クラブ活動・田の草取り・地域の方の本の読み聞かせ

(1)クラブ活動

6月6日(木)クラブ活動がありました。今回は、紙玉でっぽうで、まるめた紙の玉をより遠くに飛ばしたり、的あてに挑戦したりしました。いろいろな材質、長さ、太さの筒を用いて、玉も新聞紙やテッシュなどいろいろな材料を自分で選択してやってみました。途中からは木槌なども登場。みんなで、どれだけ遠くに飛ばせるかを試してみました。6年生が、体育館の端から端まで飛ぶものをつくってみんなでびっくり。それぞれの考え、工夫ができた時間でした。子どもたちも「自分で工夫できた」と話していました。次回は、子どもたちのアイデアでやりたいことを決めていきます。

 

(2)田んぼの草取り

6月13日(木)、久しぶりの快晴の中、田の草取りに行きました。地域の方が、草の種類を細かく教えてくださり、それを観察したり、「はったんどり」(手押しの除草機)の使い方を教わったりしてから、どんどん草取りを始めました。

<雑草の中には食べられるものもあるんだよ>

<はったんどりを体験しながら>       

<1年生もぐいぐい頑張ります>

<どんどん草取り>

<泥を下の川で気持ちよく落として>

<エメラルド色した和知野川>

途中でちょっとオタマジャクシやイモリと戯れても、いつの間にか草取りに戻る。「いっぱいあった草を取ることができて・・・あ、当たり前かあ」と感想を述べる。・・・地域の方に支えられながら、子どもたちは、働くという姿を自然に学んでいるのではないかなと思いました。

(3)地域の方の読み聞かせ

6月14日(金)地域の方が、パネルシアターと読み聞かせを定期にしていただけるとのこと。さっそくその第1回目がありました。もう、「読む」というより「語る」という感じでした。子どもたちもお話しの世界に引き込まれていきました。

また、3年生が、国語の単元で新聞づくりをしていて、一人の子が、「和合の念仏踊り」の取材をしたいとのこと。この地域の方は、「和合の念仏踊り」を守り、育んでいただけている方のお一人だったので、読み聞かせの後、この取材が実現しました。

地域の方に学校に来ていただけるだけでなく、このように、子どもたちが、自ら課題を持って、自ら地域の方に関わっていくことで、子どももそして地域の方もお互いがお互いを理解し、学んでいける。そんな関わりがこれからもできたらいいなと感じます。本当に地域の方にはたくさんの支えをいただいています。その分このようにお返しできたらと思っています。

1・2年生主催の児童集会、千石平ロードレース

(1)1・2年生主催児童集会

5月31日(金)1、2年主催の児童集会がありました。本年度の児童会目標の1つを実行しています。1、2年生が司会やルール説明、勝敗を判定して進めていけるなんて、なんてすてきなことでしょう。

風船パタパタゲーム、パタパタ競争、60秒ぎりぎりタイムの3つのゲームを企画してくれました。汗びっしょりになって、子どもたちも先生方も思い切り楽しむことができました。自分たちが心から楽しいと感じたことを、みんなにしてくれたんだね。1、2年生ありがとう。

集会の振り返りの中で、「1、2年生なのに、こんなに全校が楽しめる遊びを企画できるなんてすごいと思いました。ぼくが1年生の頃には、こんなに楽しい遊びを考えられなかったよ。ありがとう。」(6年生)と心からの感動を伝えていました。企画した子も「みんながぼくたちの考えたゲームを、喜んでくれてうれしかったです」(2年生)とやりがいを感じていました。まだまだ、自分たちが企画し、みんなを動かしていく学びは続きます。

(2)第18回千石平ロードレース大会

6月2日(日)第18回千石平ロードレース大会に出場しました。昨年度は相撲大会と重なってしまったのですが、本年度は本校の多くの子どもたちがエントリーしました。

本校の隣の学区の新野は、千石平と呼ばれ、大変にひらけた美しい景観を持つ場所です。そこに800人ほどの方が出場するロードレース大会が開催されています。駅伝のようにみんなが出るので心強い面と、最後は一人で走る一人になる面と両方を兼ね備えたレースとなりました。

ロードレース独特の出発前、大勢の選手の中での緊張感と静寂。スタートして大量の人の中で、転倒しても起き上がってすぐにレースに復帰。自分の思ったタイムでないことの悔しさ。いろいろな様子が見られました。すべて学びのよい機会だと思いました。

