当たり前の中に、おもしろさや大切なこと、発見がある―B&Gでの水泳学習・児童集会・4年の社会見学―

※こちらが和合夏祭りのポスターです          R01ポスター(A4表裏)

(1)B&Gの水泳学習(7月3日(水))

今年も町のB&Gのプールを利用させていただいての水泳学習を行うことになりました。

その泳ぎ初めの日。子どもたちは、本年度のプール学習のめあてをしっかりもち、みんなでプール学習の安全を願ってから臨みました。

<子どもたちの目標>

「けのびで5メートル」(1年生)、「クロールで25メートル」(2年生)「クロールで50メートル」(3年生2人とも)「クロールを75メートル泳げるように」(4年生)「クロールで100m」(5年生)など、自分が挑戦したい距離をしっかりもっています。

6年生になると、「無理なく泳ぐ」「楽な泳ぎ方」「力を抜いて」など、距離を伸ばすこつを大事にしたいと、水泳学習の本質を考えているようにも思えます。また、全員が「安全に学習したい」と目標に書いています。子どもたちと一緒に、この願いは絶対に守りたいと誓った1日でした。

<プール学習の目標>

※上部の付箋は、大下条小から贈られた音楽会の感想です。本当にうれしい限りです。

<みんなで安全を誓ってあいさつ>

まだまだ気温が上昇していないので、思いのほか屋内でありながら水温は冷たく、子どもたちは、びっくりしていましたが、それでも、自分の今ある力を精一杯出して泳いでいました。

<ちょっと冷たいけど頑張って>

これから7回のB&Gでのプール学習がありますが、何よりも安全に、そして、自分の目標に向かってがんばり、最後に「こんなにできるようになったよ」と実感できるといいなと思います。

 

(2)七夕集会(7月8日(月))

5、6年生が中心に、全員が楽しめるよう、企画してそれを試し、その上で計画をたててくれました。本当に嬉しい限りです。

七夕様の歌をみんなで大きな声で歌ってから、「かくれおに」のゲームです。学校の全部を使って、隠れて「こおりおに」のように、鬼が捕まえていくという企画でした。少人数なので、職員も一緒に学校全部を逃げる範囲にして走り回りながら追いかけました。(行かない部屋には5、6年生がすでに貼り紙をしてありました。さすがです)大人が童心に返って、一緒にできるほど本当に楽しく、それこそ汗びっしょりでした。子どもたちも感想で、

「学校の中でおにごっこをできるなんて、思わなかった。普段は走っちゃいけないって言っているから。でもすごく楽しかった。」

と語ってくれました。この学校、少人数だからできる、ちょっと刺激的な時間でした。

<みんなで「七夕様」を歌う>

<全力で用意してくれる5、6年生>

<大人も子どもも必死に隠れて、追いかけて>

その後は、これも授業で取り組んだゲートボール。2年生のペアが第1位でした。子どもたちの新たな一面を見ることができました。また、その後はお楽しみの「マイ・オリジナル・かき氷」づくり。自分でかき氷を作って、自分の好みのシロップで食べます。お母さん手作りのイチゴシロップやしそシロップ等々、ひんやりとした時間をすごしました。

<5、6年生の説明>

<ゲートボール>

<マイオリジナルかき氷づくり>

「日頃の活動や、学校の生活の中にやりたいことを織り交ぜて遊ぶ」、「みんなで取り組む空間を見つけて全校が楽しめるようにする」・・・この子どもたちの笑顔と力を、さらに支えたいと思いました。5、6年生ありがとう。短冊のみんなの願い、かないますように。

 

4年生も、富草小の子どもたちと一緒に、長野市まで社会見学に行ってきました。仲間と学べたことが本当に楽しかったようでした。B&Gにしても、社会見学にしても、たくさんの見える所、見えない所で支えられているということを、たくさん感じ取れるといいなと思います。(見学の時の写真は次回に・・・)

<富草小での社会見学事前合同学習の交流で>

 

 

 

 

和合夏祭りのお知らせです。

7月21日(日)10:00より17:00まで和合小学校で行います。下のポスターをお読みいただき、ぜひ和合の地へいらしていただき、大自然にふれていただければと思います。

※川遊びを行える人数は時間によって限らせていただく場合がありますので、ご了承ください。

R01ポスター(A4表裏)

