『和合の念仏踊り』と『盆踊り』の練習

国重要無形民俗文化財に指定されている『和合の念仏踊り』。子どもたちも民俗文化の担い手として和合の地で育っていきます。学校でも、この大切な『和合の念仏踊り』と『盆踊り』を学ぶ機会を設けています。今日は、地区の「念仏踊り保存会」の皆さんが学校へ来てくださり、子どもたちと職員に教えてくださいました。
まず始めに『念仏踊り』の中のかけ声について、その意味を教えていただきました。
 
『和合の念仏踊り』は「庭入り」→「念仏」→「和讃」の3部で構成されていますが、この「庭入り」で使われる2種類の笛のメロディのうち“ヒッチキ”を保存会の笛の名手の若者たちに教えていただきました。とはいっても、篠笛の音が出るまでが一苦労。スースーと息が漏れるばかりで音にはなりません。でも、毎年の練習の積み重ねで、子どもたちも笛の吹き手に育っていきます。
 
“庭入り”のもう1曲は難しくて、今日は保存会の皆様が、演奏と庭入りの踊りを見せてくださいました。先導する“ヒッチキ”役は5年生の男の子。小さい頃から学校で練習したり、実際に念仏踊りに参加したりする経験の中で、体にしみこんで覚えていくのだとわかりました。また、休憩時には保存会の方と“ヒッチキ”の踊りをやってみる姿もありました。こうして次々伝承されているのだと感じました。
 
『和合念仏踊り』のあとは『盆踊り』の練習。「すくいさ」と「十六」と「おんたけ」の3曲を教えていただきました。こちらも地域の若者たちが音頭取りをしながら教えてくださいました。見よう見まねで、ゆっくりな動きの繰り返しが身についてきて、なんとなく様になってきた頃、静かな盆唄と動きがとても心地よく、だから昔から延々と伝わってきたんだろうな、という不思議な感覚にとらわれました。
 
和合小学校は地域と共にある学校です。これからも地域を知る学習を大切にしていきます。

和合の歴史にふれる学習

代々和合の庄屋さんだった歴史を持ち、「念仏踊り」を和合に伝承した「宮下家」の28代当主にあたる宮下金善さんが、今もお家に残っている古文書や、和合地区や念仏踊りがNHKーBSの取材を受けた時のTV番組の映像を子どもたちに紹介しながら、和合の歴史についてのお話をしてくださいました。
お家に残っている古文書の1番古い物は、織田信長が本能寺の変で亡くなった頃のもので、馬の病気や治療の薬について書かれているものだそうです。また、江戸時代の通行手形や、大正時代に代用教員として勤務していた15,16歳の青年が自学のために書いた豆本などを見せてくださいました。
目の前で語られる和合に関する歴史のお話に子どもたちも強く興味を持ち、真剣にお話を伺っていました。今週は『念仏踊りの練習』もありますが、今まで以上に「昔」を意識して取り組むことができそうです。
   

救命法講習会

夏休みも間近になってきました。「自分の命は自分で守る」と共に「人の命を守るために自分ができること」を学ぶ機会として、本校では救命法講習会に児童も参加します。今日は、阿南消防署から講師を2名お迎えして、職員と児童が参加して救命法講習会を行いました。まず、和合で生活するために必要な知識として、獣に遭遇したときどう対応すれば良いか、暑い夏の熱中症対策、などのお話を伺いました。次に、倒れている人を見つけたときどう対応すれば良いかについてお話を伺った後、人形を使って人工呼吸と胸骨圧迫マッサージの方法を体験しました。でも、子どもは力が足りないので自分でやろうとせず、まずは大人に知らせることと大人の指示を聞いて自分にできることをお手伝いすることが大事だと教えていただきました。
  
児童は1時間参加で下校し、その後職員でみっちりと続きの講習を受けました。実際にあった状況から、自分はどう動いたら良いか、等のシミュレーションも体験しました。職員は3時間の講習修了の証として「普通救命講習Ⅰ終了証」をいただきました。
 
