3、4年生企画のこいのぼり集会―なかよし宣言に立ち返って-

このホームページにも貼ってありますが、本校には、児童会で考えた『和合小学校 なかよし宣言』があります。その中には、次の一文があります

「ぼくたち、わたしたちは、みんなが笑顔で楽しくすごせる和合小を、ずっと作り続けています」

この一文は、昨年度の児童会目標『みんなで協力、明るく、元気で、仲が良い和合小』や本校の学校目標の『やさしく』につながっています。そして、何より大事だなと感じるのは「作り続けていきます」という所です。その時だけでなく、高学年だけでなく、全員が取り組み続けることで初めて『作り続ける』になるのですね。

今日は、なかよし宣言の取り組み『毎月楽しい児童集会をします』の1つである「こいのぼり集会」でした。3、4年生が司会計画から準備まで全部行ってくれました。

みんなで大きな声で「こいのぼり」を歌い、「けいどろ」と「しっぽとり」。持っている体力を全部使って走り、しかも、どうやって相手より上回るか考えて行う遊びでした。

振り返りでは、「チームのことを考えて行動するので、すごく頭をいっぱい使えて楽しかったです」等々、みんなで感想と3年生への感謝を述べました。

一人ひとりが、集会を振り返ってメッセージを贈りました。

「自分たちで計画して楽しめたことがよかったです」と進めてくれた3年生が書いてくれました。自分たちの立てた目標を実行し、振り返ってさらによくしていくこと。そして、自分たちで考えて自分たちで集会を作っていくこと。これが「作り続ける」ことにつながっているのではないかと感じました。ありがとう。3、4年生。

校庭には、大きな大きな鯉が泳いでいます。おうちの方々が貸してくださいました。そして、集会で学校が留守になるところを守ってくださった先生方。ありがとうございました。私たちは多くの人に支えられて、作り続けることができることを、さらに実感できたらいいなと思っています。

 

 

 

全校授業・お花見・もみまき・田起こし

本校は、人数が少ないのを生かして、全校で授業をする機会が多いのです。

1 全校道徳

道徳の授業を全校で行います。担任の先生や教頭先生が交代で、全校の子どもたちと授業を行うのです。

全校で一つの問いなどについて、付箋を使って自分の考えを書いて、お互いの考えを見合ったり、話し合ったりする授業もあります。また、デジタル教材を使って、資料を見ながら、自分の考えを表したり、出し合ったりする授業もあります。
一生懸命みんなは自分の考えを出し合います。
『友だちギフト』の授業で、「授業で友だちの意見を聞く」ことを友だちギフトにしたという登場人物の気持ちを考えた後、一人の子どもは「勉強って難しいから楽しいんだよ。だから聞くんだよ」と言っていました。一人ひとりのとらえやその違いを大事にしながら、授業をみんなで考え合えるっていいなと感じます。

 

 

2 お花見
季節外れの大雪の影響で、延びてしまったお花見に、林松寺へ出かけました。温かい風が吹き、桜吹雪が舞う中で、美しさを十分に感じることができました。
その心地よさを感じながらの外遊び。みんなでルールを話し合い、昔ながらの「くぐり鬼」と「缶けり」です。全力を振り絞って男子も女子も先生も駆け回りました。

3 もみまき・田起こし
本校の田んぼでの稲作りは、すべて地域や保護者のみなさんと一緒に農家の方と同じ内容の仕事をします。
もみまきでは、地域のみなさんが合同で行う仕事に参加しています。1年生も昨年度から手伝っていたようで、てきぱきと仕事をしていました。本年度初めて体験する子も、見よう見まねから始まって、分かってくると自分から仕事を見つけて行っていました。
「みんなが来てくれると、賑やかでうれしい」
という感想をいただきました。子どもも役割がしっかりあり、地域の方も子どもとともにできるうれしさがあり、お互いがうれしくなるようなもみまきとなりました。

田起こしは、保護者の方や地域の方が来てくださり、すべてが手作業です。子どもたちで、今年はわらと鶏糞を入れて育てると決めていたのですが、「腐らせたわらや鶏糞とそうでないものを比べたらどうなると思う?」と問いをいただき、実際に田んぼを2つに分けて、試してみることにしました。秋にはどんな違いが出るか楽しみです。
わらと鶏糞蒔きの後、全員で田起こし。終わった後に、「疲れたけど、去年よりすごく短く感じた」という感想がありました。その実感こそ成長なのですね。

