全校道徳「和合小ふゆめがっしょうだん」(自然愛護・生命の尊さ)

学校図書館に、福音館書店出版の「ふゆめがっしょうだん」というステキな科学絵本があります。
 ちょうど今の季節、植物の芽吹きに目を向けた科学絵本です。今日は全校道徳で教材として使い「和合小ふゆめがっしょうだんをさがそう」という授業を仕組みました。
子どもたちは学校周辺で「ふゆめがっしょうだん」を見つけました。
 かもしか  かお
 2匹のさる
 ふくろう
 サンタさん
和合小ふゆめがっしょうだんも、たくさん見つけることが出来ました。
教室で、まとめをする中で1.2.3年生は「木も冬の間はねむってるんだ。枯れてるように見えるけど、生きているんだね。」「寒さに負けずにがんばっているんだね。」という感想を持つことが出来ました。
5年生は「いつも見ている自然だけれど、いつもと違う見方をして探してみると、いろいろな発見がある。」「いつも自然の草花に興味を持って、季節の変化も感じながら生きていたい。」「木もぼくも苦しいときがある。そして楽しい時がある。だからいつも前向きに進んでいきたい。」という感想を持つことが出来ました。
 恵まれた自然に囲まれて生活している和合小の子どもたち。自然の素晴らしさや偉大さに触れながら、自分の生き方とも重ね大きくたくましく成長できるように、職員もより良い授業を心がけ精進します。

 

炭焼きにチャレンジ6・いよいよ炭出し

土日を含め、窯の火を止めてから5日間が過ぎました。「上手に焼けてるかなあ。」「中はどうなっているのかな?。」など、子どもたちの期待が膨らみました。朝、全児童と職員が集合。ご指導いただいた地域の炭焼き名人さんも駆けつけてくださった中、5年生がシャベルでドラム缶窯を埋めた土を取り除いていきました。ドラム缶の形が現れ、蓋が外せるようになり、全員で「3・2・1、オープン」のかけ声をかけました。
 
ドキドキしながらのぞき込んだ中は・・・、いっぱいに詰め込んであったナラの木の姿はありません。これはやはり燃え尽きてしまったのか、とよくよく見てみると、下1/2位に白い灰が付いた黒い木が! 炭が!!
「やったー。」「できたー。」「炭があるよ。」「よかったー。」
全員が関わり、リレー方式で取り出しました。
 
初めての炭焼きにしては大成功。
炭の量と焼け具合を見ながら、地域の炭焼き名人お二人が「もっと収量を上げるには、ここをこうして・・・。」と改善点を思案中。子どもたちも「もっとやってみたい。」「焼いた炭で○○したい。」と、ますます気持ちが高まってきた様子でした。和合小炭焼き活動は、来年度へも続いていきそうです。

今回焼いた炭を使って、自分たちで収穫した「こだわりの和合小米」で五平餅を作り『進級を祝う会』をしたい、と子どもたちの「やりたい・挑戦したい」気持ちは大きく広がっています。炭焼きが出来るようになったことで、また、いろいろな活動への原動力が生まれました。

 

先生大好き

今日は大下条小学校との今年最後の一日交流で、子どもたちと担任は留守をしており、学校内はシーンと静まりかえっています。
しかし、昨日の今頃は廊下から何やら楽しげな?大きな声が聞こえていました。思わず職員室から顔を出すと、1.2年生が野外観察から帰ってきて上履きを履いた後、担任の先生にまとわりついている姿。担任も「重いよ-、歩けないよー。」と言いながらちょっと嬉しそう。なんともほほえましい風景でした。その後の休み時間は、1年生が職員室へ来て仕事をしている担任の隣にべったりくっついている姿。これまた「担任に信頼を寄せているなあ。」と感じられました。
 