大下条小の音楽会への参加、鈴ヶ沢なすの定植

(1)「また聞かせてほしい」と話していただいた、大下条小音楽会での太鼓演奏

6月21日(金)大下条小学校との交流の一環で、音楽会に招待いただき、1ステージ演奏させていただくことになりました。今までは授業での交流でしたが、「お互いをさらに知ることができる」と大下条小の先生にお誘いいただきました。「自分たちの姿を見てもらおう」と決め、参加させていただくことにしました。子どもたちは、「リコーダーや歌声がとてもすんでいたと思いました」と語っていました。各学級ごとの演奏を聴く機会がなかなか得られないので、とても新鮮な気持ちで聞いていたことがよく分かります。授業での交流も大事ですが、こういうお互いの刺激になるような交流もいいなと感じました。

前半の最後に出番をいただきました。子どもたちは普段の練習と同じように、明るく楽しく力強く、そして大きな声で演奏しました。終了後大きな拍手をいただき、本当に気持ちがよかったことでしょう。何人もの大下条の子どもたちからも「すごかったね。」と声をかけてもらっていました。

<子どもたちの感想>

「大勢の人の前で結構緊張したけど、思い切りできて、気持ちよかったです。終わった後いっぱい拍手が来て嬉しかった。またやりたいです。」

 

招いていただいた大下条小学校の校長先生始め、先生方そして児童や保護者の皆さんに心から感謝して会場を後にしました。本当にありがとうございました。

最後に、学校から出てくる際に、地域の方がわざわざこちらに来て、「少人数なのに、打ち方がすごくて、もう感動しちゃって。直接言いたくて来たんだに。本当に全校でやっていることがすごいね」と言ってくださいました。短い時間の交流でしたが、子どもたち同士の刺激になれたことが一番の収穫だったのかもしれません。

(2)伝統野菜 鈴ヶ沢なすの定植

大下条小学校の音楽会の後、すぐに車に乗って鈴ヶ沢に移動しました。

毎年行われている伝統野菜の鈴ヶ沢なすの定植です。鈴ヶ沢なすとは、信州の伝統野菜に認定されている、この和合鈴ヶ沢集落で栽培されているものです。大型のなすになり、強い甘みがあるものだそうです。生産者と住民有志で作っている和合元気なむらづくり協議会が他機関と連携しながら生産しているそうです。

子どもたちは、生産者の方のお話を聞き、早速定植開始です。

<お話しを聞いて、畝づくりそして、マルチ敷きも・・・>

<わたしが植えた苗です>

たくさんの地域の方や大学生の方も一緒に作業をしてくださったので、「畝たてから植え付けまで、心を込めてできました。」(6年男子)のように充実した時間が過ごせたようです。また、昨年度までは学校でも苗を植えていましたが、敷地の都合でできないので、今年はもう一度収穫期に来ることになっています。自分が植えたなすをはっきりさせたので、「鈴ヶ沢はおいしいので、大きく育ったなすを食べるのが楽しみです」(6年女子)というように、次回の楽しみが増えました。

クラブ活動・田の草取り・地域の方の本の読み聞かせ

(1)クラブ活動

6月6日(木)クラブ活動がありました。今回は、紙玉でっぽうで、まるめた紙の玉をより遠くに飛ばしたり、的あてに挑戦したりしました。いろいろな材質、長さ、太さの筒を用いて、玉も新聞紙やテッシュなどいろいろな材料を自分で選択してやってみました。途中からは木槌なども登場。みんなで、どれだけ遠くに飛ばせるかを試してみました。6年生が、体育館の端から端まで飛ぶものをつくってみんなでびっくり。それぞれの考え、工夫ができた時間でした。子どもたちも「自分で工夫できた」と話していました。次回は、子どもたちのアイデアでやりたいことを決めていきます。

 

(2)田んぼの草取り

6月13日(木)、久しぶりの快晴の中、田の草取りに行きました。地域の方が、草の種類を細かく教えてくださり、それを観察したり、「はったんどり」(手押しの除草機)の使い方を教わったりしてから、どんどん草取りを始めました。

<雑草の中には食べられるものもあるんだよ>

<はったんどりを体験しながら>       

<1年生もぐいぐい頑張ります>

<どんどん草取り>

<泥を下の川で気持ちよく落として>

<エメラルド色した和知野川>

途中でちょっとオタマジャクシやイモリと戯れても、いつの間にか草取りに戻る。「いっぱいあった草を取ることができて・・・あ、当たり前かあ」と感想を述べる。・・・地域の方に支えられながら、子どもたちは、働くという姿を自然に学んでいるのではないかなと思いました。

