<地域の人やものから学ぶ>ー地域の花壇の花植、自然教室ー

―寺村の花植(6月17日(水))―

本校からしばらく歩いた所に、老人クラブと本校が合同でつくっている花壇があります。その花壇に全校で花植に行きました。

思い思いの速度で、子どもたちが歩いて行くと、もうたくさんの地域の方が待っていてくださいました。花の苗は、その中のリーダーの方が種から育ててくださり、本年度は、コロナのこともあって、職員を中心に水やりを行って大きくしたものです。児童会の副会長が、「一緒にきれい花を咲かせたいです。お世話になります」と挨拶し、子どもたちは、勝手知ったるところもあり、リーダーの方のお話しの後、どんどん畝を作り、花を植えていきました。

<迎えてくださった地域の方々>

<児童会副会長があいさつ>

<転校してきたから、初めて畑作業したよ>

<どんどん進めていきました>

<地域の方にお茶やお菓子を配りました>

<地域の方に感想を語りました>

<作業完了 地域の皆さんと>

子どもたちは、率先して地域の方に分からないことを聞いたり、お茶を配って話をしたりしていました。最後に「一緒にきれいに植えることができてよかった」(4年生)「私は4年目になるけど、毎年花壇ができて、花が咲くのが楽しみ」(5年生)と話していました。職員が今まで30年以上和合小の子どもたちと地域の皆さんと続けてきた花壇であること、少ないときには地域の方がたった一人でこの花壇をやり続けてきたことなどを話し、子どもたちが大変にびっくりしていました。1つ1つの地域にあるものやことの意味や意義を、子どもたちが感じるようにしていきたいと感じる瞬間でした。きれいな花が咲きますように・・・。

 

―自然教室(6月19日(金))―

例年行っているキャンプ場での宿泊自然教室が、コロナウィルス感染防止のため、1日の自然教室を計画しました。しかし、梅雨の雨にたたられ、学校で自然教室を行うこととしました。

午前中は「なみあい育遊会」の方に来ていただき、3つのネイチャーゲームを紹介していただき、やってみました。1つめは、自分の背中に動物の写真が貼られ、友だちにその写真を見てもらい、自分で「その動物の食べ物って何ですか」などと質問していって、動物名を当てるというものでした。

<育遊会の方々に教えていただきました>

<質問し合いながら、背中の自分の動物の名前を考えました>

楽しみにしていた会が雨で内容が変わり、ちょっと落ち込んでいた子どもたちの表情が、だんだん変わっていくのが、手に取るように分かってきました。

<笑顔が弾けてきました>

2つめは、目隠ししたこうもり(BAT)と蛾(MOTH)の役が出てきて、こうもりが超音波を出すように「BAT」と話し、それをはじくように「MOTH」と返る声を頼りに、捕まえていくというものでした。

<「BAT!」「MOTH!」>

3つめは、畑に植えた野菜(ボール)を首に鈴をつけた鹿が静かに取りに来る。そしてその畑の持ち主が鈴の音の方を指さして鹿を追い払う、鹿は気づかれないようにボールを取るというゲームでした。持ち主は目をふさぐので、音や雰囲気を感じないと指さしできないというものでした。音だけでなく、視覚以外の感覚を総動員して守りました。

<そおっとそおっと野菜を取る>

<感想を語る>

子どもたちは「始めは質問してもよく分からなくて、やっているうちに分かってきて楽しかった」(4年生)「自分は勘(感)に頼ってやっていて、すごく難しかったけど新しいことができてよかった」(5年生)と話していました。本校は、子どもたちが考えたゲームやお遊びを中心に自然教室の内容を考えていましたが、遊びと自然を楽しく、そしてそっと結びつけてくれる専門の方の活動にふれることの楽しさやよさを感じていました。

そして、午後は自分たちの考えた学校中を使った「宝探し」と「けいどろ」をやりました。丁寧に作られた宝や景品や仕掛け。自分たちで楽しくなるように工夫されていました。

<宝を見つけたよ>

<自分たちで進めたよ>

<自分たちで考えることができた>

「雨は降って自然教室は学校でってなったけど、自分たちで進められてよかった」(6年生)のように、中止になったことや学校で行うことになってしまったこと、授業もしたことなどをどうこういうような矢印を外向きにするのでなく、自分たちで楽しくしていくんだという自分たちに矢印を向けて、行事をつくっていけたことが、何より大切なことだったでのはないかと感じることができました。

 

<全員でひたりこむ、全校で笑顔になる>

―クラブ活動(インディアカ)(6月12日(金))―

本校のクラブ活動は、本校の先生方が独自のアイデアを生かしたり、子どもの様子から考えて行えたりするよさがあります。本年度は「インディアカ」に取り組みました。いわゆるニュースポーツにあたるのでしょうか。子どもたちも、「キャッチしてよい」という特別ルールで行うと、少しずつゲームとしてコート間のやりとりができてきました。

