<「自分たちで考えていかなきゃだめなんだ」>ー防災訓練・交通安全教室・防犯教室ー

―防災訓練(9月1日(火)―

防災の日に合わせて、本校でも大きな地震に対する訓練を行いました。地震発生直後のシェイクアウトから、校庭への避難。そして、阿南消防署の方と特別教室を使っての煙の体験をしました。

子どもたち、先生方も真剣そのものでした。短時間に安全な避難ができました。さらに、図工室に煙を充満させて、姿勢を低くしながら壁伝いに出入りする体験もしました。

子どもたちは「煙で何も見えなかった。壁を伝っていっても難しかった」(4年生)などと語っていました。本物に近い体験に、子どもたちは自らをふり返っていました。

また、たまたま体育館の放送がうまく聞こえず、遊んでいて状況を知った子どもたちもいました。「放送が聞こえなくて、どうしたらいいのか分からなかった。自分で考えなきゃいけないんだって思った」(5年生)と考えてくれた子どももいました。私たちもこの子どもの声や実際の様子から、施設の状況を考え見直さなきゃいけないきっかけをもらいました。

 

―交通安全教室・防犯教室(9月2日(水))―

今年も自転車の点検から始まり、県の自転車大会で行うようなコースを、自分の運転技術が上がるように練習しました。実際にやってみると、「たくさんピンを倒しちゃって、難しかった」(2年生)などと語るように、とても難しそうでしたが、毎週のように一輪車をやっているせいか、バランスを取るのはうまくできていたようです。25秒で30メートルをゆっくりと乗るコースでは、ほとんどの子がクリアしていました。

<自分も点検、みんなで点検>

<乗る前の確認を>

しかしながら、スタートする前の確認はどうだったでしょうか。すいすい乗ることができる子どもたちですので、ヘルメット・乗車前等の確認という所がしっかりできてほしいと思います。そういう願いを込め、校長より、技術の上手だった子どもの事故の話から、「自分の命を守れるのは自分。その子のように涙を流す子どもがいなくなるようにしてほしい」という話がありました。

<どんどん上手になっていきました>

 

また、終了後には、防犯教室で売木駐在所の方にビデオをもとに、お話をいただきました。実際にこのような人に出会ったらどうするか、非常に具体的な映像だったり、実際にどんな距離なら、腕を捕まれないですむのかなどを試させたりしてくださったので、子どもたちも真剣に考えていました。

<腕を捕まれない距離は・・・>

駐在さんから「不審者と言っても普通の格好の人。あの人不審者じゃないかと思う人でなくても、不審者の場合がある。」とお話しをいただき、「自分が、いつもいる人でない人に注意したい」(5年生)と語っていました。やはり、『自分が考えていく』ことが大事なんですよね。