(3)地域の方の読み聞かせ

6月14日(金)地域の方が、パネルシアターと読み聞かせを定期にしていただけるとのこと。さっそくその第1回目がありました。もう、「読む」というより「語る」という感じでした。子どもたちもお話しの世界に引き込まれていきました。

また、3年生が、国語の単元で新聞づくりをしていて、一人の子が、「和合の念仏踊り」の取材をしたいとのこと。この地域の方は、「和合の念仏踊り」を守り、育んでいただけている方のお一人だったので、読み聞かせの後、この取材が実現しました。

地域の方に学校に来ていただけるだけでなく、このように、子どもたちが、自ら課題を持って、自ら地域の方に関わっていくことで、子どももそして地域の方もお互いがお互いを理解し、学んでいける。そんな関わりがこれからもできたらいいなと感じます。本当に地域の方にはたくさんの支えをいただいています。その分このようにお返しできたらと思っています。

1・2年生主催の児童集会、千石平ロードレース

(1)1・2年生主催児童集会

5月31日(金)1、2年主催の児童集会がありました。本年度の児童会目標の1つを実行しています。1、2年生が司会やルール説明、勝敗を判定して進めていけるなんて、なんてすてきなことでしょう。

風船パタパタゲーム、パタパタ競争、60秒ぎりぎりタイムの3つのゲームを企画してくれました。汗びっしょりになって、子どもたちも先生方も思い切り楽しむことができました。自分たちが心から楽しいと感じたことを、みんなにしてくれたんだね。1、2年生ありがとう。

集会の振り返りの中で、「1、2年生なのに、こんなに全校が楽しめる遊びを企画できるなんてすごいと思いました。ぼくが1年生の頃には、こんなに楽しい遊びを考えられなかったよ。ありがとう。」(6年生)と心からの感動を伝えていました。企画した子も「みんながぼくたちの考えたゲームを、喜んでくれてうれしかったです」(2年生)とやりがいを感じていました。まだまだ、自分たちが企画し、みんなを動かしていく学びは続きます。

(2)第18回千石平ロードレース大会

6月2日(日)第18回千石平ロードレース大会に出場しました。昨年度は相撲大会と重なってしまったのですが、本年度は本校の多くの子どもたちがエントリーしました。

本校の隣の学区の新野は、千石平と呼ばれ、大変にひらけた美しい景観を持つ場所です。そこに800人ほどの方が出場するロードレース大会が開催されています。駅伝のようにみんなが出るので心強い面と、最後は一人で走る一人になる面と両方を兼ね備えたレースとなりました。

ロードレース独特の出発前、大勢の選手の中での緊張感と静寂。スタートして大量の人の中で、転倒しても起き上がってすぐにレースに復帰。自分の思ったタイムでないことの悔しさ。いろいろな様子が見られました。すべて学びのよい機会だと思いました。

<先生も頑張りました>

出走した子どもたちは全員が完走。入賞者は、低学年男子で、3年生が準優勝、女子では3年生が4位入賞。高学年女子は6年生が8位でした。自分がいつの間にか伸びているということを感じて、心から喜んでいるそんな姿がうれしかったです。伸びるっていつの間にかかもしれませんね。その場をみんなで喜び合いたいなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阿南学園創立祭、飯伊小学生わんぱく相撲大会に参加してきました

「ひだまりの郷 阿南学園」が創立61周年を迎え、「創立祭」を行うということで、日頃お世話になっている方々がいらっしゃる阿南学園から、「和合小学校の太鼓の演奏を」というご依頼を受けて、参加させていただくことになりました。

子どもたちは、毎週地域の太鼓の練習を行っています。また、全校音楽や授業でも、職員も一緒に、何回か練習してきました。転入してきた6年生も、転入早々にかかわらず、「一緒に出たい」と言ってくれ、練習にも参加してくれました。子どもたちの力強さ、6年生の意欲と前向きな気持ちなどが伝わればと思っていました。

待っている間に、他の団体の演奏に聴き入ったり、入所者の方と積極的に話したりする姿もありました。

いよいよ、出番です。たくさんのお客さんの前で、6年生の太鼓からスタートして、子どもたちだけの演奏曲「わっしょい」が始まりました。

さらに、「こいのぼり」と「茶つみ」の曲を、9人のアカペラで披露。観客のみなさんから手拍子をいただき、精一杯歌いました。

最後に職員も加わって、全員で「夏祭り」という曲を披露しました。9名全員で、堂々と、力強い演奏でした。見ていただいた方に「感動した」と言っていただいたことが、何よりもうれしいことでした。

