阿南町みんなで走ろう駅伝大会―「寺ニ大小アレドモ、住持ニ大小ナシ」―

本年度で42回を数える阿南町伝統の駅伝大会に出場しました。

本来なら参加資格は4年生以上ですが、本校は特例を認めていただき、保護者・本人の同意の上で、小学校1年生から出場登録をさせていただいています。さらに本年度は、6人1チームでの登録ですが、児童数が増えたため、久しぶりに子どもたちのみの「和合小てっちゃんず」として、出場がかないました。1、2年生は補欠としてレースを一緒に見て、3年生以上が選手として出場しました。

前回の投稿にも書きましたが、子どもたちは、自分の目標を持っているので、「ぼくは、○分○秒以内でいきたい」などのしっかりしためあてをもって臨みました。

ゼッケンをつけ、各中継所で子どもたちは仲間をどきどきしながら、待ちました。

緊張と静寂の中で9:30スタートの号砲。1区を走る6年生が勢いよく飛び出していきました。中学生のチームや大人のチームがたくさんいる中で、自分の力を精一杯発揮しようと、素晴らしい走りで襷をつないでいきました。

自分の区間が終わって、子どもだけでなく、大人に抜かされて悔しいとつぶやく子ども。そして、それを支えてくださる保護者や和合の地区のみなさん。走る方も、応援する方も1つになって頑張りました。

結果は48チーム中、13位。そして、小学生の部では堂々の3位でした。昨年度より、また一つ階段を上りました。また、最終6区の5年生は、堂々の区間賞。本当に嬉しい結果でした。

最後に表彰式がありました。5年生の区間賞の発表で「和合小の・・・」と言われたときに、観客のみなさんから、驚きや祝福の声が上がりました。その時に表題にある「寺ニ大小アレドモ、住持ニ大小ナシ」という言葉を思い浮かべました。規模こそ小さい学校ですが、子どもたちも、保護者や地域のみなさんも、そして職員も、この学校にいる自信と誇りをもち、努力を積み重ねてきたことに正々堂々と胸を張って毎日を歩んできたこと、そしてこれからも歩んでいくことの重要性を感じることのできた1日でした。

また、和合地区からは大人のチーム「和合」がエントリーし、10位という大健闘の結果でした。みんなが1つになれたとても素晴らしい1日でした。