自然体験教室(キャンプ)1日目

 

いよいよ自然体験教室当日となりました。朝方まで強い雨が降っていましたが、登校時刻にはすっかり雨もあがりました。自然体験教室では川遊びも予定していましたが、川の増水とキャンプ地の地面が湿っていることが予想されたため、日程を入れ替えて午前中は学校で「木の人形作り」を行いました。学校の用務員さんが講師となってくださり、木の手触りとぬくもりを感じながら、鉄棒する人形を作りました。
   
昼食は体育館で、持ってきたお弁当を全員で輪になって食べました。4年生の女の子は、自家製小麦粉を使って手作りのパンを焼いてきてくれました。みんなに美味しく食べてほしいと、早起きして朝5時から仕込み、自然教室開始直前に焼き上げ、持って登校してきてくれたので、お昼の時間もまだ温かい焼きたてパンでした。みんなでとても美味しくいただきました。
 
お腹は満腹になり、外もいい具合に乾いていたのでいよいよ「むくの里キャンプ場」へ出発。到着後、はじめの会を行い、子どもたちが考えた『安全・準備・協力で みんな一緒に 楽しもう!』というめあてを確認して、一致団結するために、和合小伝統の「団結踊り」で子どもたちも職員も一体となりました。
 
気持ちも高まり、はじめの活動はテント張りでした。事前に学校でテントを組み立てたり片付けたりする練習をしてきたので、みんな自分で考えて、手際よく動くことができました。30分ほどで2棟のテントが出来上がりました。夜中の雨が心配されたので、テントの周りに溝も掘りました。
   
テント張りがスムーズに済み、時間の余裕が生まれたので、夕食作りまではフリータイム。空き缶が1個あればみんなで夢中で遊べる「缶蹴り」をしました。さんざん走り回って遊んだ後は、パイナップルのおやつタイム。
 
そして夕食作りです。学年や自分にできることに応じて、相談して決めてあった役割分担で、どんどん調理に取りかかりました。野菜を洗う、包丁を使う、火をおこす…、和合小の子どもたちは家でもしっかりお手伝いをしているので、調理もお手の物です。
   
飯ごうのご飯が美味しく炊きあがり、おかずも出来上がりました。今日もメニューは『カレー・肉じゃが・サラダバイキング・すいか』です。お待ちかねのディナータイムにみんなにこにこ顔(^o^)。食後は大人はコーヒータイムの時間もとれました。
   
キャンプファイヤーまでにまた時間が生まれたので、本日2回目のフリータイム。木登りをしたり、木の棒を剣に見立ててチャンバラが始まったり、静かにお花の冠を編んだり…。それぞれに楽しい時間を過ごしました。
   
そうこうしているうちに、辺りもいい具合に暗くなり始め、キャンプファイヤーの時間となりました。今年は山から“火の女神様”がおいでくださり、子どもたちそれぞれに「幸せの火・友情の火・平和の火・元気の火・勇気の火・命の火・やさしさの火」を授けてくださいました。その火をみんなでメインファイヤーへ点火。火は大きく燃え上がりました。そのキャンプファイヤーを囲んで、フォークダンスや校歌ダンスを踊りまくりました。疲れてへとへとになった頃は、すっかり暗くなり、花火の時間。みんなで夢中になって楽しみました。 最後は全員で手を繋ぎ「今日の日はさようなら」を歌いながら心を落ち着けて1日を振り返りました。
   
自然教室1日目。無事終了。

 

もういくつ寝ると…自然体験教室

あと3日でみんなが楽しみにしている自然体験教室(キャンプ)です。活動内容を考えたり、夕食朝食のメニューを考えたり、役割分担を決めたりしながら、準備を進めてきました。今日は、テントの張り方や片付け方の確認と、キャンプファイアーのリハーサルやフォークダンスの練習をしました。準備万端。あとは気持ちよく晴れるのを待つばかりです。
   

