東京造形大学の留学生が来校

東京造形大学へ留学してして学んでいる学生さんが、日本の様子を知る一環で和合を訪れ、本校へも寄ってくれました。授業の様子を参観したり休み時間に子どもたちと遊んだりして交流をしました。留学生の方々は日本の小さな学校を珍しそうに見学していました。子どもたちにとっても視野が広がるよい機会でした。
    

地域を知る職員研修(鈴ヶ沢冬期分室を訪ねて)

和合小学校には帯川分校(S33に廃校となり、現在は跡地に石碑がある)と日吉分校(S60に休校となり、建物は保存され地域のよりどころとなっている)がありました。また、日吉分校にはS25に厳しい冬の間だけ通う「鈴ヶ沢冬期分室」が開設され、S55に休室になった後も、その建物は地域の方々のよりどころとなり、現在も使われています。昨年はこの鈴ヶ沢へ行く道が崩落通行止めになっていたため、職員はひとりもこの建物を見たことがない・行ったこともない状態でした。昨年冬に道路改修工事が終わりましたので、地域を知る研修の一環として行ってみました。
木造の教室は1教室の建物で、奥には先生が泊まる部屋が1つ。昭和レトロが感じられる建物でしたが、黒板の様子から「教室」の雰囲気はひしひしと感じることができました。和合小学校の歴史を知るよい機会となりました。
    

水泳まとめの会

今年の水泳授業は今日が最終です。今年、自分がどのくらい上達進歩したのかを知ったり、友だちに見てもらったりするために、発表や記録をとる機会をもちました。
子どもたちはそれぞれに今日挑戦して記録に残したいたい2種目を決め、友だちや職員の見守る中、記録に向かって泳ぎました。タイムを目標にする子、距離を目標にする子、それぞれでしたが、みんな全力を出し切ることができました。1年生の男子はビート板距離泳ぎに挑戦。直前練習まで10Mほどしか泳げなかったのに、上級生がサイドから大きな声で「がんばれ」と応援してくれたことで、なんと25Mを初めて泳ぎ切ることができました。
今年最後のこの記録が、来年度の水泳学習の目標になります。みんなでプールの神様(水の神様)に楽しく安全に水泳学習ができたことを感謝して水泳学習を終わりにしました。
    

町5年生が和合で交流

今日は、町内4小学校の5年生全員が和合小学校へ集合し、午前中に交流学習をしました。体育館で理科の「川の流れ」や「川の石」について学習した後、学校横の和合川で実際に確かめました。その後は存分に川遊びを楽しみました。阿南町の中でも川遊びが存分に楽しめる川や淵はあまりなく、他校の5年生にとっては、本格的な川遊びを楽しむいい機会となったようです。4時間目は学校体育館で合同体育。27人揃うとチーム対抗ゲームを楽しむことができます。今日はドッチビーで盛り上がりました。和合小の2人の5年生も、同学年の友だちと楽しみ、学び合うとても良い交流学習になりました。
   

水風船合戦

5年生が8月の児童集会を計画してくれました。それはなんと…この夏の時期にしかできない「水風船合戦」。ビショビショになっていい格好で集まってください、と言われていたので、水着の子・着替えのTシャツを持参の子など、みんな気合い十分。4チームに分かれて水風船を投げ合うという、いたってシンプルなルールです。5年生が水風船の作り方の手本を見せてくれた後、チームで協力し合い、水風船をたくさん作りました。簡単に見える水風船作りがなかなか難しく、自然と子どもたちが上手に水を入れ大人が口を縛る、という分業制が生まれました。
  
水風船が準備できた後は、校庭でチームごとの陣地を決めて合戦の始まり。走っている相手に当てるのは結構難しく、みんな夢中になって相手を追いかけたり逃げ回ったりしながら、校庭中を走り回りました。
  
汗と水でビショビショになり、水風船が終わったところで終了。チームごと輪になって感想を話し合い、その後発表しあいました。

「当てたり逃げたりするのが楽しかった。」という感想はもちろん「チームで協力して水風船を作ることが楽しかった。」とか「人に当てても水風船が割れないので、足下を狙って投げて風船を破裂させた。」「風船の縛り口を歯でちぎっておいてから投げて当てるようにした。」などの発表もあり、改めて「そうだったのかぁ。」と感心させられました。
異年齢の誰もが楽しめる集会を企画してくれた5年生に感謝です。

2学期始業

今日から2学期。子どもたちが元気に登校してきました。やっぱり学校はこうでなくちゃと感じます。
始業式では、一人ひとりが「2学期にがんばりたいこと」を発表しました。1年生もちょっと先生に助けてもらいましたが、堂々と発表できました。
 
校長はまず、1学期の学校評価の課題として見えてきた、相手に伝わるような「あいさつ・へんじ」をしよう、ということを伝えました。次に、最近の異常気象を取り上げ、「広い世界へ目を向けようーいろいろな方法で自分で情報を得ようー」という話をしました。
 
その後、元気よく校歌を歌い、始業式は終了。早速教室へ入り2学期が順調にスタートしました。友だちが側にいて、楽しくおしゃべりできて、子どもたちもとても嬉しそうでした。
 