<先生も頑張りました>

出走した子どもたちは全員が完走。入賞者は、低学年男子で、3年生が準優勝、女子では3年生が4位入賞。高学年女子は6年生が8位でした。自分がいつの間にか伸びているということを感じて、心から喜んでいるそんな姿がうれしかったです。伸びるっていつの間にかかもしれませんね。その場をみんなで喜び合いたいなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阿南学園創立祭、飯伊小学生わんぱく相撲大会に参加してきました

「ひだまりの郷 阿南学園」が創立61周年を迎え、「創立祭」を行うということで、日頃お世話になっている方々がいらっしゃる阿南学園から、「和合小学校の太鼓の演奏を」というご依頼を受けて、参加させていただくことになりました。

子どもたちは、毎週地域の太鼓の練習を行っています。また、全校音楽や授業でも、職員も一緒に、何回か練習してきました。転入してきた6年生も、転入早々にかかわらず、「一緒に出たい」と言ってくれ、練習にも参加してくれました。子どもたちの力強さ、6年生の意欲と前向きな気持ちなどが伝わればと思っていました。

待っている間に、他の団体の演奏に聴き入ったり、入所者の方と積極的に話したりする姿もありました。

いよいよ、出番です。たくさんのお客さんの前で、6年生の太鼓からスタートして、子どもたちだけの演奏曲「わっしょい」が始まりました。

さらに、「こいのぼり」と「茶つみ」の曲を、9人のアカペラで披露。観客のみなさんから手拍子をいただき、精一杯歌いました。

最後に職員も加わって、全員で「夏祭り」という曲を披露しました。9名全員で、堂々と、力強い演奏でした。見ていただいた方に「感動した」と言っていただいたことが、何よりもうれしいことでした。

このように、抜けるような青空のもと、子どもたちの姿を見ていただけること、地域の方に喜んでいただけることが本当にありがたいことです。また、子どもたちが、いろんな場に立って、たくさんの方々と関わり、視野を広げること、支えていただけていることを感じることができることが、何よりも学びになると感じた1日でした。

次の日には、年2回開催される「わんぱく相撲大会」に参加してきました。全校運動で、マラソンか相撲の練習を選択することになり、3名の女子が相撲を選択して練習を積んできました。1回戦、または2回戦で惜敗でしたが、「小結」や「関脇」の称号をいただいてきました。気合い十分。負けず劣らずでした。来週は新野のロードレースです。また練習を積んでいきます。

 

 

 

 

 

対話をしながら

各学年の人数が1~2名の本校は、1時間の中にそれぞれの学年の学習を別々に進めていくスタイルで進める授業を行っています。また、一緒に行える教科や題材は、1・2年、3・4年、5・6年の連学年で、子どもたち同士が話し合ったり、一緒に活動し合ったりして進めています。

<一緒にありのいる場所を見つけて、様子を見る(1・2年生)>

また、算数や国語など学年の内容が違うことの多い教科の中でも、例えば、国語の言語活動の「話し合い」を題材にした3、4年の単元を1つの授業にしていくことを試みています。子どもたちは、話し合いの進め方に必要なこと、それぞれの意見を語り合ったり、友だちの声をお互いに聞き合ったりして進めていました。

<じっくり自分の考えを練って 3、4年生>

<話を聞き、自分の考えを述べ、みんなで重ねていく>

「分からないときは、今の意見に付け加えたらいいんじゃないかな」と友だちの意見をそっと重ねながら進めていきました。少ない人数での対話を重ねるために、聞くことの大切さを感じさせてくれる場面でした。こういった場を意図的、組織的にできるように試行錯誤したいなと思います。

 

6年生は、この間に、修学旅行に行ってきました。学校に着いて、一番最初に見せてくれた笑顔が、この旅行の成功を物語っていました。また、町内の6年生と一緒だったことがとても楽しかったと話してくれました。

さらに、嬉しいことに、6年生男子1人が本校に転入してくれました。全校が9名になりました。さらに賑やかになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなで田植え

5月晴れの空の下、学校田の田植えをしました。「チーム和合」の皆様にご指導とお手伝いをいただくとともに、たくさんのおうちの方も来てくださいました。

今年は、田んぼづくりをしている職員のお家の方がつくられた田んぼの筋引き用の道具のみで田んぼに筋を入れ、稲を植えていきました。今年は、「かぜさやか」という新しい品種に挑戦です。収穫が例年より2週間ほど遅くなりますが、苗を3本くらいで植えても、とてもよく分けつして広がるものだそうです。

