<みんなで自然を味わって>―川遊び(8月20日(木))―

コロナウィルス感染防止や1学期の長雨でまったくできないでいた、和知野川での川遊びが、ようやく実現しました。青いエメラルドのような水に、思い切ってからだを解放し、浸りきって遊びました。ライフジャケットを着ていたので、川でぷかぷかする心地よさに浸ったり、高いところからジャンプしたり、大量に水をかけ合ったりと夢中で遊びました。そのあと「あの石の上でばたって寝たいな(休憩したいな)」(4年生)石の上に行き、つられるように、他の子どもたちも動いていきました。興味もあったでしょう、また、あれだけ夢中になった水遊びを自らいったん止めて動いた子どもいました。こちらは「休憩」とも何も言わなかったのですが・・・。

石の上に座ったり寝転んだりして、日光の暖かさを吸収した石の温もりを気持ちよさそうにみんなが感じていました。子どもたちは、学校のこと、夏休みのことなどを温かい石の上で語り出しました。石の温かさが子どもたちの心を開いたのではないかなと感じました。かなりの時間石の上で過ごした後、そろそろかなと思い、「さあ、じゃあ戻ろうか」と言いましたが、「え?どうしてどうして」と何度も聞く子がいました。「うーんそろそろ時間なんだけどさ」と話すと、石の下に降りて、おたまじゃくしがかなりいた所でひとしきりふれて遊びました。その後、すーっと始めの集合場所にいきました。

私たちの言う「そろそろ時間なんだけど」は子どもたちにとって「そろそろの時間」ではなかったのだなと思いました。おたまじゃくしのあとの時間が「そろそろ時間」だったのですね。思い切りからだを開いて遊び活動した子どもたちは、自分たちで浸りこみきってその幕も閉じていくのですね。この和合の自然の中で、私たち大人も思いきりからだを開いて遊び活動して、子どもたちとともに浸りこみきって「私が楽しい」と思う時間を共にすごし、子どもたちが自ら閉じる幕を一緒に感じること・・・こういうことが和合だからこそできるのではないかと思いました。