このように、抜けるような青空のもと、子どもたちの姿を見ていただけること、地域の方に喜んでいただけることが本当にありがたいことです。また、子どもたちが、いろんな場に立って、たくさんの方々と関わり、視野を広げること、支えていただけていることを感じることができることが、何よりも学びになると感じた1日でした。

次の日には、年2回開催される「わんぱく相撲大会」に参加してきました。全校運動で、マラソンか相撲の練習を選択することになり、3名の女子が相撲を選択して練習を積んできました。1回戦、または2回戦で惜敗でしたが、「小結」や「関脇」の称号をいただいてきました。気合い十分。負けず劣らずでした。来週は新野のロードレースです。また練習を積んでいきます。

 

 

 

 

 

対話をしながら

各学年の人数が1~2名の本校は、1時間の中にそれぞれの学年の学習を別々に進めていくスタイルで進める授業を行っています。また、一緒に行える教科や題材は、1・2年、3・4年、5・6年の連学年で、子どもたち同士が話し合ったり、一緒に活動し合ったりして進めています。

<一緒にありのいる場所を見つけて、様子を見る(1・2年生)>

また、算数や国語など学年の内容が違うことの多い教科の中でも、例えば、国語の言語活動の「話し合い」を題材にした3、4年の単元を1つの授業にしていくことを試みています。子どもたちは、話し合いの進め方に必要なこと、それぞれの意見を語り合ったり、友だちの声をお互いに聞き合ったりして進めていました。

<じっくり自分の考えを練って 3、4年生>

<話を聞き、自分の考えを述べ、みんなで重ねていく>

「分からないときは、今の意見に付け加えたらいいんじゃないかな」と友だちの意見をそっと重ねながら進めていきました。少ない人数での対話を重ねるために、聞くことの大切さを感じさせてくれる場面でした。こういった場を意図的、組織的にできるように試行錯誤したいなと思います。

 

6年生は、この間に、修学旅行に行ってきました。学校に着いて、一番最初に見せてくれた笑顔が、この旅行の成功を物語っていました。また、町内の6年生と一緒だったことがとても楽しかったと話してくれました。

さらに、嬉しいことに、6年生男子1人が本校に転入してくれました。全校が9名になりました。さらに賑やかになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなで田植え

5月晴れの空の下、学校田の田植えをしました。「チーム和合」の皆様にご指導とお手伝いをいただくとともに、たくさんのおうちの方も来てくださいました。

今年は、田んぼづくりをしている職員のお家の方がつくられた田んぼの筋引き用の道具のみで田んぼに筋を入れ、稲を植えていきました。今年は、「かぜさやか」という新しい品種に挑戦です。収穫が例年より2週間ほど遅くなりますが、苗を3本くらいで植えても、とてもよく分けつして広がるものだそうです。

慣れている子どもたちが多いのですが、初めての子もいました。経験者が隣に来て、そっと教えてくれたり、間違った通りの所を直してくれたりしました。ちょっとした気遣いが嬉しい場面でした。

<見返して相談しながら>

しばらくすると、緑が映える田んぼになることでしょう。次は草取りです。

 

 

 

 

阿南町みんなで走ろう駅伝大会―「寺ニ大小アレドモ、住持ニ大小ナシ」―

本年度で42回を数える阿南町伝統の駅伝大会に出場しました。

本来なら参加資格は4年生以上ですが、本校は特例を認めていただき、保護者・本人の同意の上で、小学校1年生から出場登録をさせていただいています。さらに本年度は、6人1チームでの登録ですが、児童数が増えたため、久しぶりに子どもたちのみの「和合小てっちゃんず」として、出場がかないました。1、2年生は補欠としてレースを一緒に見て、3年生以上が選手として出場しました。

前回の投稿にも書きましたが、子どもたちは、自分の目標を持っているので、「ぼくは、○分○秒以内でいきたい」などのしっかりしためあてをもって臨みました。

ゼッケンをつけ、各中継所で子どもたちは仲間をどきどきしながら、待ちました。

緊張と静寂の中で9:30スタートの号砲。1区を走る6年生が勢いよく飛び出していきました。中学生のチームや大人のチームがたくさんいる中で、自分の力を精一杯発揮しようと、素晴らしい走りで襷をつないでいきました。