登校日数88日間の2学期です。また、大きく成長できるようにがんばります。

和合の念仏踊り

今年も13日~16日に、国重要無形民俗文化財に指定されている『和合の念仏踊り』が行われました。1学期末には保存会の皆様に講師になっていただき、歴史を学んだり笛を教えていただいたりしました。そして、本番。子どもたちはご家族とともに『和合の念仏踊り』に参加します。みんなで交代しながら浴衣や甚平で「花とヤナギ」を持つ役を務めました。そして、お母さん方が吹く笛に合わせて、目の前でお父さんや地域の方が行う本物の「念仏踊り」を見て、目と耳と体で覚え『念仏踊り』を伝承していきます。今年の春卒業し中学生となった子は、立派に「太鼓持ち」の役を担っていました。こうして、地域の文化は守られ伝わっていくのだと感じました。
    

和合夏祭り

川遊びに最適な暑すぎるくらい暑い真夏の1日となりました。本校の子どもたちはもちろん、地区外からもたくさんのお客さんがみえて、盛大に『和合夏祭り』が行われました。
朝9:30から受付。予定通り10:00に大会長の挨拶から始まりました。
 
午前中のイベントは川遊びと巨大流しそうめん。学校の横を流れる和知野川での川遊びは、ここでしか経験できない本格的な川遊びです。川底が見えるくらい澄んだ透明な川にゴムボートを浮かべたり岩の上から深い淵へ飛び込んだり、大人も子どもも思う存分楽しんだようです。しかし、真夏とはいえ川の水は冷たくて、体が冷えてしまい予定より早めにあがってくる人たちもいました。
 
しっかり川で遊んだ後は、学校玄関入り口の階段を利用した巨大流しそうめんで夏の味を楽しみました。学校保護者のみなさんが15㎏のそうめんをゆであげてくださいました。今年から、公民館のみなさんが“焼きたてアマゴ”の販売も行い、大盛況でした。
     
午後のイベントは魚つかみとBBQ。魚つかみは川遊びをした淵より少し下流の和合橋の近くで行いました。安全に楽しめて魚が逃げないように、川に網を張って、会場を作っておこないました。川遊びとはちがう楽しさで、自然と大いにふれあいながら、参加者はそれぞれにたくさんのアマゴを捕まえたようです。その場でお腹の処理をして持ち帰ったので、きっと夕食においしくいただいたことでしょう。
 
最後のイベントのBBQは、子どもも大人も地域の方も地区外のお客様も、みんなで鉄板を囲み、話もはずみ、和気藹々とした雰囲気で楽しむことができました。
 
和合の自然を十分に堪能できる『和合夏祭り』です。どなたでも参加できます。(イベントごとに、少し参加料が発生します。)来年もこの時期に行われるハズ…です。ぜひ、大勢の皆様の参加をお待ちしております。

1学期終業

本校では明日、地域の皆様と共に「和合夏祭り」を行うため、今日が1学期終業式です。74日間の登校日でした。途中転入生も迎え、7名の子どもたちになりました。今日は、1学期に頑張ったことを一人ひとり発表しました。4月に転入してきた5年生の女の子は「前の学校よりみんなが仲良しで、楽しい。友だちと考え合って勉強するのも楽しい。」という感想を発表してくれました。みんなの前で発表することに緊張してしまった1年生には、隣に5年生がついてサポートしてくれ、無事発表することができました。校長は写真で1学期の生活を振り返ると共に子どもたちが成長したな、と感じる3点を伝えました。①自分の気持ち(感想)を自分の言葉で発表できるようになってきた ②姿勢に気をつける気持ちが生まれてきている ③自分から進んで、責任を持って、まかされた仕事ができるようになってきた という姿です。
    
明日の『和合夏祭り』を楽しんだ後は、子どもたちは30日間の夏休みに入ります。自分の命は自分で守ること(交通事故に注意、落石に注意、獣に注意、そして熱中症に注意!)を子どもたちに伝えました。8/21の2学期始業式には元気に会いましょう。

 

『和合の念仏踊り』と『盆踊り』の練習

国重要無形民俗文化財に指定されている『和合の念仏踊り』。子どもたちも民俗文化の担い手として和合の地で育っていきます。学校でも、この大切な『和合の念仏踊り』と『盆踊り』を学ぶ機会を設けています。今日は、地区の「念仏踊り保存会」の皆さんが学校へ来てくださり、子どもたちと職員に教えてくださいました。
まず始めに『念仏踊り』の中のかけ声について、その意味を教えていただきました。
 
『和合の念仏踊り』は「庭入り」→「念仏」→「和讃」の3部で構成されていますが、この「庭入り」で使われる2種類の笛のメロディのうち“ヒッチキ”を保存会の笛の名手の若者たちに教えていただきました。とはいっても、篠笛の音が出るまでが一苦労。スースーと息が漏れるばかりで音にはなりません。でも、毎年の練習の積み重ねで、子どもたちも笛の吹き手に育っていきます。
 
“庭入り”のもう1曲は難しくて、今日は保存会の皆様が、演奏と庭入りの踊りを見せてくださいました。先導する“ヒッチキ”役は5年生の男の子。小さい頃から学校で練習したり、実際に念仏踊りに参加したりする経験の中で、体にしみこんで覚えていくのだとわかりました。また、休憩時には保存会の方と“ヒッチキ”の踊りをやってみる姿もありました。こうして次々伝承されているのだと感じました。
 
『和合念仏踊り』のあとは『盆踊り』の練習。「すくいさ」と「十六」と「おんたけ」の3曲を教えていただきました。こちらも地域の若者たちが音頭取りをしながら教えてくださいました。見よう見まねで、ゆっくりな動きの繰り返しが身についてきて、なんとなく様になってきた頃、静かな盆唄と動きがとても心地よく、だから昔から延々と伝わってきたんだろうな、という不思議な感覚にとらわれました。
 
和合小学校は地域と共にある学校です。これからも地域を知る学習を大切にしていきます。