2月15日(水)、3月に出産予定の妊婦さんに来校いただき、全校で「いのち」について考える学習を行いました。この妊婦さんは、本校職員の実の娘さんです。
最初に、お腹の中にいる赤ちゃんのひいひいおじいさんとひいひいおばあさんの結婚写真から今につながっている「いのち」について考えました。(本校職員は「おじいさん」になりますね)
その後、一人ずつ、妊婦さんのお腹を触らせていただき、お腹の中の赤ちゃんの鼓動を聴診器で聞きました。お腹の中の赤ちゃんをびっくりさせないように、物音を立てずに静かに動き、お腹を触る前に手を温める和合っ子に優しさを感じました。
「あっ、動いたよ!」「雪が降っているような音が聞こえたよ」
そして、妊婦さんにいろいろ質問をして答えていただきました。「食事で気をつけていることはありますか?」(生ものは控え、甘い物も食べ過ぎないように心がけているようです)、「階段をのぼる時とおりる時はどっちがつらいですか?」(のぼる時は腹筋を使うし、おりる時はお腹で見えないし…手すりが頼りだとおっしゃってました)等々。
「私が生まれる時もお母さんは大変だったんだな」「ぼくは男だから体験できないけど、陣痛や食事とか大変なことがわかった」―振り返りの場面での児童の感想です。それを受けて、妊婦さんが「大変なこともあるけど、赤ちゃんを育てていくのが楽しみです!」と笑顔で話されたのが印象的でした。
自分や周りの人たちの「いのち」のつながりを肌で感じてくれたことと思います。「本物」に触れる貴重な時間でした。