避難訓練・体験入学・本を贈呈していただきました。

1 避難訓練(4月10日)
始業式でお話しした「自分の命は自分で守る」ことを学ぶ避難訓練。本年度第1回を行いました。教室で授業をしているときにランチルームから出火。先生の指示で安全に逃げる、という設定でした。子どもたちは、「お(おさない)は(はしらない)し(しゃべらない)も(もどらない)」を意識して、訓練できました。それでも「本当だったら、びっくりしてしまう」と正直に話している姿がありました。

職員による校庭に設置されている消火栓での放水訓練。消防車が来るまで時間のかかる和合ですので、職員が、消火栓を使った消火ができるようにしておく必要があります。

校長は子どもたちに、「おはしもを大事に真剣にできたことがとてもよかった」「避難訓練は常に100点でなければならない。実際の災害では考えられないようなことが起きて、なかなか100点にはならない」「火事で大切な物を失う悲しさを味あわないよう、火を出さない」と伝えました。

さらに、この後、校内の非常口をまわって、子どもたち一人ひとりが、実際に鍵を開けて、出てみることを試しました。自分で開けて自分で逃げ出せることができる力をつけたいとの願いからです。

終了後、すぐにみんなで、反省や振り返りをしました。子どもとともに、自分たちの命を守るために、さらに工夫していくことを考えたり、教えたりしていきます。

2、体験入学・本の贈呈(4月11日)

次の日は、県下各地で大雪。予定された花見もこの日はできず。しかも、この雪の影響で和合の多くの地区が停電し、学校も停電しました。しかし、昨年度購入したエンジン付きの発電機が大活躍。子どもたちも、「大丈夫だよ。」と普段のまま。この力強さに支えられながら、みんなで頑張りました。

この日は、親子山村留学を考えたいという6年生の男の子と、ご両親が来校されて、学校の生活を体験しました。本校は、PTAの皆様が中心の「和合の親子山村留学実行委員会」があり、留学の希望、見学や体験をしたいというお子さんを受け入れています。

雪の中をわざわざ来校していただき、本校の子どもたちと、給食の時間から一緒に過ごしました。ランチルームの黒板には、子どもたちの、体験入学に訪れた友だちを歓迎する言葉がすでに書かれており、それを見ながら全校で一緒に給食を食べました。午後は、6年生みんなで、1年生を迎える会で使う道具の一つである、竹を磨いたり、実際にその竹を使ってリハーサルしてみたりして、楽しく準備をしました。

さらに、お昼過ぎには、地域の方が和合の歴史を書いた本を、子どもたちに寄贈いただけるということで、ご来校くださり、贈呈式を行いました。子どもたちは、その方に今までもいろいろなことを教わっていて「名前分かる?」と聞かれたときに、全員がお名前を大きな声で言っていました。子どもたちにとって、和合の人・もの・ことがどれだけ身近で、日常のものなのかを感じることができました。

自然に、みんなで支え、支えられる学校であることを実感する1日でした。その輪がさらに広がったり、深まったりするといいなと思います。