プール開き

先日PTA作業で磨き上げていただいた学校プールへなみなみと水が溜まりました。本校プールは学校からちょっと離れた山の上にあり、主な水源は山の水なので、夏でもなかなか水温が上がらず、体育の授業は町のB&G室内プールを主に使わせてもらっていますが、7月から水泳授業が始まる前に、今日は学校プールでプール開きを行いました。今年の水泳授業のめあてを一人ひとり発表した後、この夏の間、水の事故に遭わないように楽しく安全に水泳の授業や水遊びができるように、お清めの塩とお酒で水の神様にお願いをしました。また、「水の中では絶対にふざけない。」ことを水の神様に誓いました。8月、水泳まとめの会で自分のめあてが達成できた、と言えるように2ヶ月間しっかり泳ぎ込みをしたいと思います。
   

地域花壇の苗植え

 毎年、地域の皆様と一緒に、地域の花壇に花の苗を植える活動をしています。今日は、学校上(西の平)と学校下(寺村本村)の2カ所の花壇に植えました。地域の一員として、地域の皆様と共に子どもたちが活動させていただく大切な機会だと考えています。
雨で予定より1日延期となってしまい、5年生は町5年生交流へ出かけたため、1~4年生5名で苗植えに行ってきました。
この日のために、学校で春種まきをして育ててきた苗も持って行って、一緒に植えさせていただきました。地域の皆さんとお話ししたり、作業の後は一緒にお茶をいただいたりしたりして、楽しく充実した時間を過ごすことができました。
夏から秋にかけてきれいに咲くのが楽しみです。
 

 

資源回収・学校公開・PTA作業

和合地区は全戸が和合小学校PTAとして、地区全体で和合小学校を支えてくださっています。ありがとうございます。
今日は朝から資源回収。回収予定時刻のずーっと前に、もう、地区内の資源を集めて軽トラック荷台にいっぱい積んで列になって待っていてくださる人・人・人。回収業者の車がスタンバイすると、どんどん積み込みを始めてくださいました。おかげさまで、昨年度よりたくさんの資源が集まった気がします。収益金は、子どもたちの活動に有効に使わせていただきます。
 
午後は学校公開参観日。全校体育の様子を見ていただきました。子どもたちの保護者の皆様も、地域の皆様も、たくさん参観に来てくださいました。準備体操は参観者も一緒になってみんなで行い、体育授業のマット運動は大人の皆さんに補助についていただいたり、発表の姿に「おぉ。」と感嘆の声をあげていただいたりしたので、子どもたちはいつも以上に張り切っていました。
   
この後は、大人も子どもも一緒になってのPTA作業。児童数7名、家庭数5件の和合小ですが、毎回、本当にたくさんの地域PTAの皆様が作業にかけつけてくださいます。今年も校庭は乗ってきた軽トラでいっぱいになり、校庭土手の草刈り・校庭樹木の剪定・重機を使ってのプールへの道整備・プール掃除・校舎内の窓ふき など予定の作業がどんどん進み、みるみるうちに校舎内外の環境が整えられました。
      
校庭樹木選定では、とっくりバチの巣も発見。まだ、ハチが1匹の状態で駆除できました。子どもの安全を守るためにも、環境整備は大切だなあと痛感しました。

1日の最後は懇親慰労会。
長い1日、大変お世話になりました。ありがとうございました。
 

田の草取り(2回目)

前回の草取りから10日余。田んぼでは稲も大きくたくましくなってきましたが、草も大きく元気に育っていました。そこで、今日は2回目の草取りを行いました。
地域講師の方から「稲の根元をぐるっと手で探るようにして草を取るんだよ。」とご指導いただいたあと、一列になって田んぼへ入り作業を始めました。
 
今年2回目なので、子どもたちも手際よく作業を進めることができました。田んぼの中で、イモリやゲンゴロウを見つけて、友だちに見せている子もいました。自然に親しむいい姿です。
 