慣れている子どもたちが多いのですが、初めての子もいました。経験者が隣に来て、そっと教えてくれたり、間違った通りの所を直してくれたりしました。ちょっとした気遣いが嬉しい場面でした。

<見返して相談しながら>

しばらくすると、緑が映える田んぼになることでしょう。次は草取りです。

 

 

 

 

阿南町みんなで走ろう駅伝大会―「寺ニ大小アレドモ、住持ニ大小ナシ」―

本年度で42回を数える阿南町伝統の駅伝大会に出場しました。

本来なら参加資格は4年生以上ですが、本校は特例を認めていただき、保護者・本人の同意の上で、小学校1年生から出場登録をさせていただいています。さらに本年度は、6人1チームでの登録ですが、児童数が増えたため、久しぶりに子どもたちのみの「和合小てっちゃんず」として、出場がかないました。1、2年生は補欠としてレースを一緒に見て、3年生以上が選手として出場しました。

前回の投稿にも書きましたが、子どもたちは、自分の目標を持っているので、「ぼくは、○分○秒以内でいきたい」などのしっかりしためあてをもって臨みました。

ゼッケンをつけ、各中継所で子どもたちは仲間をどきどきしながら、待ちました。

緊張と静寂の中で9:30スタートの号砲。1区を走る6年生が勢いよく飛び出していきました。中学生のチームや大人のチームがたくさんいる中で、自分の力を精一杯発揮しようと、素晴らしい走りで襷をつないでいきました。

自分の区間が終わって、子どもだけでなく、大人に抜かされて悔しいとつぶやく子ども。そして、それを支えてくださる保護者や和合の地区のみなさん。走る方も、応援する方も1つになって頑張りました。

結果は48チーム中、13位。そして、小学生の部では堂々の3位でした。昨年度より、また一つ階段を上りました。また、最終6区の5年生は、堂々の区間賞。本当に嬉しい結果でした。

最後に表彰式がありました。5年生の区間賞の発表で「和合小の・・・」と言われたときに、観客のみなさんから、驚きや祝福の声が上がりました。その時に表題にある「寺ニ大小アレドモ、住持ニ大小ナシ」という言葉を思い浮かべました。規模こそ小さい学校ですが、子どもたちも、保護者や地域のみなさんも、そして職員も、この学校にいる自信と誇りをもち、努力を積み重ねてきたことに正々堂々と胸を張って毎日を歩んできたこと、そしてこれからも歩んでいくことの重要性を感じることのできた1日でした。

また、和合地区からは大人のチーム「和合」がエントリーし、10位という大健闘の結果でした。みんなが1つになれたとても素晴らしい1日でした。

 

 

 

 

 

 

駅伝練習、読書旬間、畑や田んぼでの学習―自分たちのめあてをもって-

1 駅伝大会に向けて

子どもたちは、12日(日)に行われる、阿南町の「みんなで走ろう駅伝競走大会」に全員で参加するため、朝の活動や授業時間を使って、練習を積み重ねています。

今年は、久々に子どもだけのチームで出場します。すでに年度の初めから、一人ひとりが目標をもって取り組んできました。一人ひとりが「自分の目標を達成すると、チームのために頑張ることになる」ということを考えて練習しています。

<子どもたちの目標>

<一生懸命練習です>

 

一人ひとりが、自分の目標に向かって、自分のペースで走っています。また、1、2年生もちょっとだけ短い距離ながら、一緒に頑張って練習をしています。上級生の取り組みを見て、一緒にやることが当たり前と感じている姿が立派です。走り方を教えてくださった地域の方にもいらっしゃって、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

2 みんなでじっくりと本に親しむ読書旬間

本校は、児童が少ないので、委員会活動は活動内容を交代しながら、全員当番制で行います。そのため、委員が中心となる活動は難しいですが、その分、全員でめあてをもって考えたり、一緒に活動して、成果や課題を共有できるたりするよさがあります。また、職員も全員参加です。

<子どもたちのめあてです>

子どもたちと職員が、全員一緒に、お互いに読んでほしい本の紹介をしたり、読み聞かせをしたりしています。それぞれの本の好みや、なぜその本を紹介したいのかという所に、その人らしさがあらわれていました。みんなで笑ったり、しんみり聞いたりして、ゆったりとした時間が流れていきます。