避難訓練・体験入学・本を贈呈していただきました。

1 避難訓練(4月10日)
始業式でお話しした「自分の命は自分で守る」ことを学ぶ避難訓練。本年度第1回を行いました。教室で授業をしているときにランチルームから出火。先生の指示で安全に逃げる、という設定でした。子どもたちは、「お(おさない)は(はしらない)し(しゃべらない)も(もどらない)」を意識して、訓練できました。それでも「本当だったら、びっくりしてしまう」と正直に話している姿がありました。

職員による校庭に設置されている消火栓での放水訓練。消防車が来るまで時間のかかる和合ですので、職員が、消火栓を使った消火ができるようにしておく必要があります。

校長は子どもたちに、「おはしもを大事に真剣にできたことがとてもよかった」「避難訓練は常に100点でなければならない。実際の災害では考えられないようなことが起きて、なかなか100点にはならない」「火事で大切な物を失う悲しさを味あわないよう、火を出さない」と伝えました。

さらに、この後、校内の非常口をまわって、子どもたち一人ひとりが、実際に鍵を開けて、出てみることを試しました。自分で開けて自分で逃げ出せることができる力をつけたいとの願いからです。

終了後、すぐにみんなで、反省や振り返りをしました。子どもとともに、自分たちの命を守るために、さらに工夫していくことを考えたり、教えたりしていきます。

2、体験入学・本の贈呈(4月11日)

次の日は、県下各地で大雪。予定された花見もこの日はできず。しかも、この雪の影響で和合の多くの地区が停電し、学校も停電しました。しかし、昨年度購入したエンジン付きの発電機が大活躍。子どもたちも、「大丈夫だよ。」と普段のまま。この力強さに支えられながら、みんなで頑張りました。

この日は、親子山村留学を考えたいという6年生の男の子と、ご両親が来校されて、学校の生活を体験しました。本校は、PTAの皆様が中心の「和合の親子山村留学実行委員会」があり、留学の希望、見学や体験をしたいというお子さんを受け入れています。

雪の中をわざわざ来校していただき、本校の子どもたちと、給食の時間から一緒に過ごしました。ランチルームの黒板には、子どもたちの、体験入学に訪れた友だちを歓迎する言葉がすでに書かれており、それを見ながら全校で一緒に給食を食べました。午後は、6年生みんなで、1年生を迎える会で使う道具の一つである、竹を磨いたり、実際にその竹を使ってリハーサルしてみたりして、楽しく準備をしました。

さらに、お昼過ぎには、地域の方が和合の歴史を書いた本を、子どもたちに寄贈いただけるということで、ご来校くださり、贈呈式を行いました。子どもたちは、その方に今までもいろいろなことを教わっていて「名前分かる?」と聞かれたときに、全員がお名前を大きな声で言っていました。子どもたちにとって、和合の人・もの・ことがどれだけ身近で、日常のものなのかを感じることができました。

自然に、みんなで支え、支えられる学校であることを実感する1日でした。その輪がさらに広がったり、深まったりするといいなと思います。

平成31年度着任式・始業式・入学式

 

待ちに待った始業式と入学式の日です。朝から体育館は底冷えしていました。しかし、少しずつ気温が上がり、抜けるような青空が7人の在校生と、1人の新入生を迎えてくれました。

着任式・始業式で4人の新任職員が着任し、子どもたちと対面しました。2年生から6年生が、それぞれの新年度の決意を、力強く発表してくれました。その力強さに感動したとても素晴らしい始業式でした。

いよいよ入学式。1名の大事な大事な1年生が入学してきてくれました。6年生が玄関で迎え、お祝いのリボンをつけてくれました。嬉しそうな1年生、そして6年生。

 入学式は、厳粛な雰囲気と、和合小ならではのまるで家族を迎えるようなアットホームで、笑顔いっぱいの式でした。本年度は、32年ぶりに1年生から6年生が揃いました。なんと嬉しいことでしょうか。児童8名と職員8名でいよいよ出発です。6年生が言ってくれたように、日本一元気で、幸せな学校に、みんなで力を合わせて頑張っていきます。