読書旬間の間に、朝の時間を使い職員も読み聞かせを行います。トップバッターは教頭先生。「世界がもし100人の村だったら」という本の読みかせをしてくれました。和合地区の人口がおよそ100人。子どもたちはちょっとイメージを膨らめて、この本の内容をいろいろ考えながら聞くことができたようです。
平和な日常を過ごす私たちは、物を当たり前のように消費し、穏やかに不自由なく暮らしているのが当然のように思ってしまっている気がします。しかし、この本を読んでもらううちに、子どもたちは「平等」や「幸せ」について考える機会となったようでした。
教頭先生が紹介してくれたもう1冊は、松本市教育委員会が松本市内の6年生の学習で使うように製作した「わたしたちの松本城」という資料集です。松本市外の子どもたちはなかなか目にすることはできませんが、国宝“松本城”に関係した歴史やお城の造りなどが、小学生にもわかりやすく書かれています。この機会に、和合小の子どもたちは手にとって知識を深めてくれることでしょう。(^^)
『読み聞かせ』の会
読書旬間活動の一つとして、阿南町図書館の司書さんと読み聞かせボランティアの方が3名来校し、読み聞かせを行ってくださいました。
お話のろうそくが灯ると、子どもたちの心はスーッとお話の世界へ導かれます。今日のメニューは絵本「森のパンダ」と昔話「ねずみのおよめさん」。間に“あんたがたどこさ”の手遊びをして、最後は「一本の木」という本当にあったお話(フィクション)を読んでくださいました。
自分で読み、本の世界に浸り込むことも大事な時間ですが、お話を読んでもらう時間は、別の世界に旅できるステキな時間となりました。
秋の読書旬間
先週で大きな行事も終わり、2学期まとめへ向けて、腰を据え学習に取り組む時期になりました。合わせて、今週から読書旬間(11/27~12/8)が始まりました。毎日朝読書の時間をとったり、読み聞かせボランティアによる『お話の会』をひらいたりします。また、職員も読み聞かせを行ったりします。旬間後半には、みんなで同じ作品を読み感想を発表し合う『読書交流会』や自分が読んだ本を紹介し合う『本の紹介の会』を行います。
今朝はさっそく朝読書の時間です。子どもたちと職員が図書館で、本に囲まれて、それぞれ自分の読みたい本に浸り込む時間、静かな時が流れましたが、とてもいい時間だなあと感じました。
収穫祭・音楽発表会
11月のメイン・イベントとなる「収穫祭・音楽発表会」当日となりました。田んぼや畑の学習でお世話になった皆様、地域の皆様、交通安全教室の駐在さん、音楽ご指導の先生、交流している町内の小学校の校長先生や中学校の校長先生、お父さんやお母さん…。子どもたちがお世話になったので感謝の気持ちをお伝えしたい、とご招待したたくさんの皆様が学校に来てくださいました。子どもたちは、朝からカレー作りや新米ご飯の準備です。自分たちで作った心を込めたお料理でご接待します。
4人の子どもたちが一生懸命準備し、11時30分の収穫祭開始時刻にはカレーライスとスープが出来上がりました。いよいよ、収穫祭の始まりです。
会食の前に、子どもたちの活動発表を見ていただきました。お米作りのことが中心ですが、その時(作業)学んだことや感じたことを、写真で振り返りながら発表しました。
次は、待ちに待った会食会。お客さまの間に入れていただき、楽しくおしゃべりしながら新米を味わいました。籾撒きから収穫・脱穀まですべて手作業で行ってきたこだわりの『和合小米』です。山盛りカレーライスをおかわりしながら、大満足。お客様方も口々に「おいしいねえ。」と言ってくださいました。
そして、いよいよ音楽発表会です。音楽の時間に勉強した演奏を皆様に聴いていただきます。本校は一人ひとりが主役。独唱、独奏、二人での斉唱…。たくさんの方々の前で発表することはドキドキしますが、とてもいい経験にもなります。
3.4年生のリコーダー奏『山のポルカ』
4年生の独唱『とんび』、独奏『茶色の小瓶』
全校合奏『風を切って』
2年生 鍵盤ハーモニカと木琴の独奏『こぎつね』
職員もがんばりました。お客様に、一番ドキドキハラハラした、と言われました(^_^;)。
リコーダー三重奏『カノン』
2.3年生の斉唱『ゆうやけこやけ』
6年生独唱『星空はいつも』、リコーダー二重奏『雨のうた』
そして今まで全校で発表してきた 二部合唱『ふるさと』
和太鼓『飛竜三段がえし』
子どもたち一人ひとりが生き生きと発表する姿に「素晴らしい。」「感動した。」「是非この姿を交流先の学校でも発表してほしい。」などの感想を寄せていただきました。
たくさんの方々に支えられて自分たちが楽しい学校生活を過ごせるんだと再確認したステキな一日になりました。
焼きいも会
学校畑で収穫したサツマイモが、しばらく暗室で寝かせてあったのでおいしい時期になりました。季節は初冬。こうなれば…やはり焼きいもでしょう。(^_^)v
今日は朝から学校総出で焼きいも会の準備です。外では用務員さんが沢山の木材に点火をして、「熾き(オキ)」の準備をしてくれました。そしてランチルームでは、子供たちと先生で沢山の芋を 新聞紙に包む→水で濡らす→ホイルでしっかり包む→コンテナへ入れる を流れ作業で進めています。その手際のよいこと!(拍手)
朝行事が終わる頃には、山に積まれていた木材がすべて熾きになり、とてもいい感じです。さっそく、全員で芋を投入。そして上手に蒸し焼きになるように、ワラを上にかぶせました。(これがポイント!)