田んぼの周りをきれいにしておくことも大事。石垣の草や土手の草は職員の力できれいになりました。
 
6月いっぱい田んぼの草と戦えば、7月過ぎからは草取りは必要なくなるそうです。田んぼの様子を見ながら、今年は草に負けない田んぼで収量アップを目指します。

校長講話「西尾實先生のこと」

日本有数の国文学者であり、国立国語研究所の初代所長である西尾實先生は和合の帯川出身で、和合小学校帯川分校(現在は廃校になっています)で学ばれました。西尾先生のことは、子どもたちも「どこかで聞いたことのある名前」「和合出身の偉い人」という認識でした。和合小学校に学ぶ子どもたちは是非にも西尾先生のことを知っていてほしいと願い、校長講話で話をしました。
下伊那教育会発刊の『伝記 西尾実 ひと足ひと足』を抜粋して読み聞かせをしました。
實少年は10歳の時、生家のある阿南町和合帯川からわらじを履き、飯田市時又まで十里(約40㎞)の道のりを歩きました。その時足が棒のようになり心がくじけそうになる実に父が諭したことを回想して
「ひと足ひと足 山をも谷をも踏み越えよ」 という言葉を西尾先生は残しています。
(まえがき 下伊那教育会長 岩崎祐章 より)
 
また校長室に保管されている、西尾實先生が編集された国語の教科書(昭和時代に使われていた教科書。50代の職員はリアルタイムに使っていた??)も紹介しました。
また、校長室にはS29.1に「帯川分教所の生徒諸君におくる」と書かれた西尾先生自筆の色紙が飾られています。この時子どもたちに贈られた言葉は
『ひと足ひと足 山をも坂をも 踏み越えよ』 です。和合や帯川の地域は、坂道がとても多く、どこへ行くにも坂道を歩かなければならない。だから、帯川の子どもたちへはという言葉の方が合っている。と、西尾先生が言葉を選んで贈ってくださったそうです。
この色紙は和合小学校の宝であると共に、この言葉をかみしめて、偉大な先輩である西尾先生のように、自分の夢にむかって「ひと足ひと足」進んでいきましょう、と子どもたちに伝えました。校長講話の後、子どもたちや若い職員が「ひと足ひと足 の意味が分かったよ。」と言ってくれたのが嬉しかったです。

 

5年家庭科「物を生かして住みやすく」

 5年生は家庭科『物を生かして住みやすく』の単元を学習する中で、「ちらかった所には住みたくないなあ」という意識を持ち「和合小だって、もっと整理すれば今以上に住みやすくるんじゃないの?」→「和合小を整理整頓しよう」→「どこが散らかってる?」という目で学校中くまなく見つめてくれました。そして気付いたところは無造作に置かれている一輪車。そして、職員かららの「学習プリントの本がもっと使いやすいところに整理されると嬉しいな。」の声。
そして「どうやったら整理しやしくなるかな?」と考えて、空きスペースにきちんと入る大きさの棚や壁掛けで収納できる一輪車かけを作ってくれるとのこと。「そんな本格的なものができるの??」という校長の心配をよそに、中学校技術免許を持ちDIYが趣味の担任と一緒に活動開始。ガサガサ・ゴソゴソやってるなあ、と思っていたら空き時間や家庭科の時間を使っておよそ半月で・・・
   
完成!! すばらしい!!! 体育館ステージ横の倉庫の中も、外使いの一輪車も使いやすく収納できるようになりました。職員室のコピー機の隣にプリントの本を置いておく本棚も完成しました。
   5年生たちは単元の終わりに「作るのが楽しかった。」「先生たちのプリントの本が整頓できてよかった。」「学校みんなの役に立てて嬉しかった。」との感想を持ちました。でもね、本当に学校がすっきり片付いて嬉しかったです。5年生のお二人さん、ありがとう。

鈴ヶ沢伝統野菜 植付け体験会参加

 今日は鈴ヶ沢の畑で「鈴ヶ沢伝統野菜を植える体験会」に、全校で参加しました。町の就労支援センターの方々や鈴ヶ沢伝統野菜をお店で提供したりメニューに使ってみたいと考えたりしている飲食店関係者の皆さんと一緒に作業をしました。今日植えたのは「鈴ヶ沢なす」と「鈴ヶ沢うり」です。始めに、上手な植え方のコツを説明してくださいました。子どもたちは、先日学校畑に植える体験をしていたので、手際よく丁寧に植えることができていました。まだ慣れない1年生には講師の方が隣で分かりやすく教えてくださり、コツが飲み込めたようです。
   