学校管理下で児童の命を守ることはもちろん、自分たちの生活の中でもしも倒れたいる人を発見したときは、勇気を持って救命にあたりたいと思います。

5年生 元気に帰校

5年生2名が、1泊2日の日程を終えて、元気に帰ってきました。バス酔いも船酔いも無く、しっかり勉強して存分に楽しんできたようです。
トヨタ自動車工場の見学と、そこで働く方々の仕事の模擬体験。伊良湖岬小学校5年生との交流。日間賀島へ渡り魚つかみや海水浴、タコの日物作り体験。セントレア国際空港の見学。名古屋市水族館の見学。
実際に目で見て触れて体験できた学びは大きいと思います。学校で待っていた1~4年生にも、お土産話をしっかり聞かせてくれることでしょう。
      

 

留守を守る ジャガイモ収穫

5年生が留守の2日目。今日は3.4時間目にジャガイモの収穫を行いました。
さて、どのくらい収穫できるのか?楽しみにしながら、まずはマルチをめくり、畝の端から順々に掘りあげていきました。子どもたちは小さなスコップで、職員は鍬や大きなシャベルで掘りました。そしたら、でるわでるわ・・・。大きなジャガイモがゴロゴロ出てきました。豊作です。汗をいっぱいかきながらコンテナ4杯分のジャガイモが収穫できました。
   学校へ戻り、さっそくゆでて食べました。給食の後でも、いくつでも食べられちゃうくらい美味しかったです。(^o^)/
どうやってみんなで食べようか、また、みんなで相談して決めていきます。

 

留守を守る 太鼓と田の草取り(3回目)

朝、5年生が出発したので、これから3日間は1~4年生での学校生活です。頼りになる5年生がいなくて困っちゃうかな?寂しい学校になるかな?なんて心配していましたが、全く大丈夫でした。5年と一緒に放送当番をしている1年生が自分から職員室へ来て、朝の放送の原稿を書き、放送室で機械操作をして、ちゃんと放送を流してくれました。責任を持って自分に与えられた仕事を自分で行う姿にビックリヽ(゜∀゜)するやらうれしいやら・・・。
 
4時間目は和太鼓の練習。5年生が帰ってきたらビックリするくらい上手になっておこうと、地域講師の方から新しい打ち方を教えていただいて、ちゃんとマスターしてしまいました。
 
午後は最後の田の草取り。7月になると草より稲の方が大きく育つので、今回が草取りの最後になるそうです。田んぼにはびこりる3種類の草を教えていただきました。
 セリ(大きくなりすぎてもう食べられない)
 
葉の形がキツネの顔みたいなオモダカ。大きくなると白いかわいい花が咲く。
 丈は低いけれどびっしり生えるコナギ。
田んぼに入ってみると、この3種類の草がたくさん生えていました。稲の株の周囲を手ですくいながら、丁寧に草取りをしました。
 
田の中の草取りが終わると、土手の草刈りと草片付け。働き手の5年生がいない分をカバーして余りある1~4年生の活躍ぶりでした。
 
2時間過ぎる頃は、学校田は見違えるほどきれいになりました。次の田んぼの活動は9月の稲刈りです。収穫が楽しみです。

5年生のいない3日間/田原市交流・臨海学習へ出発

朝5:15。5年生2名が元気に田原市交流・臨海学習へ出発しました。大下条小学校でバスに合流し、阿南町内4校の5年生が合同で行う行事です。田原市の交流先小学校の5年生と交流したり、日間賀島で海辺の生活に触れたり、トヨタ自動車工場を見学したりと盛りだくさんですが、しっかり楽しみ勉強して元気に帰ってきてくれることでしょう。今日から3日間、頼りになる本校最高学年の5年生が留守になります。ちょっと不安だけど・・・こっちも残ってるみんなで頑張ります。
 

七夕集会

 
児童会が企画する7月のお楽しみ集会は『七夕集会』。3日ほど前から音楽室に笹竹が準備され、それぞれが短冊に願い事を書いてつるしました。今朝は、職員の家の畑で採れたキュウリとナスで、子どもたちが牛と馬を作りお供えしました。
今回の七夕集会の内容を企画し、運営してくれたのは2・3年生の3人です。みんなが楽しめる楽しい内容を考え、準備してくれました。
まず、5月の『こいのぼり集会』でやって、とても楽しかった「ともえ鬼ごっこ」を体育館でやりました。そして、汗びっしょりになり喉がカラカラになったあとは・・・今日の集会のメインイベント「マイ・オリジナル・かき氷」で楽しみました。自分でかき氷を作って、自分の好みのシロップで食べます。お母さん手作りのイチゴシロップや梅シロップ、甘酒もありました。
     