火の番を用務員さんにお願いし、期待に胸を膨らませながら、子供たちはいったん教室へ戻り1時間目の授業を行いながら焼き上がりを待ちました。そして45分後。ちょうど1時間目の終了と同時に、ホクホクの焼きいもが出来上がり♡
「焼けたよー。」という呼び声に、待っていましたとばかりに飛び出してきた子供たち。美味しく焼き上げてくださった用務員さんに感謝して、それぞれねらった芋を串刺しで取り出し、大きな口でかぶりつきました。(近所にお家のある小さな妹も一緒に参加です。これも和合小のいいところ)
自分たちで育て、自分たちで収穫した芋の味は、また格別な味がします。こんな喜びがあるから、来年もまた、畑の学習も頑張ろう、と思えました。
最後は満面の笑顔で、みんなそろって記念撮影をしました。
今日の和合小学習スタイル
今日は2.3年生の担任をしている教頭先生が午前中出張。3年生は都合で欠席。午前中は児童3人・職員3人の授業です。4.6年生が複式学級ですが、今日の教科は家庭科で調理実習。家庭科の学習がない4年生と一緒…というわけにはいかず、6年生は校長と一緒にランチルームで調理実習。4年生はマンツーマンで、担任の先生と算数の学習。2年生は、職員室の留守番も兼ねて、校長室で養護の先生と一緒に自習。
6年生の調理実習は、栄養バランスを考えて自分で立てた献立の調理です。手順もちゃんと計画し、一人ですべて作り上げます。主食のお米は、学校田で収穫した新米をお鍋で炊きあげます。本日のお品書きは…
・和合小新米のおにぎり ・かぶとワカメの味噌汁 ・産みたて卵のスクランブルエッグ ・ポテトリオネーズ
かぶと産みたて卵は6年生児童のおうち産。ジャガイモは学校の畑産。どこまでも地産地消にこだわったメニューです。
2校時終了までには、予定通りきっちり作り上げて、休み時間には全校全員で試食です。これも和合小ならではの姿。
学校の新米の味は?「おいしーい。」「もちもちしてる。」
おかずの味は?「味噌汁おいしい。」「ジャガイモの焼き加減、最高。」
調理しての感想は?「手際よく、予定通りできてよかったです。」
本当に上手に調理してくれた6年生に感謝しながら、楽しい会食会ができました。
ちなみに、今年の和合小学校田の新米収穫量は17.6㎏でした。24日は収穫祭で、カレーライスで味わいます。楽しみです。
マラソン大会
大下条小学校との合同マラソン大会が行われました。天気はいいけど、風が冷たく身震いしてしまうくらい寒い中でしたが、子ども達は元気いっぱい。半袖半ズボンで完走です。先日のマラソン大会試走のあと、個々人が自分の目標を持ち、練習を重ねてきました。今日は存分に力を出し切った人、思うように体が動かず目標に届かなかった人、それぞれでしたが、全力を出し切り、走り終わったあとはとても清々しい気持ちでした。マラソンは、人に勝つより自分自身に勝つ事が大事。これからも自分の記録に挑みながら、楽しんで走っていきましょう。
税に関するポスターの表彰
阿南町租税教育推進協議会が募集した「税に関するポスター」へ町の小学校に通う6年生が応募しました。和合小の6年生もアイデアを懲らした力作を応募。この度『関東信越税理士会飯田支部長賞』に入賞し、ほかの受賞者の皆さんと一緒に、『阿南町租税教育推進協議会定期総会』の中で、表彰していただきました。このようなことをきっかけに税に関心を持っていければいいと思います。
感性と創造のフェスティバル
阿南町公民館主催の『感性と創造のフェスティバル』に参加し、歌と太鼓を発表してきました。体調不良のため、残念ながら一人欠席となってしまい、児童3人(+職員3人)のステージになってしまいましたが、聴いてくださる方々がびっくりするくらい、堂々と発表できました。「三人、一人ひとりの声が聞こえたよ。」「きれいな歌声だったよ。」「二部合唱、ハモってたよ。」「和合小の子供たち、すごいね。」等々、いっぱい褒めていただきました。太鼓も力強い響きをお届けすることができ、演奏終了とともに大きな拍手をいただきました。欠席した大事な一人を、残る三人でしっかりカバーすることのできた演奏でした。
ちょっと寂しい日…でもがんばる
今日は体調不良や家事都合やで子どもたちは2人欠席。職員も朝から一日出張の先生がいたりして、小さな和合小学校はちょっと寂しい一日となりました。でも、登校している子どもたちは元気です。外の学習も行いました。6年生は、学校畑の最後のサツマイモを全部収穫しました。その後「来年の畑のために。」と草を積んだ下に出来上がっている堆肥を掘り起こし、畑全体に撒いてくれました。来年春には卒業するけれど、下級生のために、と自分で言い出してどんどん働いてくれる姿がとても頼もしく感じました。学校へ帰ると、2年生がパンジーの苗を花壇へ植えていました。畑から帰ってきた6年生は、すぐに合流してもう一働き。児童二人と先生一人で立派な花壇の出来上がり。寂しいなんていっていられない充実した日になりました。