みんなでやると、作業はどんどんはかどりました。予定のうりとなすを植え付けてしまった後は、うりのネットを張ったマルチの間に、草対策の落ち葉を敷き詰めました。「落ち葉をマルチの代わりに使うなんて、頭いーぃ。」と言っていた子もいました。

作業がすべて終わった後は、感想を話し合ったり発表したり・・・。「苗は土の高さと同じになる穴で植えると元気に育つ、って教えてもらい初めて知ることができました。」「みんなでやったから楽しかったです。」などの感想を発表していました。
帰りの車に乗車する前にはお楽しみが待っていました。畑の目の前の山裾で木イチゴを見つけました。背の届かない低学年生には、ちゃんと高学年生が採ってあげていました。とてもやさしくて、みんな仲良しの子どもたちです。
 

活動満載の1日

今週は梅雨入りかとささやかれる頃となりました。雨の前にやってしまいたいことも含めて、今日は朝から元気に活動する子どもたちの姿が見られた1日でした。
朝行事は全校運動。本校は全員が一輪車を乗りこなし、運動会では地域の皆さんにその技を披露することが伝統となっています。そのため、1学期から全校運動や休み時間に一輪車乗りを練習し、技を磨きます。1年生や転校生はまだ一輪車に乗れないので、がんばって練習しています。そのひたむきな姿と、スイスイ乗りこなす上級生の楽しそうな姿を見て、職員もひたむきに??練習していますが・・・。やはり子どもたちの上達が速い。怪我をしないように体力と相談しながら職員もがんばります。
   
天気予報によると明日からは雨。晴れているうちに、1.2.3年生が学校入り口を美しく彩ってくれたパンジーのプランターをマリーゴールドに植え替えてくれました。種をまき、苗を育てる活動も繰り返しているので、子どもたちは手慣れた様子でどんどん活動できました。まだ、小さなマリーゴールドのですが、子どもたちと一緒にどんどん大きく育って、美しく咲きほこってくれることでしょう。楽しみです。
 
4時間目は全校音楽。これも本校伝統となっている和太鼓の学習です。地域講師に来ていただき、今年から新しい曲に挑戦します。バチの持ち方、力強い響きの打ち方、美しい身のこなし、和太鼓独特のリズムなど、職員では指導できない部分を楽しく丁寧に教えていただきました。これからも数回ご指導いただきながら、秋の発表目指して頑張ります。
 
午後は2時間続きでクラブ活動です。今日は「火起こし」に挑戦。事前に「自分でマッチやライターを使わずに火をおこす方法を調べたり工夫したりしてみよう」と伝えてあったので、子どもたちはそれぞれに考えてきたようです。中には虫眼鏡と黒い紙でやってみたい、と準備してきた子もいましたが、残念ながら雲にお日様が隠れてしまったので、これには挑戦できませんでした。5年生の男の子は、家にあった本で火起こしの道具を研究し、自分で火起こし器を自作してきました。ヽ(゜∀゜)
阿南少年自然の家から3台火起こし器をお借りしてきてあったので、交代で挑戦。それでも、誰かはなんとかなるんじゃないの?と思っていましたが・・・。これがなかなか難しいものだと実感できました。煙は上がるけど火種はできません。あと一歩に一番近かったのは5年生男子の自作火起こし器。1回は火種までいきましたが、火が育つ前に消えてしまいました。
結局みんなで2時間頑張っても火は起きませんでした。「昔の人は火を付けるのが大変だったんだな。」「火って大事だな。」「こんなに苦労するとは思わなかった。」など、実感を伴った感想を持つことができました。5年生の男の子は自作の火起こし器にもう一改良加えてみるようです。虫眼鏡を準備した子も、お天気のよい日に再チャレンジしたいとのこと。意欲と活動はまだまだ続きます。