日吉分校掃除

現在は休校となっている日吉分校へ年1回のお掃除に行ってきました。一部屋は地域の皆様が集えるようにきれいに整備され、診療所や集会所として使われていますが、残り2教室と講堂は、昭和60年に休校となったその日のままです。当時の児童の作品が飾られている壁、おつとめされていた先生のお名前が残っている教室の入り口・・・。歴史を感じながら、心を込めて磨き上げてきました。
   
1時間ほどで埃がとれ、すっかりきれいになりました。そこへブルーシートを敷き、みんなで円座になってお弁当を食べました。その後、学校から持ってきた「トントン相撲」や「オセロ」や「和合カルタ」で遊びました。「和合カルタ」は平成18年度の児童(今の子どもたちの先輩)が言葉を考え絵を描いた手作りカルタです。和合小の宝となるすばらしいできばえのカルタにみんなで感激しながら遊びました。
   
帰る前には「大事な分校がきれいにできてよかったです。」「昔の遊びが楽しかったです。」などの感想が聞かれました。和合小の歴史を知るよい機会になりました。

運動会へ向けて

本校の運動会は10月7日(日)です。地域の皆様の地区運動会と合同で行います。
今週から運動会特別時間割が始まり、運動会の練習も本格的に始まりました。
入場行進、一輪車の表現、校歌ダンス・・・
     
練習を積む中で、今年初めての「前へならえ」も練習しました。考えてみれば本校は全校7名。子どもたちは今までは横1列に並んでいたので、横並びは上手ですが、縦に並ぶ経験がなかったなあ、と職員は苦笑いしました。でもすぐに、1年生を含めてピシッと「前へならえ」ができるようになりました。

運動会まであと2週間。練習をしっかりがんばります。

稲刈り

学校田もおかげさまで稲がたわわに実りました。先週金曜日が稲刈りの予定でしたが雨で延期になっていました。今日は秋の日差しの下、絶好の稲かり日和となりました。田んぼの活動をささえてくださっている”チーム和合”の皆様に教えていただいたりお手伝いしていただいたりしながら、初めての子どもたちも手際よく刈っていきました。
    
稲を刈るより、束ねてワラで縛る方が難しいのですが、これも高学年のお家で田んぼのお手伝いをしている子たちを中心に、上手に縛っていきました。みんなの力が集結して、1時間かからないうちに、はざ掛けまで終わりました。今年は天候にも恵まれ、草取りも回数多くがんばったので??お米は上出来で収量も上がったようです。
 
10月には脱穀。その後はお世話になった皆様をご招待して収穫祭を計画します。

 

雨中遠足 がんばったよ!

全校遠足(社会見学)へ行ってきました。今年の目的地はヘブンスそのはらスキー場を通り萬岳荘(山小屋)まで。天気予報では午前中曇り、午後3時頃から雨の予報でしたが、ロープウェイ点検のため予備日がとれなかったことと朝は雨が降っていなかったので、決行!出発しました。
町のバスを運行していただきヘブンスへ到着。そこで萬岳荘の管理人さんが案内で同行してくださることになり、とても有り難かったです。まず、ゴンドラに乗りました。子どもたちは大興奮。ひとりも怖がる子はいませんでした。ぐんぐん上がっていき、雲の高さまで上りました。
 
ゴンドラの終着点はゲレンデです。記念撮影の後リフトに乗り継ぎました。初めてリフトに乗る子も上級生や職員と一緒に「せーのー。」で上手に腰掛けました。子どもたちは「まるで鳥になったみたい。」とはしゃいでいました。
 
リフトを降りてからは、片道1時間ちょっとの道を萬岳荘目指して歩きました。途中の展望台からは、遠く南アルプスが見えました。5年生の女の子は夏休みに、山のエキスパートのお父さんと一緒に南アルプスを縦走しています。「あそこの尾根をお父さんと歩いたんだよ。」と説明してくれました。
  