自分の区間が終わって、子どもだけでなく、大人に抜かされて悔しいとつぶやく子ども。そして、それを支えてくださる保護者や和合の地区のみなさん。走る方も、応援する方も1つになって頑張りました。

結果は48チーム中、13位。そして、小学生の部では堂々の3位でした。昨年度より、また一つ階段を上りました。また、最終6区の5年生は、堂々の区間賞。本当に嬉しい結果でした。

最後に表彰式がありました。5年生の区間賞の発表で「和合小の・・・」と言われたときに、観客のみなさんから、驚きや祝福の声が上がりました。その時に表題にある「寺ニ大小アレドモ、住持ニ大小ナシ」という言葉を思い浮かべました。規模こそ小さい学校ですが、子どもたちも、保護者や地域のみなさんも、そして職員も、この学校にいる自信と誇りをもち、努力を積み重ねてきたことに正々堂々と胸を張って毎日を歩んできたこと、そしてこれからも歩んでいくことの重要性を感じることのできた1日でした。

また、和合地区からは大人のチーム「和合」がエントリーし、10位という大健闘の結果でした。みんなが1つになれたとても素晴らしい1日でした。

 

 

 

 

 

 

駅伝練習、読書旬間、畑や田んぼでの学習―自分たちのめあてをもって-

1 駅伝大会に向けて

子どもたちは、12日(日)に行われる、阿南町の「みんなで走ろう駅伝競走大会」に全員で参加するため、朝の活動や授業時間を使って、練習を積み重ねています。

今年は、久々に子どもだけのチームで出場します。すでに年度の初めから、一人ひとりが目標をもって取り組んできました。一人ひとりが「自分の目標を達成すると、チームのために頑張ることになる」ということを考えて練習しています。

<子どもたちの目標>

<一生懸命練習です>

 

一人ひとりが、自分の目標に向かって、自分のペースで走っています。また、1、2年生もちょっとだけ短い距離ながら、一緒に頑張って練習をしています。上級生の取り組みを見て、一緒にやることが当たり前と感じている姿が立派です。走り方を教えてくださった地域の方にもいらっしゃって、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

2 みんなでじっくりと本に親しむ読書旬間

本校は、児童が少ないので、委員会活動は活動内容を交代しながら、全員当番制で行います。そのため、委員が中心となる活動は難しいですが、その分、全員でめあてをもって考えたり、一緒に活動して、成果や課題を共有できるたりするよさがあります。また、職員も全員参加です。

<子どもたちのめあてです>

子どもたちと職員が、全員一緒に、お互いに読んでほしい本の紹介をしたり、読み聞かせをしたりしています。それぞれの本の好みや、なぜその本を紹介したいのかという所に、その人らしさがあらわれていました。みんなで笑ったり、しんみり聞いたりして、ゆったりとした時間が流れていきます。

6年生は、「『作者がどんなことを思いながら、この本を書いたのだろう』ということを考えながら、本を読んでみたいです」というめあてをたてていました。一人ひとりがめあてに近づけていけたらいいなと思います。

<読んでもらいたい本の紹介です>

<職員による本の読み聞かせです>

3 作業の意味を考えながら代かき。そして、みんな泥だらけ

学校でお借りしている田んぼの代かきです。畦ぬりは、地域の方が連休中にしてくださり、すでに、畦や水温を上げるための用水もしっかりつくってくださっていました。

地域の方から、土のかたまりを細かくしていくことで、稲が植えやすくなること、また踏んでどろどろにしていくことで、水が下にしみていきにくくすることなど、代かきの意味や意義を伝えていただきました。だから、例えば鍬でかたまりを細かくする作業に疲れた子は、楽しみながら土のかたまりを走って踏み、それを見ていた上級生が、「それでいいんだよ」と声がけをしてくれてしました。

<子どもたちも、地域や保護者の方も、ALTの先生も、みんなで代かき>

そして、最後のお楽しみ。子どもも大人も、みんなで泥の中を競走したり、泥を掛け合ったりして思い切り遊びました。これが楽しみなんですよね。それこそ、「みんな一緒」です。楽しい時間でした。田植え用の苗もいただきました。1つ1つ意味や意義を考えながら、楽しみながら学べたらいいなと思います。

<泥の中を競走。そしてみんなで泥遊び>