手作業の米つき

手作業にこだわった米作り。手作業で籾すりも行いました。およそ1ヶ月をかけて、少しずつすり鉢で擦りあげ、忍耐と根性で2学期末には一升瓶半分ほどの量があった籾を擦りあげました。籾が取れるとお米の量は一升瓶1/4ほどになってしまいました。
さて、次の工程は?米つきです。一升瓶に入れた玄米を木の棒でついて、米ぬかを落とします。手頃な木の棒が無くて困っていたら、4年生の女の子が家で木を削り、米つき用の棒を作ってきてくれました。
 一升瓶の口にぴったり入る太さで、米をつくためにちょうどいい長さです。「ちゃんと測って考えたからね。」とのこと。さすがです。
朝活動の時間に、交代しながら米つきをしました。「どのくらいつけばいいんだろう?」「ちょっと色が白くなってきた感じがする。」「見て見て。糠がでてきてるよ。ちゃんとつけているんだね。」などの感想を話し合いながら「そろそろいいんしゃない。3分づきか5分づき位にはなってるよ。」「大丈夫。玄米だって食べれるんだから。」の声で朝行事終了と共に米つきは終了しました。
 
つきあがったお米は、5年生が調理実習をしながら炊きあげてくれました。一升瓶半分ほどの籾付き米は、籾すりをするとおよそ2合のお米になりました。
 玄米モードで炊きました。
 炊きあがりはとても、もっちりでした。
炊きあがった正真正銘の「和合小手作業にこだわった米(マイ)」は、5年生が美味しくいただけるようにワカメやゴマを少し混ぜて、ラップに包んで小さなおにぎりにして、全校の子どもと先生方に配ってくれ、みんなで味わいました。
 
「美味しい♡」「もっちり柔らかいけどどこかで歯ごたえがあるね。」「白米より美味しい。」「香ばしさもあるよ。」・・・。
「でも、昔の人は籾すりも米つきもたいへんだったねぇ。」
「だから、いろいろな道具が発明されたんだね。」などなど。

今年の和合小学校手作業にこだわった米作り学習も、今日で最終のまとめができました。みんなで、最後までやり遂げられて良かったです。