6年生は、「『作者がどんなことを思いながら、この本を書いたのだろう』ということを考えながら、本を読んでみたいです」というめあてをたてていました。一人ひとりがめあてに近づけていけたらいいなと思います。

<読んでもらいたい本の紹介です>

<職員による本の読み聞かせです>

3 作業の意味を考えながら代かき。そして、みんな泥だらけ

学校でお借りしている田んぼの代かきです。畦ぬりは、地域の方が連休中にしてくださり、すでに、畦や水温を上げるための用水もしっかりつくってくださっていました。

地域の方から、土のかたまりを細かくしていくことで、稲が植えやすくなること、また踏んでどろどろにしていくことで、水が下にしみていきにくくすることなど、代かきの意味や意義を伝えていただきました。だから、例えば鍬でかたまりを細かくする作業に疲れた子は、楽しみながら土のかたまりを走って踏み、それを見ていた上級生が、「それでいいんだよ」と声がけをしてくれてしました。

<子どもたちも、地域や保護者の方も、ALTの先生も、みんなで代かき>

そして、最後のお楽しみ。子どもも大人も、みんなで泥の中を競走したり、泥を掛け合ったりして思い切り遊びました。これが楽しみなんですよね。それこそ、「みんな一緒」です。楽しい時間でした。田植え用の苗もいただきました。1つ1つ意味や意義を考えながら、楽しみながら学べたらいいなと思います。

<泥の中を競走。そしてみんなで泥遊び>

 

 

3、4年生企画のこいのぼり集会―なかよし宣言に立ち返って-

このホームページにも貼ってありますが、本校には、児童会で考えた『和合小学校 なかよし宣言』があります。その中には、次の一文があります

「ぼくたち、わたしたちは、みんなが笑顔で楽しくすごせる和合小を、ずっと作り続けています」

この一文は、昨年度の児童会目標『みんなで協力、明るく、元気で、仲が良い和合小』や本校の学校目標の『やさしく』につながっています。そして、何より大事だなと感じるのは「作り続けていきます」という所です。その時だけでなく、高学年だけでなく、全員が取り組み続けることで初めて『作り続ける』になるのですね。

今日は、なかよし宣言の取り組み『毎月楽しい児童集会をします』の1つである「こいのぼり集会」でした。3、4年生が司会計画から準備まで全部行ってくれました。

みんなで大きな声で「こいのぼり」を歌い、「けいどろ」と「しっぽとり」。持っている体力を全部使って走り、しかも、どうやって相手より上回るか考えて行う遊びでした。

振り返りでは、「チームのことを考えて行動するので、すごく頭をいっぱい使えて楽しかったです」等々、みんなで感想と3年生への感謝を述べました。

一人ひとりが、集会を振り返ってメッセージを贈りました。

「自分たちで計画して楽しめたことがよかったです」と進めてくれた3年生が書いてくれました。自分たちの立てた目標を実行し、振り返ってさらによくしていくこと。そして、自分たちで考えて自分たちで集会を作っていくこと。これが「作り続ける」ことにつながっているのではないかと感じました。ありがとう。3、4年生。

校庭には、大きな大きな鯉が泳いでいます。おうちの方々が貸してくださいました。そして、集会で学校が留守になるところを守ってくださった先生方。ありがとうございました。私たちは多くの人に支えられて、作り続けることができることを、さらに実感できたらいいなと思っています。

 

 

 

全校授業・お花見・もみまき・田起こし

本校は、人数が少ないのを生かして、全校で授業をする機会が多いのです。

1 全校道徳

道徳の授業を全校で行います。担任の先生や教頭先生が交代で、全校の子どもたちと授業を行うのです。

全校で一つの問いなどについて、付箋を使って自分の考えを書いて、お互いの考えを見合ったり、話し合ったりする授業もあります。また、デジタル教材を使って、資料を見ながら、自分の考えを表したり、出し合ったりする授業もあります。
一生懸命みんなは自分の考えを出し合います。
『友だちギフト』の授業で、「授業で友だちの意見を聞く」ことを友だちギフトにしたという登場人物の気持ちを考えた後、一人の子どもは「勉強って難しいから楽しいんだよ。だから聞くんだよ」と言っていました。一人ひとりのとらえやその違いを大事にしながら、授業をみんなで考え合えるっていいなと感じます。

 

 