給食の後は、歯磨きをしながらごく自然に教頭先生と腕を組んでいる子ども。養護教諭と向き合って一緒に歯磨きしている子どもたち。
 
和合小学校では日常のあちこちで、このようなホンワカした姿が見られます♡。

それにしても子どもが留守の学校、子どもの声がしない学校はさみしいものです…。

炭焼きにチャレンジ・番外編

今回炭焼きに使った木は講師が準備してくださった木を使っていますが「何の木?」「どんな木?」という5年生二人の疑問を解決するために、今日は講師の用務員さんの山へ連れて行っていただき、木の種類を教えていただいたり、間伐を考えながら炭焼きにちょうどいい太さのどの木を切ったら良いかを教えていただいたりしました。そして実際に子どもたちがのこぎりを使って木を切りました。山なのでもちろん足場が悪く(坂)、足の太さの木を一本切るのに1時間くらいかかり「山の仕事は大変なんだ。」ということを実感しました。今はチェンソーを使い、木の伐採も少しは楽になってきていますが「炭焼きの里、和合の昔の人たちは大変なお仕事をしていたんだなあ。」ということも分かりました。仕上げに、自分たちが切った2本の木や以前に間伐されていた木を軽トラックに積み、ロープのかけ方や緩まない縛り方の手ほどきも受けました。
   
「大変だけど、山の仕事も楽しそう♡」ととても前向きな感想を持った5年生でした。

炭焼きにチャレンジ5

昨夜、暗いところで空気遮断作業をしたので、5年生二人は朝から手直し作業をしました。炭焼きにとって空気の管理はとても大事なようです。
 
二人で完璧に仕上げ、これで大丈夫。(なハズ)
 
煙突から木酢液が出ていることも確認できました。
5年生二人は、窯を埋めてある土に手をあてて「やっぱりまだあったかい。」「土がこんなに暖かいんだから、中の窯はすごい熱いよね。」と話していました。
どうぞ、いい炭が出来ていますように…。

炭焼きにチャレンジ4

昨日子どもたちが帰るPM4:00には、炭焼き窯の煙はまだモクモクと出ていました。職員が様子を見て「焚き口をふさぐ時は連絡するからね。」と約束して下校しました。しかし、煙はなかなか納まらず・・・、教頭先生が「もしかしたら、今夜は学校へ泊まりか??。」と覚悟を決めた頃、ついにその時が来ました。夜8:00。あんなにモクモク出ていた煙が、あっという間にスーっと消えました。急いで5年生の子どもたちに連絡すると、二人とも学校へ駆けつけてきました。講師の用務員さんも心配して見に来てくださった時間とちょうど重なりました。
暗い中、焚き口を赤土で完全にふさぎ、煙突にはアルミホイルで蓋をして、完全に空気を遮断しました。あとは蒸し焼きにしながら冷まします。炭出しは25日の予定です。どんな炭ができているか楽しみです。(勢いよく煙が出ていたのでもしかしたら中の炭も燃えちゃってる?とちょっと心配もありますが…)
 

炭焼きにチャレンジ3

昨日火入れをして、1昼夜燃やし続けた炭焼き窯。朝、まだ煙突から煙がモクモクと出ていました。そろそろ焚き口の火は燃やさなくでいいハズ??。でも、子どもも職員も経験が無いことに挑戦しているので、誰も自信が持てません。そこで地元の『炭焼き名人』にお声をかけたらすぐ様子を見に来てくださいました。そしたら煙の色や様子を見て、「もう焚き口を絞って(狭くして)空気をたくさん吸い込まないようにする段階に来ている。」と教えてくださいました。焚き口を絞るための赤土は、ちゃんと用務員さんが先を見越して準備してくださってあり、子どもたちは練り上げた赤土とブロックで焚き口絞りの作業をしました。
  
今の段階で、空気の道を全部遮断してしまったわけでは無く、下の部分1カ所小さく残してあります。赤土の泥を積んだり塗ったりして、上手に空気の調節ができました。あとは煙の様子を見て、煙が全く出なくなったタイミングで残っている空気穴をふさぎます。さて、そのタイミングはいつになるのでしょうか・・。
 

炭焼きにチャレンジ2

今日はいよいよ炭焼き窯に火入れです。5年生だけの学習にとどめず、全校児童に興味を持ってほしいと考え、火入れの様子を全員で見守りました。子どもたちがお家で話したことから、保護者の方も興味を持った方々がたくさん見学に来てくださいました。

焚き口へ火が付きやすいようにボヤ(細い木の枝)や杉の枯れ葉をたっぷり詰め、5年生が点火。みんながドキドキ見守る中、奥の煙突からモクモクと煙があり始めました。これで第1段階が成功したことが確認できました。
  