展望台を過ぎ、がんばって歩いているうちに、とうとう雨が降り出してしまいました。これも自然体験です。カッパや雨傘で雨をしのぎながらも、誰ひとり弱音を吐かず、がんばって萬岳荘まで歩き通しました。
 
気温は14度。さすがに雨に濡れて体は冷え、靴はビショビショになってしまい悲しかったのですが、同行してくださった管理人さんが閉まっていた山小屋を開け、ストーブまで焚いてくださいました。冷えた体が温まり、快適にお弁当をいただくことができ、また力がよみがえってきました。
 
帰り道も雨は止むことはありませんでしたが、歌を歌ったりクイズを出し合ったりしながら楽しく歩くことができました。「あれっ?帰りは早いなあ。」と言っている子もいました。

あいにくの雨になってしまいましたが、自然を満喫できた1日となりました。
ヘブンスそのはらの皆様、萬岳荘の管理人さん、ずっと駐車場で待ってくださってた町バスの運転手さん。たくさんの皆様に支えていただき、楽しく充実した1日を過ごすことができました。ありがとうございました。

昔を知る学習・学校公開(第3回)・PTA作業

今日は朝からの小雨模様で、午後に予定されていたPTA作業は中止の決定をしましたが・・・。
子どもたちは午前中は『昔を知る学習』を行いました。2校時は、地域講師の方においでいただき「和合の石仏」についてお話をうかがいました。大下条に近い地域からだんだんに川をさかのぼりながら石仏が作られてきたこと、地区によって祀られている石仏は違うということ、などを教えていただきました。
 
3校時は、学校の用務員さんが『昔の遊び』を体験させてくださいました。塩ビ管を利用し、障子紙で作った矢を飛ばす、手作り吹き矢です。昨年度の矢がまた改良されており、先に錘となる丸くぎがつけられていたので、すごく良く飛びました。子どもたちは夢中になって遊びました。錘がついたことで、人に当たると怪我をする恐れもあるので、順番に声をかけあいながら遊ぶ、というルールも学びました。
  
お弁当を食べた後、4校時は授業公開でした。全学年算数の授業を見てもらいました。1年生は担任の先生と「かさしらべ」。2年生は教頭先生と「九九」。3年生は担任の先生と「あまりのあるわり算」。練習問題の答え合わせはお父さんがやってくれました。5年生は担任の先生と「素数を見つける」。校長室では自分のペースで学びたい子どもたちが「かけ算の筆算」や「1000までの数」を自分で学びながら疑問点を聞くやり方で学習していました。都合のつく教師はみんなで子どもの学びを支える本校の学習の仕方をみなさんに見ていただくことができました。
   
そして・・・、授業が終わりの時刻にはなんと! 雨が上がってしまいました。午前中に作業の中止を決め地区内へアナウンスをしてしまったのですが、参観にきてくださった皆様が「できることをやろう。」と力強く言ってくださり、結局予定していたほとんどの作業を無事すませることができました。
   
とても充実した1日になりました。参観していただいた皆様、PTA作業を行ってくださった皆様、ありがとうございました。

台風21号の爪痕

台風21号は近畿地方に大きな被害をもたらしましたが、和合地区へは9月4日午後から夜にかけて接近し、ほぼ3日間和合地区が停電となる被害をもたらしました。
4日PM3:05。突然停電。夜8:00~11:00にかけて各携帯電話会社のサテライト基地局のバッテリーが切れて、携帯電話も使えなくなり、情報から遮断されてしまいました。和合小学校付近も小さな土砂の崩落があり、一時的に学校付近が全面通行止めになりましたが、大きなシャベルカーで、すぐに道の通行は確保してくれました。5日・6日は停電していたものの、道が通じており給食が提供できたこと、水道やトイレが使えたので、学校での授業を行いました。
6日PM7:00に停電が解消され、明るくなり、携帯が使えるようになり、テレビからの情報が得られるようになった時は本当に嬉しかったです。
日常生活のありがたさ、電気のありがたさを改めて感じたことと、日頃からの災害への備えの大切さを痛感し、見直すことができた機会となりました。