今日の『七夕集会』も大成功。短冊に書いたみんなのお願いはきっとかなうことでしょう。運営してくれた2・3年生の皆さん、ありがとう。

水泳学習 始まりました(^o^)

本校の水泳学習は町のB&G屋内プールをお借りして行います。みんなで掃除した学校プールの水源は山の水なので、水温が上がらないため、夏休みのプール開放日に使います。今日はそのB&G屋内プールに出向いて、今年はじめての水泳学習を行いました。子どもたちは水泳が大好き。みんな楽しみにしていたようです。3.4.5年生は昨年度しっかり泳ぎ込み、みんな25メートル以上泳げるようになりました。「今年はもっと長い距離を泳げるようになりたい。」「クロールだけでなく他の泳ぎ方もできるようになりたい。」など今年の目標を持ちました。低学年の子どもたちは「たくさん泳ぎたい。」「上手に息継ぎできるようになりたい。」等の目標を発表してくれました。
準備体操・水慣れをした後は、泳ぎのレベルごとに分かれて、それぞれ担当職員がついて学習に取り組みました。2サイクル泳ぎ込んだ後は、お楽しみの時間もありました。
    
これから8月まで、週2回ほどB&Gのプールをお借りして水泳学習を重ねていきます。どのくらい目標に近づけるか、成長が楽しみです。

自然体験教室(キャンプ)2日目

心配していた雨が、夜中からポツポツ落ちてきました。職員は夜中にテントの外へ出て雨の様子をうかがいながら「大丈夫かな?これ以上ひどい降りになったらバンガローへ撤収するか。」何て話を数回行いましたが、テントの中まで雨がしみ込んでくる様子はなかったので、そのままテントの中で一晩過ごしました。(子どもたちはみんなぐっすり朝まで眠れたようです。)
子どもたちが起き出す6時頃には、雨は上がっていましたが、天気予報で雲の動きを読むと9時頃からは土砂降り??雨が降る前に、できることをやってしまおう、と予定をどんどん繰り上げて進めました。
そうはいっても、体を起こすためにまずは朝の会とラジオ体操。そのあと、急いでテントの撤収。(雨の中の撤収になったら大変!)
   
その後、いつ雨が降り出してもいいように屋根の下で朝食作りと朝食。今朝のメインメニューは、子どものお家から差し入れでいただいた和合産平飼い鶏の産みたて卵。それぞれ好みで目玉焼きにしたり、卵かけご飯にしたり、贅沢に昨日の残りのカレーにトッピングしたり…と、とても美味しくいただきました。
    
朝食も済み一息ついていた頃、いよいよ雨が本降りになってきました。この後予定していた“ちゃづけさん”によるネイチャーゲームも開始時刻を早めていただきました。雨の中でも自然に十分親しめる活動を準備してきてくださいました。①聴診器を使って自然の音を聴く活動 ②虫眼鏡でじっくり自然を見つめる活動 ③目を閉じて自然の音と雰囲気を紙に表現して発表し合う活動 を体験させていただきました。
   
しっかり自然と親しんだ自然体験教室も予定していた活動をすべて終えることができました。まとめの会では子どもたちからも職員からも「みんなで協力して、楽しい時間が過ごせました。めあてが達成できました!!。」という見返しの声が上がりました。
快晴の2日間ではなく、雨の中での活動もありましたが、臨機応変に動くことも、また勉強になりました。ネイチャーゲームでは、普段は見ない雨の中の自然と向き合うこともできました。
 
雨のため各活動は予定した時刻と大きく変わってしまいましたが、快く変更に対応してくださった関係の皆様(キャンプ場の管理人さん・送迎してくださった皆様・ちゃづけさん 等々)に支えていただき、自然体験教室は大成功でした。ありがとうございました。