後は煙の様子と温度を見ながら、およそ一昼夜薪を燃やし続け温度を保ち、蒸し焼きにしていきます。昼間は5年生が自分たちで薪を作りつつ温度管理をしていきます。
薪を作るために完全武装でチェンソーも使ってみたり、斧で薪を割ったりしました。
 
  
夜の温度管理は、学校職員や5年生の保護者が行います。子どもたちの活動を応援し支えてくださる皆様に感謝です。

学校公開⑤(学習発表会・学校運営員会)

今年度最後の学校公開参観日でした。保護者の皆様や地域の皆様が大勢来てくださいました。参観の時間は学習発表会で、子どもたちは今年1年で身についた力を自信たっぷりに発表していました。

1年生は国語学習で作った3ヒントクイズを出しました。2年生の女の子は九九を暗唱しました。2年生の男の子は絵本の読み聞かせをしました。
  
3年生は今年習った新しい漢字をカードでどんどん読む姿を見せてくれました。4年生は得意な縄跳び(2重跳びやあや跳び)を発表しました。2重跳びは連続30回で、もっとできるけど時間切れ…という様子でした。5年生は、全労済作文コンクールで金賞・銀賞に輝いた作品作りの様子を、互いにインタビューする形式で発表してくれました。
   
続いて全校での発表はダンス(YMCA)、児童会活動発表、そして、冬の体力作りとして取り組んできた長縄8の字跳びでした。特に長縄8の字は繰り返し練習し、5分間で何回跳べるか、という記録作りに挑戦してきました。1年生も間を空けずに入れるようになり、児童7名の気持ちが一つにまとまり、練習するたびに記録が伸びてきました。今朝の練習ではまた記録が伸びて318回。ここでは319回以上跳べれば新記録という場面。結果は・・・なんと…362回。大きく記録を伸ばしました。子どもが持つ爆発的な力ってすごい。
見ていた保護者の方は「がんばれ、がんばれって心の中で祈りました。」「もう、子どもの姿に感動しかない。」と、後で話してくださいました。みんなで新記録の万歳をした時の子どもたちの満足げな顔。心が一つにまとまる活動っていいな、と感じました。
 

参観の時間に続いて、大人は「学校運営委員会」を行いました。この一年間の子どもたちの姿をお伝えしながら、「学校自己評価アンケート(児童・保護者・職員)」の結果もお示しし、ご意見を頂戴しました。一人ひとりの子どもを大切にし、保護者の皆様や地域の皆様と共に進み、子どもの成長をみんなで見守る学校の姿勢を大きく評価していただきました。ありがとうございました。

 
明日からは3学期終業式を目指し、しっかりこの一年間のまとめをしていきます。

炭焼きにチャレンジ1

和合は昔、炭焼きの里として栄えていた歴史があります。その歴史を聞きながら5年生の男の子は「自分も炭焼きをやってみたい」と願い、自分の「総合的な時間の学習」の課題として3年生の頃からちょこちょこ調べたり、講師となっていただく学校の用務員さんに「教えてください。お手伝いしてください。」とお願いしてきたりした経過がありましたが一進一退。なにせ各学年児童は1~2名の本校なので、子どもだけでは活動に限りが出てしまいます。でも「子どもの願い」に向かい大人も協力していきたい、と今回は大人がバックアップする部分と子どもが自ら活動する部分を分けて、「炭焼き」に向かって活動が動き始めました。
腕のいい大工の棟梁だった本校の用務員さんが、立派なドラム缶の窯を作ってくださいました。そして、和合小で手軽に子どもたちが炭焼きを体験できるように周りをしっかり囲い、雨でも困らないように屋根をさしかけ、素晴らしい炭焼き小屋が作られ完成。5年生の子どもたちは、そのつくりの説明を聞いたり、炭焼き窯や小屋作りのお手伝いをしながら関わりました。
 
炭の原木(ナラの木)や焚き口をふさぐための赤土も準備できました。
 
5年生はしっかり説明を聞き、ドラム缶の窯に原木を詰めました。
 
ドラム缶窯にふたをして、周りに土を入れ準備完了。

来週月曜日(2/18)に火入れです。どうなるのか、期待で胸が膨らみます。