始めは、2チームに分かれて行いました。何だかぎこちなく突っ立ってしまう感じでしたが・・・

そのうちに、こつをつかんで、ゲームが続いてくると、だんだん前のめりになったり、身体全体が大きく動き出したりしてきました。

最後には、大人VS子どもでやろうということになり、子どもたちが大人を圧倒。大人げない大人たちが、「同じルールでやろう」と子どもたちに提案しました。子どもたちも呑んでくれて、シーソーゲームで何とか大人が1勝。時間を忘れてひたり込み、身体の動きがだんだんしなやかになったり、笑顔が弾けていたりしました。ニュースポーツの一番大切なところにふれることができたと感じました。

<笑顔がはじける>

―転入生歓迎集会・授業参観日(6月13日(土))―

本来なら、1学期のスタートから本校に転入するはずだった4年生が、コロナウィルス感染防止のために、ずっとこちらに来ることができず、こちらに引っ越して2週間待機して、やっと、本当にやっと今日から登校することができました。本当によく我慢してくれました。みんなで大歓迎です。その歓迎集会を、5・6年生が主催してやってくれました。

<5、6年生が企画・進行してくれました>

だんだん難しくなる〇×クイズ、そして初めてやったあつまりっこベースボール。みんなで思い切り楽しむことができました。〇×クイズのチャンピオンには、手作りの刺繍の入った、心のこもった小物入れでした。チャンピオンから、転入生にと手渡されました。

<〇×クイズ「私正しいのかな」>

<あつまりっこベースボール>

<チャンピオンの賞品は手作りの心のこもった小物入れ>

みんなで、クイズの工夫やあつまりっこベースボールの楽しさと、それを考えてくれた5、6年生への感謝を一人ひとりが述べました。びっくりしたのは転校生がクイズの工夫やベースボールの面白さを自らみんなに話してくれたことです。とてもうれしい場面でした。全校7名で「みんな えがおの 和合小」を目指して、日々歩んでいきます。

<みんなで振り返り。転入生も自分から話してくれました>

<やっと全校全員で、笑顔の写真です>

<児童会目標「みんなえがおの和合小」完成>

<成長>ー児童集会・児童会目標づくりー

―2・3年生主催の児童集会(5月29日(金))―

本校は、児童会活動は1年生から全員参加です(今年度は2年生から)。後で出てきますが、児童会の目標達成のために、子どもたちが考えている1つの方法として、「楽しい児童集会をつくる」を掲げています。

今回は、2・3年生が、その児童集会を企画・運営してくれました。内容は、「リレー」「じんろうおに」「たま拾い合戦」の3つでした。

<2・3年生が自分たちで考え、みんなにわかるよう臨機応変に説明してくれました>

<全校みんなで、そして先生方も全力疾走でリレー>

<「どうやって拾ったら勝てるかな」(作戦タイム)>

なんと言ってもびっくりしたのは、2・3年生の成長でした。あらかじめ考えた説明だけでなく、その場に応じて分かりやすく説明を加えたり、その場所に行って、具体的に説明をしてくれたりしました。みんなが心から楽しめるように、自分たちで相談しながら、やってくれたことで、本当にみんなが笑顔で、思い切り力を出し合う集会になりました。昨年度もがんばったのですが、本年度は、本当にその成長に驚くばかりでした。2・3年生、本当に笑顔になれる集会をありがとう。

<「今までやってことない種目で楽しませてくれた」と感想を話す>

<終わった後の、仲間からの感想です>

―本年度の児童会目標決め(5月29日(金))―

この日の午後、みんなで、なかなかできずにいた児童会の目標決めを行いました。副会長より、昨年度の目標の紹介や提案理由の説明があり、みんなで、自分たちがどんな学校にしたいかをどんどん述べていきました。「参加したみんなに感謝できるように」(4年生)「みんなで話し合って、授業などをがんばる」(3年生)など、自分が大事にしたいことがどんどん出されていきました。先ほどの4年生にそう思う理由を聞くと、「駅伝とかマラソンとかに、たとえ自分が早くて1位になったとしても、一緒に走ってくれる人がいないと、レースそのものだってできない。いつも、一緒にやってくれる人に感謝できるようにしたい。自分が低学年のころ、マラソン大会で1位になった時に、お家の人が教えてくれたことだから」

と話してくれました。

これらの意見をだいたい同じ内容等でくくって、4つの具体的目標が見えてきました。

<提案説明>

<どんな学校にしたいか語り合う>

<みんなでまとめる>

 

<制作途中の児童会目標>

本年度は、「行事・集会・協力」「健康・命」「勉強・読書をがんばる」「元気に仲良く遊ぶ」の4つを行いながら、「みんな笑顔の和合小」を目指すことになりました。さらにみんなで、この目標の木をつくっていく予定です。

さらにこれから、こういう一人ひとりの思いをさらに大事にできる学校にしていかないくてはと、子どもたちに感じさせてもらった1時間でした。