との出会いは偶然です。しかし、みんなでそれをかけがえのないものにしてきたのだと感じます。まだまだ、本当に子どもたちのことをよく見て、それに応じてやってこれただろうかと自問する部分もありますが、これからも、さらに子どもたちとともに、学校での、そして和合での毎日や、お互いの出会いをもっとかけがえのないものにしていけるよう歩んでいけたらいいなと思っております。

 

<大人も子どもも話したり、交流したりして、「考えは違うところも多いが、一緒にいるのがいいな」という関係性をもてる場をつくりたい>-和合小学校のこれからを考える会(3月8日(月))―

以前から、子どもたちは、収穫祭の振り返りなどで、「地域の方にはお世話になっているけど、それが誰なのかわからないことがあるよ」「自分たちで活動を考えていく時に、たくさんの地域や保護者の方に聞いて教えてもらうことがありそう」と考え始めていました。体験はしていたけれど、毎年同じ活動になっていて、米作りや収穫祭を何のために行うのか、誰と関わって行うのかはっきりしないまま臨んでいました。それは、学校職員も同じで、これらのことを考える場をつくっていなかったことを、子どもに気づかせてもらいました。地域の方と私たちが関わっていくのなら、私たちが地域の方の意見にも耳を傾ける必要がありました。

同じ頃、本校で行っている親子山村留学の実行委員の間からも、「『この親子山村留学のことを地域の方々はどう思っているのだろうか』ということを聞きたい」という要望があることをお聞きしました。また、地域を歩いていると、地域の方から、学校や親子山村留学についていくつかのご意見をいただいてもいました。そこで、学校としては、保護者、地域の方々と一緒にお互いの考えを交わし合う場の必要性を感じ、「和合小学校のこれからを考える会」を立ち上げました。まずは参加された皆さんが、学校や親子山村留学について、自分の考えが言えたり、違った意見もあるんだなと感じてもらえたりすることを目的にして、会を開催しました。

参加されたみなさんの、たくさんのお考えをお聞きし、本当にありがたいことだと感じました。いろいろなご意見が出ましたが、「大人も子どもも話したり、交流したりして、『意見や価値観は違うところも多いが、あいつはいいやつだ』という関係性をもてる場をつくりたい。」「お互いに知り合う機会、方法を模索する必要性があると思う。」など、和合小や和合に関わる方々が皆「お互いが話し、考え、寄り合っていきたい」と思っていることがよくわかりました。今後もこの会を続けていきながら、たくさんの方に学校に関わっていただけるよう努力していきたいと感じました。