2 お花見
季節外れの大雪の影響で、延びてしまったお花見に、林松寺へ出かけました。温かい風が吹き、桜吹雪が舞う中で、美しさを十分に感じることができました。
その心地よさを感じながらの外遊び。みんなでルールを話し合い、昔ながらの「くぐり鬼」と「缶けり」です。全力を振り絞って男子も女子も先生も駆け回りました。

3 もみまき・田起こし
本校の田んぼでの稲作りは、すべて地域や保護者のみなさんと一緒に農家の方と同じ内容の仕事をします。
もみまきでは、地域のみなさんが合同で行う仕事に参加しています。1年生も昨年度から手伝っていたようで、てきぱきと仕事をしていました。本年度初めて体験する子も、見よう見まねから始まって、分かってくると自分から仕事を見つけて行っていました。
「みんなが来てくれると、賑やかでうれしい」
という感想をいただきました。子どもも役割がしっかりあり、地域の方も子どもとともにできるうれしさがあり、お互いがうれしくなるようなもみまきとなりました。

田起こしは、保護者の方や地域の方が来てくださり、すべてが手作業です。子どもたちで、今年はわらと鶏糞を入れて育てると決めていたのですが、「腐らせたわらや鶏糞とそうでないものを比べたらどうなると思う?」と問いをいただき、実際に田んぼを2つに分けて、試してみることにしました。秋にはどんな違いが出るか楽しみです。
わらと鶏糞蒔きの後、全員で田起こし。終わった後に、「疲れたけど、去年よりすごく短く感じた」という感想がありました。その実感こそ成長なのですね。

避難訓練・体験入学・本を贈呈していただきました。

1 避難訓練(4月10日)
始業式でお話しした「自分の命は自分で守る」ことを学ぶ避難訓練。本年度第1回を行いました。教室で授業をしているときにランチルームから出火。先生の指示で安全に逃げる、という設定でした。子どもたちは、「お(おさない)は(はしらない)し(しゃべらない)も(もどらない)」を意識して、訓練できました。それでも「本当だったら、びっくりしてしまう」と正直に話している姿がありました。

職員による校庭に設置されている消火栓での放水訓練。消防車が来るまで時間のかかる和合ですので、職員が、消火栓を使った消火ができるようにしておく必要があります。

校長は子どもたちに、「おはしもを大事に真剣にできたことがとてもよかった」「避難訓練は常に100点でなければならない。実際の災害では考えられないようなことが起きて、なかなか100点にはならない」「火事で大切な物を失う悲しさを味あわないよう、火を出さない」と伝えました。

さらに、この後、校内の非常口をまわって、子どもたち一人ひとりが、実際に鍵を開けて、出てみることを試しました。自分で開けて自分で逃げ出せることができる力をつけたいとの願いからです。

終了後、すぐにみんなで、反省や振り返りをしました。子どもとともに、自分たちの命を守るために、さらに工夫していくことを考えたり、教えたりしていきます。

2、体験入学・本の贈呈(4月11日)

次の日は、県下各地で大雪。予定された花見もこの日はできず。しかも、この雪の影響で和合の多くの地区が停電し、学校も停電しました。しかし、昨年度購入したエンジン付きの発電機が大活躍。子どもたちも、「大丈夫だよ。」と普段のまま。この力強さに支えられながら、みんなで頑張りました。

この日は、親子山村留学を考えたいという6年生の男の子と、ご両親が来校されて、学校の生活を体験しました。本校は、PTAの皆様が中心の「和合の親子山村留学実行委員会」があり、留学の希望、見学や体験をしたいというお子さんを受け入れています。

雪の中をわざわざ来校していただき、本校の子どもたちと、給食の時間から一緒に過ごしました。ランチルームの黒板には、子どもたちの、体験入学に訪れた友だちを歓迎する言葉がすでに書かれており、それを見ながら全校で一緒に給食を食べました。午後は、6年生みんなで、1年生を迎える会で使う道具の一つである、竹を磨いたり、実際にその竹を使ってリハーサルしてみたりして、楽しく準備をしました。

さらに、お昼過ぎには、地域の方が和合の歴史を書いた本を、子どもたちに寄贈いただけるということで、ご来校くださり、贈呈式を行いました。子どもたちは、その方に今までもいろいろなことを教わっていて「名前分かる?」と聞かれたときに、全員がお名前を大きな声で言っていました。子どもたちにとって、和合の人・もの・ことがどれだけ身近で、日常のものなのかを感じることができました。

自然に、みんなで支え、支えられる学校であることを実感する1日でした。その輪がさらに広がったり、深まったりするといいなと思います。